うぐいすの音

17歳の女子が運営しているブログ。本のレビューなどしていきます。

大人を黙らせるインターネットの歩き方 を読んで

 今回は、「大人を黙らせるインターネットの歩き方」という本について書いてみようと思います。

 この本は、小木曽 健 さんの本です。小木曽健さんは、グリー株式会社・安心安全チームマネジャーで、講演を行って「ネットで絶対に失敗しない方法」を伝えています。講演は、年間三百回を超えるぐらい行っていて、40万人以上が講演を聴いたそうです。

 親からスマホの使い方を注意されたときにどう受け答えするか、また、スマホの使い方について書いています。

 でも、子供の味方という事ではありません。全てスマホのせいではないかもしれないので、本質を探し、正しい注意の仕方を書いているのです。

例えば、もしも親に「歩きスマホはやめなさい!」と言われたときは、

  • 「歩きスマホ」や「ながらスマホ」などの習慣は、スマホが出てきてからではない
  • 昔は、「歩き新聞」がおこなわれていたし、二宮金次郎でさえ「歩き読書」をしている(今でも私は、歩き読書をしますけどね..)

 などの事から、筆者は

 「「歩きスマホ」などという単語を作るから、問題の本質が見えなくなっているだけで、それただ単に“ちゃんと前を見て歩けよ”でいいんじゃないですか」と言っています。

 「何時間もスマホばっかり、他にやる事あるでしょ!」と言われたら、

  • 昔は漫画やファミコン、カセットの音楽などを使っていた
  • それが全部スマホでできている

  ↓

今までスマホでできなかった事が今は全てスマホでできるようになっている

 のだから、「スマホで「遊んでいる」時間は何時間?」と聞いた方がよいと言っています。

 また、炎上した後になぜ身元が、下手したら1時間以内に特定されるのか、の理由や、 炎上した後の対処法などがかいてあり、面白かったです。

 

 個人的には、私はこの本の内容はともかく、苦手だなと思いました。

なぜなら、口調がフラットというか、馴れ馴れしいというか上から目線だったからです。この口調は、ある人には読みやすいのかもしれませんが、私は少しムカッときました。

 ただ、内容はすごく面白かったので、おすすめです。この本は、私が全く読まなかった『新書』なのですが、これは綺麗にまとまっていて、今どこなのかがしっかり書いてあり、読みやすかったです。

 

表面は子供向けだし、言葉も子供が読みやすいようにされているのですが、大人も読みやすい物だと思います。私の父(中学校教師)は、子供(生徒)と大人(先生)の関係的に、子供は言いにくいだろうからぜひ教師や親が読んでおくべきと語りました。   

 とあるように、これは子供はもちろん、親や教師などにもお薦めできる本だと思います。 ぜひ読んでみてください。きっと楽しめると思います。

 最後までお読みくださりありがとうございました。