うぐいすの音

17歳の女子が運営しているブログ。本のレビューなどしていきます。

親にねだって

この頃更新していなくてすみませんでした。今回は、とても私的な更新をします。

 

 笑点の司会者として有名だった桂歌丸さんが永眠してしまいました。本当に残念です。

 

 私は、昔から落語が大好きでした。小学二年生の時、江戸東京博物館で落語を聞いたのがきっかけで、落語が好きになったのです。

 そのときに聞いたのは、初天神という噺でした。初天神は、アホ?な親と、ちゃっかりした子供の軽快なやり取りが面白い噺で、よく前座さんがやります。

 初めて聞いた落語が本当に面白く感じて、同じく落語が好きだった祖父と寄席に行くようになりました。そのうち、好きな落語家が定着していきました。

 

 私が好きな落語家は、柳家喬太郎さんです。この人は、新作落語古典落語も扱う、人気の落語家さんです。私がこの落語家さんが好きになったきっかけは、YouTubeでみた「歌う井戸の茶碗」です。「井戸の茶碗」は、ものすごく高いお茶碗のお金の行方について巡る内容の落語ですが、「歌う井戸の茶碗」は、その節々に歌を取り込んだお噺です。ウルトラセブンの歌を取り込んでいたりするので、ウルトラマンラブだった私の弟も楽しめ、寝付かせの本読みの代わりに、「ウルトラ小判(YouTubeで見てみてください。きっとわかります。)」の歌を歌ったりしていました。

 

 というように、周りに同じ趣味の子供はいなかったものの、落語をずっと聞いていました。そうすると、周りで「桂」、「林家」、「三遊亭」などの言葉を聞くと敏感になります。その地獄耳を役立ててつかんだ情報は、「笑点」についてでした。

 私の家には、親の方針でテレビがおかれてないので、笑点を知りませんでした。しかし、YouTubeや祖父の家のテレビを駆使して、笑点を見ていくうちに好きになりました。もちろん笑点大喜利は、落語とは全く違いますが、私にとって、落語家さん達がテレビの中に集まっているのがすごい事だったので、すぐに食いつきました。

 もちろんパソコンよりも大画面の方が良いので、祖父達に毎週笑点の録画をお願いしていました。

イギリスから帰ってきた後も時折笑点を見て、司会者交代などの回は、「絶対録画して!!」と頼む始末でした。

 歌丸さんは、軽快なテンポの突っ込みがうまく、どうしたらこんな短時間で気の利いた突っ込みができるのだろう?と不思議でした。

 歌丸さんの落語は、残念な事に聞いた事はないのですが、YouTubeなどで聞いていました。古典を喋る時のちょっとした仕草が綺麗で、最初に見た時は想像しやすい落語だと思ったのを覚えています。

 

実は、私は、歌丸さんにあった事があります。芸協らくごまつりという、落語芸術協会の行う、お祭りで、歌丸さんに会ったのです。長蛇の列に並び、やっと歌丸さんと会い、サインをもらい写真を撮りました。

 

 とても優しそうなおじさんという印象がありました。落語界ですごく有名な人に会えてうれしかったです。その人は、もう逝去してしまいましたが、それをきっかけにして、また寄席に通いたいなと思います。

 私のお小遣いでは、寄席までいくお金がないので、親にねだらないといけません。さいわい、落語に興味のある親なので、なんとか落とせるかもしれません。がんばってみます。

 あんまりシンミリしたくないのですが、歌丸さん、ありがとうございました。歌丸さんのおかげで笑顔になった人は私も含めていっぱいいると思います。あの世でも、五代目円楽さん達と人々をわかせてください。お願いします。

 

 それでは、親をあの手この手で攻めてきます。寄席に行けるといいな...。

 

最後までお読みくださりありがとうございました。

   久々に1500字以上書きました。(笑) これからも不定期な投稿よろしくお願いします。