うぐいすの音

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生徒会本部 立候補してみました

 こんにちは。今回は生徒会本部に立候補した件を書こうと思います。

私が前までいた学校では、生徒会本部の任期は10月〜9月で、1年生と2年生(任期終わりのときは2年と3年)が役員となっていました。前の学校では私も生徒会本部の役員で、総務として働いていました。

 前の学校では、意見箱がなかったので、立候補当時から意見箱を作りたいと思い公約にもしていました。しかし、私が入って代替わりした後の生徒会本部はいろいろなことが積み重なっていて、1年生もずっとてんてこ舞いの状態でした。3ヶ月後くらいにはなんとか代替わり前の通常状態に戻すことができましたが、その後も色々あり結局引っ越しの直前に意見箱の企画書を校長先生に直に渡して通すことができたという結果でした。

 それでも、中心として意見箱設置を進めていた私が引っ越ししたので、意見箱は設置はされましたが悪い条件になってしまいました。何人かの先生は、意見箱を作ることに消極的だったので、職員室前に1個のみというどう考えても結果が望めない位置になってしまいました。

 

 その経験は、私の中で悔しいもので、自分の手で何かを完遂させたいという思いができてきました。なので、私は引っ越し当初から生徒会本部に入りたいと思っていました。結果的に今ちょうど立候補している最中なのですが、システムが面白いなと思ったので書いてみようと思います。

 私が今いる学校では、2人以上が立候補することを条件として生徒会本部3人を決めています。2人以上とありますが、実際に立候補するのは毎年二学年の各クラスから1人です。クラス内で本部にふさわしい人を役ごとに決め、クラスから選ばれた人たちが候補者となります。その候補者は2学年内の選挙で2人に絞られ、その2人が本選挙に立候補します。

 まず、クラス内で決めるときは、立候補という形ではなく、完璧に推薦という形で決めます。推薦が行われる前々から「やりたいと思っている」という以外には、役員になる意思を伝える場はありません。なので、立候補したいと思っている人は個人的に言わなければ候補者となる確率は低いです。私は前々から言っていた側なので無事候補者になれましたが、このシステムはどうなんでしょう…

 例えば、1組で会長になりたい人が2人いて、2組にはいなかったとき、1組では1人しか選ばれず、2組からはたいして熱意のない人が選ばれます。また、会長になりたい人ではなくなりたくなかった人が選ばれることもあり得ます。でも、クラスの推薦で選ばれた人は、拒否権はあると思いますが、大抵そのまま候補者になります。このシステムは、生徒のことを信頼していないのでは…と、私は思いました。生徒を信頼していたらクラスごとという仕組みもなく、純粋に立候補者を募るのではないでしょうか。クラスの推薦という形にしているのは生徒への信頼が低いからでは?と思ってしまいます。ただ、考えてみるとそもそも本当に生徒を信頼していたら校則もないはずなので、しょうがないのかな、とも思いました。

 

 私は自分の希望をアピールしていたこともあり、無事候補者になれましたが、ここからが大変でした。まず、生徒会広報にのせる公約などを書く文章では、もともと考えていた公約のどちらともかなり実現が厳しいということがわかり、残り数日の時点で一から公約を練り直さなければいけなくなりました。その結果、「目標達成シート」など、いわゆる「いい子」の公約になってしまい、人を惹きつけられるものではなくなってしまいました。今考えると、たとえ実現が厳しくても最初の公約をそのままにしていれば実行できる確率もあったのではないか…と思っています。後悔はしていませんが、やり直せるなら自分の本当にしたいことを考え、また違った答えを出していたかもしれません。

 そのあとは、教室訪問が待っていました。2学年のクラスをそれぞれ朝霞帰りの学活の時間に巡り、自分の立候補理由や公約を語ります。この教室訪問では、質疑応答の時間もありますが、やはり回を重ねるごとに良くなっていってるのがわかりました。一番内容の悪い演説をしたのは、最初の回の自分のクラスででした。またやり直せるなら…と何回も思いましたが、逆にどこかでミスをするなら自分のクラスの方が…とも思えるので良かったのかもしれません。

 

 教室訪問も終わり、ちょうど今日、最終立会演説会がありました。2学年全員が集まり、最後の演説を行います。演説時間は、今までの2分の1程度に減らされ(!)少しきつかったですが、なんとか喋ることができました。ただ、まだやはり緊張していて噛んでしまったり、詰まったり、最善ではない文を喋ったりしてしまいました。

 結果がわかるのは明日です。私は部活にも入っておらず横のつながりがないので、受かる確率は低いと思っています。ただ、今回の立候補によって学校の仕組みなどはもちろん、皆は何に惹かれるのか、どこに注目するのか、どうすれば印象付けられるか、など多くのことを考えることができました。先生や他の候補者、推薦責任者の人たちにも助けてもらい、転校生でありながらいい経験ができたことには本当に感謝しています。本選挙に行く2人に選ばれようと選ばれまいと、いい経験ができて良かったなと思います。(もちろんできれば選ばれたいですが…)

 今回の経験をこれからに生かして行きたいです。結果も後日お知らせしようと思っています。最後までお読みくださりありがとうございました。