うぐいすの音

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ズッコケ三人組はなぜ面白い?

こんにちは。お久しぶりです。今回は、あの有名な「ズッコケ三人組」を紐解いてみようと思います。

 『ズッコケ三人組』は、皆さんもご存知のように、愉快な小学三人組がいろいろな冒険?をくり返すシリーズ本です。1978年に始まって以来、愛され続けて、2004年に50作目の『ズッコケ三人組の卒業式』でシリーズは終わりになりましたが、翌年の2005年から40歳になった『ズッコケ中年三人組』シリーズが終わり、2015年に50歳となった『ズッコケ熟年三人組』で完結。それ以来、三人組は表れていません。

 私は、このうち、『ズッコケ三人組シリーズ』は制覇、『中年三人組』も何冊か読みました。家に『ズッコケ三人組』が多かったわけではなく、5冊あったかどうかというほどだったのですが、私も弟もこの本のとりこになり、月に何回かの図書館では、毎回『ズッコケ』シリーズの前でどの本を借りるか長考&読書を数時間は毎回していました。

ここで、なんでこんなに『ズッコケ』が好きなのかな~と思いました。

この頃は、ズッコケシリーズをそこまで読まず、ラノベをいっぱい読んでいました。だけど、この前ふとしたきっかけで『ズッコケ』をもう一回読んでみたら、昔と同じようにはまってしまって、結局その日は1日ズッコケを読むことになってしまいました。

 ズッコケが面白い理由は、何でしょうか。

まず、題名から行ってみましょう。私は、何か本を選ぶとき、70%は題名で決めます。ズッコケの題名で印象的な点は、やはり全てが「ズッコケ三人組の」から始まることでしょうか。それにより、ズッコケ三人組の存在が強調されているように感じます。

 では、その三人組にはどのような特徴があるでしょうか。ハチベエハカセ、モーちゃん。この三人組が「ズッコケ」のどのようなスパイスとなっているのでしょうか。この三人はキャラが濃いですが、ちょうどそれがうまく折り合ってバランスのよい話しとなっているのでしょう。ハチベエは、どんな危険も大抵は顧みず、突っ込んでいくタイプ。それをハカセが理屈でとどめ、時々起こる軋轢を緩和するのがモーちゃんです。クイズに関する話をしているところから分かりますが、ハカセはいろいろな雑学を知っています。しかし、芸能関係は弱く、スポーツもあまり分からない。そこ埋めるのがハチベエやモーちゃんと、色々バランスが取れています。体の大きさも大中小、この三人のバランスの良さで、ズッコケはおもしろくなっているのでしょう。

 また、「ズッコケ」の話も、いろいろな内容があります。いろいろな事件に巻き込まれ、推理の必要が出てくるような話。学校生活や、放課後に起こる親近感のある話。心霊モノの体験談や、冒険ものがあるかと思えば、タイムスリップものもある。このようなジャンルが多いことから、話に飽きないので、ずっと読んでられるのだと思います。

 

まとめてみて、ズッコケシリーズはうまく作られているなと思いました。面白いのにはそれなりの理由があるのですね。皆さんも是非読んでみてください。

最後までお読みくださりありがとうございました。