うぐいすの音

17歳の女子が運営しているブログ。本のレビューなどしていきます。

映画「Bohemian Rhapsody」を見て

 こんにちは。私の住む地域では、霜が降りるようになりましたが、東京の霜との違いにびっくりしています。東京では踏めばすぐに折れて、毎朝ザクザクとした感触を楽しんでいたのですが、長野では霜が硬くて歩いていても折れません。私が学校に行くのは7時半ごろなのですが、その時間に霜を踏んでもまだ硬くて折れないです…

 さて、今回は久しぶりに映画レビューをしたいと思います。9月ごろに友達に貸してもらい、話題となっていた「Bohemian Rhapsody」を見てみました。日本語でもみれるDVDでしたが、親にも言われて頑張って英語でみました… 英語の字幕をつければそこまで難しい言葉はなかったので、楽しんで見ることができました。

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 私はもともとQueenについてはそこまで聞いたことはなく、マイケル・ジャクソンビートルズは親の影響で少し聴くようになったものの、Queenについては全くと言っていいほど知りませんでした。小学校の運動会でWe will rock youが流れたことくらいしか接点はなかったと思います。

 それが、仲良くなった友達になんとなく借りたら面白すぎて、テスト数週間前なのに一気に1時間40分の映画を2回繰り返してみてしまいました…結局友達に返すまでに休日を使って5回くらいみましたね(笑)

 ネットで探ってみると、賛否両論があることがわかりましたが、私はそこまで映画好きなわけでもないので(なのでレビューが下手なところはご勘弁ください)、純粋に楽しむことができました。フレディの複雑な出自や、セクシャリティについても言及しながら、Queenというバンドについて描いています。

 Queenの歌として出ているのはWe will rock youWe are the championsなどの、有名どころばかりなので、私でも聞いたことがある曲などが何曲か出てきて、違和感なくストーリーの一部として歌を楽しむことができました。

 

(ここからネタバレ入ります。先に映画を見てからの方がいいかもしれません。)

 

 まずは、Queenというバンドの生い立ちについてが描かれています。Queenについて全く知らなかった私は、一番目立っているフレディが中心となってできたバンドなのかな〜と思っていたのですが、実際はもともとあったバンドに新ボーカルとしてフレディが自分を売り込んでいました。新バンドQueenは自分達のお金でレコーディングを開始。その様子を見たレコード会社の人が、Queenをスカウトしデビュー・ツアーを進めていきます。最初に起こった衝突は、名曲であり、この映画のタイトルともなっている「Bohemian Rhapsody」についてでした。3分の曲が普通だった当時、6分長の曲をラジオで流すことはとても難しく、会社の重役と対立。果てには窓ガラスを割る暴挙にまで出てしまいます(!)でも、その曲を実際に流したら大ヒット。このシーンは、Queenのすごさを実感するとともに少し笑ってしまいます。

 その後、各国でのツアーを経て一気にスターとなるQueenが描かれますが、これまでの間に映画ではこれからのフレディにとって重要となるメアリーとの出会いが差し込まれていました。プロポーズするまでフレディにとって大切だったメアリーですが、ツアー中は会えず、その間にフレディは自分のセクシャリティについて気づいていきます。

 メアリーと距離を置くことになり、フレディはどんどんパーティーを開き、酒に溺れます。孤独を分け合うことのできない家族持ちのメンバーとの確執や、フレディのスキャンダラスな記事を求めるマスコミとの対立、最後にはフレディのソロ活動契約をきっかけとしてバンドは仲間割れしてしまいます。ここまでのシーンは、フレディの気持ちも想像はできるけど、他のメンバーがかわいそう…と思いながら見ていました。メアリーの決然とした態度に見入ったり、取材でフレディのセクシャリティについてしか聞かれず困る他メンバーに同情したり、孤独をましてどんどん悪い方向に向かうフレディを哀れに思ったり… 場面展開は少し早いですが、ついていけないレベルではなく一つ一つの出来事がしっかり描かれているので考えながら見ることができます。

 そこからは、乱れた生活により体調を崩し始めるフレディとメアリーの再会により怒涛の展開になります。フレディの言葉に傷つきながらもフレディにとって一番大切なものを丁寧に諭したメアリーの強い言葉は、感動ものです。そこから色々ありながらも、メンバーが一体となって最後のライブエイドに移ります。20分ほどのライブエイドでは、当時の映像そっくりのライブ、生中継、どんどん寄付されていく募金が描かれ、Queenの復活ライブに感動しながら、人々へのQueenの影響に戦慄しました。最後は、実際のQueenの写真を使いながらフレディの死やメアリーなどとの交友が最後まで続いたこと、募金財団が設立したことが記されます。

 

 Queenというバンドがどのように生まれ、どのような道を辿ってきたのか。フレディの人生を包み隠さず描きながら、Queenの曲とともに知ることができます。フレディにとってのメンバーの存在は映画でも何回か強調されていた「家族」なんだなと思うことができました。

 映画レビューが下手で、あらすじを書くだけで終わってしまう下手な読書感想文のようになってしまいました… ただ、この映画が人を惹きつけるものであることは確かだと思います。役者の方達も本人たちに似ていたりして、リアリティがありました。どう感動したのかなどはそこまでうまく言えないのが残念ですが、一つ言えるのは私は今Queenが大好きだということです。映画を紹介してくれた友達も、Queenのファンですが、私も今は毎日Queenを聞いています。映画の中で聞いて、「これめちゃくちゃ好きなやつだ!」と思った「Another One Bites The Dust」を始め、いろいろな曲を聴いています。ちゃんとメンバー全員も判別できるようになりました!(笑)

 嬉しいのは、まだQueenが活動を続けていることです。残念ながらジョン・ディーコンは参加していませんが、残りの2人はライブなどを行なっています。九月末にはGlobal Citizen Festival 2019 にQueenが参加し、YouTube配信もされたので友達とLINEで盛り上がりながら5時間ほど無駄にしてしまいました(Queenが出たのが一番最後で、いつから出るかがアナウンスされなかったため…)。テスト一週間前の最後の休日でしたがテストより重視するほどにはQueenが好きになったということでしょう。今も、学校で友達とドラムを叩く真似をしたりしています。その友達は、ドラマーのロジャーが好きらしく、気づけばロジャーのようにドラムを叩く真似をしてる…などということもありました。

 

 また好きなアーティストができてしまいました。好きなアーティストができすぎている気もしますが、これも「Bohemian Rhapsody」を見ることができたからです。とてもいい映画でした。うまく伝えられないのが残念です…

 最後までお読みくださりありがとうございました。まだ見ていない方は見てくださると嬉しいです。きっと楽しめると思います!