うぐいすの音

17歳の女子が運営しているブログ。本のレビューなどしていきます。

落語って…聴きますか?

こんにちは。年の瀬も近づいてきて、年賀状シーズンがやってきました。東京の友達にはどこまで書くべきか、悩むところです…

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 さて、今回は私の趣味について少し書いてみます。皆さんは、落語って聴きますか?落語というと、お年寄りがボソボソ喋って、お年寄りが笑う… そんな陰気なイメージがあるかもしれません。今回は、その落語について書きたいと思います。

 落語は江戸時代から続く日本の伝統芸能で、1人の噺家が扇子・手ぬぐいを使って色々な登場人物を演じ分けます。新作・古典と色々なジャンルの噺があり、落語家の中でも得意が分かれます。また、同じ話でも捉え方の違いや演じ方の違いによって印象がガラッと変わることもあり、人それぞれにお気に入りの噺家さんがいます。

 噺家さんというと、世間で有名なのはやっぱり笑点に出ている噺家さんたちでしょうか。故・桂歌丸さんや、春風亭昇太さん、林家木久扇さんなどが有名だと思います。笑点は落語ではなく、大喜利の番組ですが、笑点から落語に興味を持ったという方もいると思います。結構前に歌丸さんについて書いた記事があったのでのせておきます。

 

chirpspring.hatenablog.com

  

  なぜ今回突然落語について書き始めたかというと、家に落語ブームが再到来しているからです。私の親はもともと落語に興味がありませんでした。でも、私が小二の時に落語を偶然聞いたのがきっかけで、時々母と落語を聞きに行ったりしてました。そのうち予習大好きな母の方が詳しくなり、それにつられて父も少し聞くように。

 と行ってもここ数年は時々思い出したように聞く程度で全然ハマってはいなかったのですが、この前父が気づいたのです。何もできない車での出勤中に落語が聴けたらちょうどいい暇つぶしなんじゃないか、と。それに気づいた父は、BlueToothスピーカーを買い、落語をiPadにダウンロードし、準備を整えました。スピーカーを買った後に、家にあるアマゾンエコーでもiPhoneiPadと接続できると気づき、車の中のみではなく家の中でもよく流すようになりました。

 これが始まったのが一、二週間前でしょうか… そこからはほぼ毎日落語で起きる生活をしています。父が起きたらすぐ落語をかけるので、「お前何してんだい‼︎」というような噺の中の怒鳴り声で起きることもしばしば。起きても落語、朝ごはんを食べても落語、車でも落語、寝る前も落語… 私もやけっぱちになったのでしょうか。対抗するように自分から落語を流すようになりました。そのせいでこの頃私のYouTubeのオススメプレイリストには必ず何軒かの落語が入っています。

 きっかけは少し残念でも、聴き始めると落語っていいものですね。ちょうど学校の英語の授業でも「Rakugo in Engish」というトピックに入っていて、世界に広まる落語の良さを再確認できました。「生で落語を聞いたことがある人」という質問で手を挙げたのはクラスでも私だけでしたが、ぜひみんなにも聞いてもらいたいです。先生の落語についての説明が少し不十分で、「高齢者の方向けの脳トレとしても有名になっている」のみでは絶対に生徒は興味を持ちません… 落語といっても江戸時代からある古典落語から今の噺家さんが作る新作落語まで色々な噺があり、喜怒哀楽すべてが楽しめる1人の演劇です。ぜひ友達にも聞いてもらいたいと思っています。

 残念なことに、落語に対するイメージは「年寄りの年寄りによる年寄りのための…」といったものが多いことは確かです。でも、お年寄りの方のみが落語を聞いているわけではありません。高校・大学には落研(オチケン)といってあものが存在するところが多いし、寄席に行っても10代の方や30代の方など色々な人がいます。お年寄りお方たちでも笑っている若い噺家さんたちが作った新作落語は、聴きやすいんじゃないかなと思います。

 私が好きな噺家柳家喬太郎さんは、「歌う井戸の茶碗」として落語に歌を取り入れました。今、「平成の再ブーム」が起きて認知度が上がった落語を聞いてみてはどうでしょうか。

 落語には色々な種類の話があります。笑えるオチを最後につけた「滑稽噺」やほろっと泣ける「人情噺」、幽霊が出てくるような「怪談噺」が主にあります。滑稽話のオチにもダジャレなどの「地口オチ」、意表をついた「見立てオチ」、間抜けなことを言って終わる「間抜けオチ」など色々な種類のものがあり、奥が深いです。

 予備知識がないと聴けないというものでは全くなく、何も知らない状態から聞いてももちろん楽しめます。ですが、落語に興味を持った場合はこのような話の種類やオチの種類なども考えながら聞くとより楽しめると思います。

 

 私が特にオススメする話は

らへんでしょうか。落語には本当に多くの噺があるので、ぜひ皆さんも聞いてみてください。気にいる噺が絶対に見つかるはずです。

 

 最後までお読みくださりありがとうございました。このブログを書いている時も落語が流れています… ブームが家からは慣れるまではしばらく落語漬けになりそうです。