うぐいすの音

15歳の女子が運営しているブログ。本のレビューなどしていきます。

「ルーシー変奏曲」を読んでみました!

 こんにちは!この前やっとテストが終わって肩の荷がおりました!でもテストって受けた後が怖いんですよね…

 忙しい中でも学校図書室の本を読もう!と思っていたらなんとテストの次の週から図書整理で一週間の完全閉館。その影響でテストの週も返却のみでした。しょうがないので少し長めの本を二冊借りて、テスト勉強中に読んでいました。今回はその中の一冊の感想を書こうと思います。

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 私が今回読んだ本はサラ・ザールさんの『ルーシー変奏曲』という本です。2014年に発行された本ですが、この頃図書館や本屋さんで見るなと思ったので気になったので借りてみました。でも、借りた一番の要因は表紙が私が好きな本「月にハミング」に似ていたからです!私はよく表紙や題名のみで本を決めることがあるので、今回もそれで決めました!

 

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 この本は、思ったより面白くて本当に読んで良かったです!

主人公は16歳の女の子で、ピアノがとてもうまくいろんなコンサートやリサイタルにも出ていたような天才少女と言われるような人です。しかし、それは家族(母と祖父)が音楽家だったことが大きく、特に祖父の高圧的な態度が大きかったです。

 あるコンサートで、ルーシーは突然舞台からさります。それは祖父たちの音楽のみを大切にして家族の情というものを考えないある出来事がきっかけでした。その出来事から、ルーシーは完全にピアノを弾かなくなります。ルーシーが表舞台から降りてから、ルーシーではなくルーシーの弟が家族に大事にされるように。ルーシーは姉としてしか振る舞わなくなっていきました。

 この話は、そのルーシーが弟のピアノ教師がきっかけでまたピアノと自分との絆に気づいていく話です。自分がやりたいこと、やりたくないこと、周りにしてもらいたいこと、好きなこと、色々なものを考えていくティーンエイジャーの気持ちが出ています。私もこの頃進路や勉強関係で悩んだり考えたりすることがありますが、だからこそルーシーの気持ちがよくわかりました。

 ルーシーが天才と言われるような才能を持っていることもあり、この話は割と客観的に読めると思います。所々で、クラスメイトの車に同乗したり感謝祭の日にパブで騒いだり少し日本での習慣と違うところがあって、ルーシーが自分の気持ちを探っているところは割と入り込めるのに、一部はハッチャケていてよくわからない…と行ったようなところがあるのも客観的に読める原因かもしれません。

 近しい人への淡い恋心や、弟との行き違い、母・祖父との対立、友達への依存、裏切り… 色々なことに対してもがくルーシーの気持ちがなんかわかって、自分が考えていることとかももう一度考えられます。今のルーシーと同年代の時期に読んだからよくわかるっていうところもあると思うし、また10年後とかに読んだら違う感じ方があるのかなとも思います。

 最終的にはハッピーエンドになるのですが、母や祖父の気持ちにだんだんと近づこうとしているルーシーと、何を行っても結局はルーシーが大事な母、祖父がとてもクールに見えました。最終的に、この二人は最初の印象とガラッと変わりました。特に、母が選んだ高級なセーターのエピソードは心に残ります。

 

 今回読んだ本は、どんどん読み進めたくなるような本で、ティーンエイジャーってやっぱり大変だな、ってことを考えられました!色々なことを決めなきゃいけない今だからこそ本を読んで思う何かがあったと思います。ルーシーたちみたいに特別な才能を持っていなくても入り込めるし、選んで良かったです!!

 最後までお読みくださりありがとうございました。ぜひ『ルーシー変奏曲』読んでみてください。本当に読んで良かったです!