うぐいすの音

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「無言館」へ行きました。No.2

 こんにちは。今日は学校も行かず、普通に春休みを満喫しています(笑)

前回から無言館の記事を書き始め、今日も無言館の感想を書いていきます!

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前回は、主に無言館で見た画学生の方達のエピソードを書きました。3人のエピソードを取り上げましたが、思ったより長くなってしまったのでシリーズにしました。今日は、無言館の周りにあったものを中心に書いていこうと思います!!

 

 

 無言館上田市のはずれにある美術館で、写真の建物と、第二展示館があります。太平洋戦争でなくなった画学生の方達の作品や遺品が展示されているところです。

 無言館の周りを歩いてみると、「記憶のパレット」、「開かないポスト」、「絵筆の椅子」が置いてあります。

 「記憶のパレット」は、無言館の前庭にありました。大きな黒い石碑の上には、授業風景が篆刻され、その下に戦没画学生の名前がずらりと掘られています。この石碑は慰霊碑で、403人の名前が掘られているそうです。無言館の中に展示されていた名前もいくつか見つけることができました。

 慰霊碑は確かに「パレット」の形をしていましたが、実際に無言館に展示されていたパレットは楕円系でもなく、曲線はありませんでした。長方形の板のようなものに、絵の具が素っ気なく混じってついています。正直、綺麗とは言えない状態でした。美校(美術大学)に入るほどの人たちでもその程度のパレットしか持てなかった、ということなのかなと思いました。戦争の影響なのか、それとも当時はそれが主流だったのかはわかりませんが、考えさせられたことは事実です。

 

 そして、「開かないポスト」。これは、第二展示館のそばに置いてあります。

 

 

平和への願いや夢、誓い……

あなたの「今の言葉」をご投函ください。

このポストのまま永久保存されます。

 

との説明書きが書いてありました。 多分オレンジのポストの上から灰色でペンキを塗ったのでしょう。所々ペンキも剥がれていました。「無言館」に行った時には、消えない思い出としてポストに投函するのもいいかもしれません。絶対に、「無言館」に行ってこそ感じる、わかることがあると思います。

 

 「開かないポスト」の隣には「絵筆の椅子(ベンチ)」があります。美術館の建物と同じ色をした大きいベンチです。「ベンチ」というのは説明書きを読まないとわからず、最初は何かの壁だと思っていました。90本の筆やブラシの埋め込まれた「椅子」。現在活動している画家や、画学生の筆だそうです。

 

 そして、「椅子」には赤いペンキがかけられています。季節もあり、灰色や茶色しかない風景の中で、赤い色は一際目立っていました。なんのために、誰が塗ったのだろう。「椅子」の裏側には理由を書いた文が埋め込まれていました。

 

壁面を汚している赤いペンキは、二〇〇五年六月十八日、実際に「無言館」の慰霊碑にペンキがかけられた事件を「復元」しました。「無言館」が多様な意見、見方のなかにある美術館であることを忘れないためです。

 

 …当時の新聞では、「悪質ないたずら」として報道されていたそうです。14歳の私でも「ありえない」と思いました。それとも、無言館に行って展示物を見たことがそう思わせているのでしょうか。私が生まれる前の新聞には怒れませんが、この犯人も、目的もわからずじまいです。さすがに、「椅子」の裏側で「復元」と書かれた文を見たときは憤りを覚えました。

 言いたいことがあるならはっきり言えばいい。何が不満なのかわからないけど、石碑に書かれた画学生の名前をペンキで隠すことはその人が精一杯生きた人生を隠すことと一緒です。実際に展示物を見た後だからこそ、感情が高ぶったのかもしれません。でも、少し時間を置いた今でも、本当におかしいと思います。呆れたというか、愚かだなというか… 「いたずら」で収められる行為ではありません。「多様な意見・見方」の中にある。確かにそれはそうでしょう。戦争による事実を掘り返されたくない人もいるでしょう。でもそれは、この行為をやる言い訳にはつながりません。むしろこの行為のせいで、これをやった人の「意見・見方」は評価されなくなったと思います。

 これに対し、美術館の館員の方、遺族の方、無言館に関わりのある方はどう思ったのでしょう。

 こんな意見の表し方はするまいという、いい教訓となりました。過去に起こった出来事はもう消せないけど、せめて同じようなことが無言館のみに限らず色々なところで繰り返されないように願うばかりです。「椅子」にこの事件が復元されていることも、なんらかのメッセージがあるのではないでしょうか。

 「椅子」の裏側には、そのほかにもこんな言葉が埋め込んでありました

 

 そう遠くない昔、無言館にペンキをかけた人がいます。今、無言館に行ってそれに憤りを覚えている人がいます。

 無言館には是非また行きたいと思いました。絶対に、行ったほうがいいと思います。内容ももちろん、無言館創立までの流れやそのあとの出来事も含め、濃い学びができると思います。

 

 この後無言館に関する感想を書くというのは少し長くなるのかな〜、と思うので、今日はここら辺までにしてまた次の記事で続きを書こうと思います。

 最後までお読みくださりありがとうございました。少し感情的な文章になったのかなと思います… でも、それだけのことがあったと思って読んでいただけると嬉しいです。次の記事も、短くなるかも知れませんが、是非読んでください!

 

 

無言館のHP→https://mugonkan.jp/

 

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