うぐいすの音

中3の女子が運営しているブログ。本のレビューなどしていきます。

「レインツリーの国」再読しました!

 こんにちは。前の投稿より少し期間が空いてしまいました…

この頃は、二日に一回のペースで更新しようと思っていたのですが、学校も始まってきて、少し難しくなっているかもしれません。でも、出来るだけ一年前の全然あげない状況に戻らないようにしたいです!

 

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 さて、今回は、有川浩の「レインツリーの国」を再読した感想を書こうと思います。このブログでは何回も有川浩の名前を出していると思いますが、今回もブクレポです!

 私は、小学五年生の時に有川浩の「図書館戦争」を読みました。図書戦は、今も私の中で一番の作品で、私の中の「バイブル」と思うくらいの作品です。ちなみに、少し前に図書館戦争の時間軸がちょうどこの時期(2019年〜)なことを発見して、一人で学校のパソコン室ですごくテンション上げていました!

 今回感想を書く「レインツリーの国」は、その図書館戦争に出てくる本です。もともと、図書館戦争2巻でまあまあ重要な役割を持つ本として出てきます。その時この本は架空の本だったのですが、その後実際に有川浩さんが書いた本がこの本です。内容も、もちろん図書館戦争の内容と被せてきています。

 

 この本は、聴覚障害のある女性のひとみと、健聴の男性の伸との物語で、有川浩さんっぽいラブコメです。

 私は、しっかり聴覚障害について調べたことがないので、このブログ内で失礼なことを言っていたら申し訳ありません。(十分には気をつけていますが…)

 図書館戦争でのこの本の役割からしても、多分聴覚障害の女性が出てくる、ハッピーエンドのラブストーリーなんだろうな… ということはわかっていました。

 実際に内容も、ラブストーリーでしたが、正直あまり「聴覚障害」ということが目立っている気はしませんでした。色々なラブストーリーでよくある展開が、「出会う→仲良くなる→喧嘩する→仲直りしてハッピーエンド」という展開ですが、この展開が「レインツリー」にも適用されています。この喧嘩の内容が、聴覚障害関連となっているだけで、それ以外はそこまで変わっている気がしません。ただ、その喧嘩の内容がシリアスです。他の本の内容がシリアスでないということではなく、聴覚障害についてしっかり考える機会や、知識を得る機会がそこまでないので、新鮮だったし心に入ってきました。

 私がこの本を好きなポイントは、聴覚障害のある女性にも「悪いところ」を作っているところです。この本でひとみと伸が出会うきっかけはインターネットで、最初は全くひとみが聴覚障害ということを感じさせません。しかも、二人ともが好きな本の話題が続いて、読んでいるこっちも二人の話している本を読みたくなるし、二人の「青春菌」を眩しく感じます。

 そういう、聴覚障害を感じさせないパートを最初に作ることで、この二人が「普通のカップル」に見えてきます。言い方が悪いかもしれませんが、少数派である「障害者との恋愛」を描いた物語ではなく、「普通のラブストーリー」に見えるのです。

 途中の喧嘩期間も、伸は相手が障害者であることを知った上で、相手に非があると思ったらそこを指摘しています。障害があることを気にしていないわけではなく、色々と気遣い、ひとみがいらないと思うような気遣いもしてしまうのですが、喧嘩するときは相手のことを「障害者の女性」というレッテルではなく、「普通の女性」というレッテルで見た上で喧嘩をしています。

 そこが、普通のラブストーリーだと思わせます。普通の定義にもよりますが、少し「障害」と聞くと身構える気持ちはあります。そういうのが途中でなくなっていく本だなと思いました。

 喧嘩の内容も、「甘え」を指摘したり、「常識」を教え直したりと、社会人である伸が割と読んでいてかっこいいです。だから、ひとみが「かわいそうなキャラ」にそこまでなっていないところが私がこの本を好きな原因の一つでもあります。伸は、若くに父親を亡くしていて、それもあってとても前向きで我のはっきりとしたキャラになっています。だから、ブレないし好感が持てるキャラです。

 

 この二人が色々とすれ違いながら近づいていく内容ですが、見ていてもどかしくなるときもあればハラハラするときもあるし、逆に微笑ましくなる場面もあります。伸と会話することによって、ひとみの性格が変わっていくところが現れてくるのがよくわかります。何回か読むことによって、それぞれの思いの真意がわかったり、心境の変化がよくわかったりするので繰り返し読むことをお勧めします!

 もちろん、一回だけでも考えさせられることもあるし、読んでいて楽しいです。障害者が近くにいる方達が読んでも面白いかもしれません。

 

 少し前に見た映画「グレイテスト・ショーマン」も、フリークショーをテーマとしています。中には、障害がある人たちもいるので、なんとなく通じるところがあったかなと思いました。

 変なレッテルで人を見ずに、その人の性格を大事にしたいと思ったのは、どちらの作品にも共通して言える感想です。

 

 最後にもう一度書きますが、不愉快な表現などが混じっていたら、申し訳ありませんでした。あまり知らない分野の話でもあるので、「障害者」などの直接的でもある言葉を使いました。

 最後までお読みくださりありがとうございました。今回は、有川浩さんの「レインツリーの国」の感想を書きました。読んでいて、とても面白い内容の本なのでぜひ読んでみてください!

 

 

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レインツリーの国 (新潮文庫)

レインツリーの国 (新潮文庫)

  • 作者:浩, 有川
  • 発売日: 2009/06/27
  • メディア: 文庫