うぐいすの音

17歳の女子が運営しているブログ。本のレビューなどしていきます。

シャーロック・ホームズ やっぱ最高ですね…

 こんにちは。このごろ本気で投稿頻度が遅くなっています… それでも毎日見てくれる人がいるので、本当にありがたいです。ありがとうございます!

 

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 それでは、今回は「シャーロック・ホームズ」のブクレポをしていきたいと思います!

 この前書いたアルセーヌ・ルパンとシャーロック・ホームズ。ミステリ好きなら、名前を知らない人はいないというくらいの超大物ですが、もちろん人気があるだけの面白さはあります。

 私は、ミステリが好きというには致命的すぎる欠点があって、人が死んだり、グロい表現のある本は少し苦手なんです… 本だとまだギリいけるのですが、大河ドラマとかを見ていても人が死んだりするところはほぼ必ず飛ばします。小さい時に見ていた水戸黄門でさえ、撃ち合いのところは飛ばしていました。小さい時に人が死ぬのが嫌いなのはわかりますが、今は有川浩とかも読んでいます!意外かもしれませんが、有川浩自衛隊三部作のうちの一つ「海の底」という作品は、割と血が飛んだりするような表現があります。少し早めに読み飛ばしたりもしますが、そういうのにも少しは耐性がついてきたと思います。ただ、ミステリーの場合はリアリティがあって、自分の身にこんなことが起こったら…とか思うと怖いんです!怖くないですか? 

 

 しかし、やっぱりミステリが好きな場合は避けては通れない道な気もします。シャーロックホームズは、初めて読んだのが小学校低学年だったので、子供向けの翻訳で、あまり表現が生々しくなくて読むことができました。そこから、ホームズは気に入り、なんとかホームズ限定で人が死ぬのも受け入れることができて、耐性もついてきたと思います。ただ、やっぱり謎が解かれないままミステリを置いておくのは怖いので、読むときは寝るのが遅くなってもか必ず最後まで読んで、スッキリしてから寝るようにしています。

 

 私のように、グロい表現が苦手…という人は、ぜひ「怪人二十面相」シリーズを読んでください!二十面相は人を殺さないので、そこも好感の持てるシリーズです!一回、二十面相が小林少年を殺してしまったかと思いこみ、とても焦っているシーンを読み、そこがすごい好きでそこから一瞬二十面相にははまっていました!

 

 …シャーロック・ホームズを語るはずが、なぜか二十面相を語っていましたね。それでは気を取り直してホームズの宣伝(?)をしていきます!!

 ホームズは、19世紀後半に活躍したイギリスの探偵です!コナン・ドイルが作者で、ドイルは一回モリアーティー教授との対決でホームズを死なせたのですが(最後の事件)、読者からの要望がすごくて、母親からも復活を希望され、ついに10年の時を経てホームズが復活しました!!

 この時に描いた作品が、私がホームズ作品の中で一番好きな「空き家の冒険」です。多分、謎の難易度とかホームズの活躍的には最高傑作とはあまり言われてないと思うんですが、ホームズにあった時のワトソンといい、ホームズとの会話といい、さらには冴え渡るホームズの頭脳といい、私的には感動する作品です!もっと精巧な謎だったり。ホームズの謎解きが凄かったりする作品はありますが、それでも本当にこの作品は忘れられません。

 

 と言ってもこの作品を直近で読んだわけではなく、今回は「シャーロック・ホームズの事件簿」という本を読んだので、その感想を書いていきます!

その中に収録されている主な作品といえば、

などです。

 ここでは白銀号事件になっていますが、私が昔読んでいたのは「銀星号事件」でした。邦題は「シルヴァー・ブレイス号事件」などいくつかあるっぽいです。

 

 白銀号事件は、ホームズの小さな間違いから始まる事件です。ホームズは、度々間違いを犯していますが、毎回それを間違いと認めて、自戒するのが好感の持てるところです。白銀号と言われる競馬でとても強い馬が失踪し、調教師が死体として見つかったことで、ホームズに解決の依頼が来ましたが、超人気の白銀号が何日も見つからないことはないだろう、というホームズの予想で数日間動きませんでした。しかし、その後ワトソンにも「間違えていた」と認めるところがすごいです。といいつつ、「それでも得るものはあった」と言っているところがホームズらしいと思います!

 

 有名な競走馬の失踪事件!そしてその後には死体が… 元々は誰かが馬を盗もうとして、その途中で抵抗した調教師を近くにあったメスのようなナイフで殺した、という見解が多く、警察たちもその見解で捜査を進めていました。

 しかし、ホームズの観察眼から、新たな真実が明るみに…!!という筋書きで、本当に面白いです。最後の事件の解決の前に、銀星号が出るはずだった競馬に銀星号の所有者を連れていき、そこで初めて馬が見つかったことを知らせ、謎解きを始めます。この時のホームズの事件の解決の仕方が面白くて、サプライズ感半端ないです!ホームズは割と茶目っ気があって、他の事件でもカレーが載っているはずの皿に紛失していた超重要文書を載せたりしています。冷徹なように見えて、ワトソンが怪我しそうになったときは本当に焦るし、茶目っ気もあるし、一人の人間としてすごいかっこいいです!

 

 また、黄色い顔はホームズの失敗談です。失敗談というより、推理が間違ってはいても結局は事件は解決したのですが、この物語もホームズが活躍はしていないものの、単純にハートフルなストーリーで面白いです。

 物語として、夫婦関係に訪れる危機… 妻の死んだはずの家族が隣に… 最後はハッピーエンド!という感じで(語彙力なくてすみません)、普通に読み応えがあります。途中の謎の人物の描写の仕方が、表題通り「黄色い顔」などの言葉を使っているのですが、不気味な感じがよく出ていて、ミステリ感もしっかりあります。

 この事件の後には、ホームズも「僕がこの後自分の能力を過大評価しているようならこの事件のことを囁いてくれ」とワトソンに行っていて、そこもわたし的にはホームズが好きになる要因でした!

 

 ということで字数も多くなってきたので、ここら辺で話それぞれの言及は一旦やめにします!ホームズは今3回目のブームがきているので、またブログで感想を書くかもしれません!今度は、短編集ではなくもう少し長い話の感想を書いていきます。

 ホームズって、有名なだけあって本当に面白いんです。ぜひ読んでみてください!

 

 最後までお読みくださりありがとうございました。少しでもホームズの良さが伝わったらな〜と思っています!!