こんにちは。
今日は、読みたてほやほやの本の感想のようなものをちょろっと書いてきます!
目次
新しいタイプの本読んでみました!
読んだ本は、伊藤祐靖さんの「とっさのときにすぐ護れる女性のための護身術」です。
以前、いろいろなジャンルを開拓していきたい…とブログでも書きましたが、今回選んだ本は護身術の本…
本当に今まで読んでこなかった類です。
というか、護身術って興味ある人以外がよく手に取る〜といった感じなんでしょうか… 読むジャンルを増やすってこういうことなのかな…ちょっと道を間違っている気がしなくもないですが、とりあえずは学ぶこともあったので良かったです!
また、この頃よく気にするのですが、ブログを定期的に読んでくださる(本当にありがとうございます!)方々は、私がジェンダー平等に興味があることをご存知の方がおいいと思います。それを公言している場合、「女性用」などが強調されている商品や事柄について話すときに訂正を入れたほうがいいのか少し悩みます。この本を読んでいても、別に男性でも使えるのでは…?と思いはしましたが、単純に被害の多さなどを考えると妥当な題名だと思います。くどくなりそうなのであまりそういった発言は関係のない記事では控えようかな、とも考えるのでとりあえずケースバイケースでいきます!
どういう本?内容は?
本は、海上自衛隊に所属していた伊藤祐靖さんによるものです。伊藤さんは、自衛隊初の特殊部隊である特別警備隊の創設に関わった方で、軍事コンサルタントとして活動中です。本も何冊も書いていて、新書などは面白そうでした。私も図書館で探してみます!
写真なども多く、エクササイズの仕方なども載っているので軽く読もうと思えば読めます。ページ数も100ページです。ただ、ここに載ってあることを実践しようとしながら読むと慣れていない人は少し時間がかかるかも…
内容としては、
- 加害者が被害者を見つけるときはどうするのか
- 弱者に見られないコツ
- 加害者と対峙した時にどうすればいいのか(護身術)
- 筋トレの仕方
が主なものだと思います。特に本の前半部分は、自分がストーカーに襲われないためにはどうするか、といった内容でした。
実際に筆者が自衛隊出身ということもあり、「自分が捕まらないようにとターゲットを探している加害者は、ターゲットの見極めが本当に上手」といった趣旨が説得力をもって書かれていました。
加害者は
- サーチング
- ターゲッティング
- アタック
の順番で行動します。
サーチングとは、ひったくりや性犯罪などを企てる人が「攻撃しやすそうな」獲物を探すことです。住宅地の最寄駅に訪れる不特定多数の人の中から探したり。
そしてターゲッティングは、獲物についての情報を集め、その行動分析に基づいた攻撃パターンを考えることです。このターゲッティングが過剰だと「ストーカー」として被害者に認識されることもあります。
この二つが終わると、最後のアタック。実際に襲撃に移ります。
本では、「大抵の護身術を教えるときはアタックに対する手段を教えることが多いけど、アタックに移る前に対策すべき」と描かれていました。その有効な手段のうちの一つが、姿勢に気をつける人です。気弱そうな人間に見えたり、押しに弱そうに見えると被害にあっても「今は我慢してやり過ごす」という思考に移りやすくなるため、姿勢をよくすることで「弱い」という認識をなくし「抵抗力」が強そうに見せることがポイントです。
姿勢には気をつけよう!
私も姿勢がかなり猫背になるので、姿勢には気をつけなきゃな…と思います。本には、姿勢を改善するためのコツやポイント、そしてそのためのトレーニングのやり方などが載っています。その中でも、胸と腰のローリングや、正しい姿勢の基本などは自分でも実践しました!自分でも自分の姿勢の悪さが再確認できたので、「姿勢が少し…」とか「肩こりが…」とか感じたことがある人は是非読んでみてください!
最初は護身術の技術が書いてあると思って本を借りたのですが、技術について書いてあったのは思ったよりも少なかったです。だけど、犯罪者の心理や何が有効な「被害者にならないための手段」なのか知ることができ、面白かったです。
夜道で誰かとすれ違うことなんて、長野に来てからはほとんどないですが、すれ違う人との距離が3〜4mになったら「相手の縄張り内」と思い、すれ違う時の間は1.5mほどにする、というのも勉強になりました。エレベーターの中ではどこに立つのが一番いいか、や、犯罪が起こる場所の多くはどこかなど、大人になれば役立ちそうな情報も多かったです。
最後に… 読んで思ったこと。危険が身近になくても危機感は育てる!
正直、ナイフを向けられる機会なんて、生涯にあまりないとは思います。でも、加害者がいたら絶対に誰かはその対象になるし、その誰かが自分でもおかしくありません。もし他の人が被害にあっていたら、助けたい気持ちもあるけどまずは自分の身の安全を確保してから警察や他人に助けを求めると思います。それが最善な気もしますし。
そういったとっさの行動ってどうなるか本当にわかりません。被害にあわないことが一番だけど、足が固まって動かなくなる、といったことも起こるかもしれません。
ナイフへの対処の仕方が書いてある部分もありましたが、そこの文章を読むだけで怖かったし、そのほかの場面も想像するともっと怖いです… 言葉の状態でこれなんだから、もう少し知識を蓄えてもいいと思います。
安全な日本ですら危険はあるんだから、海外なんて行ったら本当に気をつけなきゃですね。危機的状況に陥った時に学んだことを実践できるかはともかく、知っていて損はないはずです。少しは本に書いてあったトレーニングも実践しようかな…(三日坊主のフラグです!)
最後までお読みくださりありがとうございました!いつもは読まない本を読みましたが、まあ、いい経験になったと思います。こういった系統でも興味のある本を見つけたら読んでいきたいです!