うぐいすの音

15歳の女子が運営しているブログ。本のレビューなどしていきます。

『スティーブ・ジョブズ Ⅱ』読み終わりました!!

 こんにちは。

今日は、スティーブ・ジョブズの伝記の二巻を一気読みしました!少し前に、ウォルター・アイザックソンがかいた『スティーブ・ジョブズ Ⅰ』を読んだ感想を書きました。今回読んだ本は、その続きの二巻目です。

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ページ数は430ページ。かなりの量で、しかもカタカナ用語も多いため読むのに時間がかかりました。数時間は見込んでおいたほうがいいと思います。

 一巻目の感想はこちらに書いてあるのでぜひご覧ください。

 

chirpspring.hatenablog.com

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 大まかにいうと、一巻ではジョブズの幼少期〜ピクサーを立ち上げてトイ・ストーリーなどで成功するまでを描いています。

二巻は、アップルを追い出されたジョブズがアップルに戻ってくるところから始まり、ジョブズがCEOの地位を後任に譲るところで終わります。

目次

 

新しい感覚で読み進める本でした

 それでは、本を読んでの感想に移ります!

 

まず、読んでいて惹きつけられすぎない奇妙な感じを覚えました。

 これは人それぞれだと思うのですが、例えば私は小説を読んでいる時は一気に小説の続きが読みたくなって、ベタな言い方ですが「小説の世界に入る」ことが多いです。今まで読んできた偉人の伝記でも、程度の差はありますがそんな感じでした。感情移入するところもあれば、おかしくないか⁈と思うこともあって、読んでいる間の感情の振り幅がとても大きかったです。

 ですが、この『スティーブ・ジョブズ』を読んでいる時は、事実を事実として受け止める、という感覚が強かったです。伝記なのですから、別に変なことではないと思います。『イーロンマスク』の伝記を読んだ時も少しそんな感覚になりましたが、まだ集中してというか、続きがきになる今までの感覚がありました。

 

chirpspring.hatenablog.com

 

 『スティーブ・ジョブズ』では、続きがきになるというよりも、気づけば読み進めている、といった感じでした。続きがとても気になるわけでもないし、どちらかといったらカタカナ語が多くて専門的なことは全くわからない私からしたら読みにくい部分もおかったです。

でも、気づいたらページをめくっているというか、やめどきがわからなくなっていました。事実が書かれているだけあって、全ての出来事が繋がっています。だから、どこまでいってもやめどきがわからないというか、やめたくなくなる、そういった不思議な本だと思いました。

 なんて書けばいいのかわからないんですが、とりあえずは「感情を揺さぶられるような話ではないけど、無意識に読み進めている作品」ということで!

 

なんでこの本の方が読みやすかった?

 私の中で、二巻は比較的一巻よりも読みやすかったです。

その理由として、

  • スティーブ・ジョブズの性格を一巻を読んだことでわかっていた
  • ジョブズが少しだけ穏やかになっていた
  • 知っている商品がいくつも出てきた
  • 成功劇が多かった
  • ジョブズのプライベート(特に晩年)が多かった

があげられると思います。

 

スティーブ・ジョブズの性格を一巻を読んだことでわかっていた

 一巻を読んだ時は、ジョブズの帝王感に嫌悪感を少し抱いていて、それで身構えながら読んでいたところがありました。でも、特に晩年は、「あんなに精力的だったジョブズがこうなったのか…」といった感じで、さすがにジンと来るというか、なんとも言えない感情になりました。

一巻を読んだことで少し耐性がついていたので、本を読んでいても「この人はこういう人だ」ってわかっているので、もう驚きは無くなっていました。そのおかげで、身構える感覚がなくなっているのが、読み進めやすかったポイントの一つです!

 

ジョブズが少しだけ穏やかになっていた

 そして、ジョブズも特に自分の体の状態が悪くなってからは、少し棘の先が丸くなってきていました。周りの人の話を聞いたり、人の注意を聞いて実行したり、当たり前のことができるようになっている描写もいくつかありました(からかっているわけじゃなくて、本当に破天荒な人だったので…)。

中では、ジョブズが他人が興奮しているところを少し諌める行動をとったシーンもあり、「あのジョブズがそんなことを…!!」と、少し子供の成長を喜ぶ親戚の気持ちがわかったような気も…(笑)

 

知っている商品がいくつも出てきた

 知っている商品もいくつか出てきました。一巻ではマッキントッシュMac)とトイ・ストーリーくらいしか馴染みのあるものがなかったのですが、二巻では色々な商品が!(トイ・ストーリーも実は見たことがないです。)

 例えば、私を含めた多くの人にとって重要なiPhoneが出てきたり、他にもiPadiPodiCloudなど、知っていたり使っている製品が多く出てきました。ただ、写真がないので初期のデザインなどを言われてもあまりわからなかったです。今調べると、「半透明」とか「取っ手つき」とか、本を読んだだけだとよくわからなかったデザインが出てきました!なんか今見ても普通に可愛いし、iMacのG4とかは雪見だいふくみたいです!是非調べてみてください!

www.danshihack.com

 

成功劇が多かった

 また、成功劇が多かったのも一つの要因です。

一巻では、アップルを創設するも、色々な失敗があったしジョブズ自身も作った会社から追い出されていました。話が進むにつれて暗い雰囲気があったのは間違いないかな、と思います。

だけど、二巻では失敗が多いというよりは成功と改良の繰り返しのイメージが強いです。もちろん失敗が一個もないというわけではないし、ジョブズにしては珍しい「プレゼンでの失敗」もありました。だけど、大抵成功しているしそれがどんどん改良されていく。

そういった、少し安心して読める部分もあったのかな、と思います。特に、私はジョブズがなくなっていることを知っているわけだし、その事実と残りのページ数から見て、「あ、これはもう大きな失敗はないな」とか自分で完結させちゃってました。ネタバレあまり好きじゃない私からしたらちょっと反省してる行動でもあります…(笑)

 

ジョブズのプライベートが多かった(特に晩年)

 本の最後は、ジョブズ自分の病気とどうやって向き合って、どうやって身辺整理をしたかなどが書かれています。今までの、Appleの仕事にとても精力的なジョブズとはまた別の姿が描かれていて、読んでいてとても面白かったです。

よく、「人生はドラマのようなもの」という人もいますが、その言葉が実感できた部分でした。特に、ビル・ゲイツの訪問と最後の会話は読んでいて感動的でした。安っぽい言葉に思えてしまいますが、この二人はいわゆる「ライバル」で、お互いけなしあいながらも尊敬もしていたんじゃないかな、と思いました。本人たちがどう思っているかはわかりませんが、読んでいて心が軽くなるシーンだったのは間違いないです。

 

まとめ:「だからなのかもしれないね。アップルの製品にオン・オフのスイッチをつけたくないと思ったのは」

 そういう風に、この本は一巻よりは面白かったというか、一巻を読んだからこそ面白く読めた作品だったと思います。特に好きな人生というわけでもないし、ついていきたいともあまり思わない。でも、こういう人に会ったら人生は色々な意味で変わっていくんだろうな、と思います。積極的にあいたくはないですが、それでもこういう人についていく人生を送ってみたい、と思わせるような人でした。

 あと、単純に奥さんお疲れ様です…。奥さん以外にも、ジョブズのお子さんたちも色々会っただろうな、と思います。一に仕事、二に仕事、三にも仕事、みたいな感じの人に伝記を読んでいると思えたので、家族は大変だったと思います。

 それに、ジョブズの言葉ももちろん、周りの言葉も一巻と同じように多く取り上げられていて、印象深いものも多かったです。

最後に、本書の結ぶの文をどうぞ。普通、こういった本の最後は訳者の文ですが、これはジョブズの言葉で締めています。

〜(死んだ後についての話をしている)〜

長い沈黙が訪れた。

「でも、もしかしたら、オン・オフのスイッチみたいなものなのかもしれない。パチン!その瞬間にさっと消えてしまうんだ」

ゆっくりと薄い笑みが広がる。

「だからなのかもしれないね。アップルの製品にオン・オフのスイッチをつけたくないと思ったのは」

 人生がスイッチみたいなものかもしれないと思うからこそ、こう考えたのだと思うと、何か印象的というか、残る文だな、と思いました。

 

 最後までお読みくださりありがとうございました。今日はスティーブ・ジョブズの伝記について感想を書いてきました!伝記を読むのも久しぶりなので、これからもちょっときになるものがあったら伝記を気軽に読んでいきたいです!