こんにちは。今日は私の好きなジャニーズグループSixTONESのメンバー、田中樹さんの誕生日!今月は、SixTONESのメンバーの半分の誕生日が集まっている月ですし、SnowMan関連の記念日もたくさんあります。
忙しくても、合間合間に推しをみていると幸せ…!それだけで元気が出ます(笑)
今回は、大山のぶ代さんの『ぼく、ドラえもんでした。』を読了したので、その感想を書いていこうと思います。
目次
ドラえもんと、大山のぶ代さんについて
まず、「ドラえもん」を知らない人ってどれぐらいいるのでしょう?
少なくともテレビがない私でも、小さい頃から親しんでみていたものなので、あまり知らないと言う人はいないのではないでしょうか…
漫画から始まり、アニメや映画でもヒットを誇り、学習漫画などでもおなじみの猫型ロボットですね。
といってもアニメを見たのはかなり前のことなので、今ドラえもんを見ながらこのブログを書いています。
私が慣れ親しんでいるドラえもんの声優さんといえば、水田わさびさんです。彼女は2005年からドラえもんをやっているので、ちょうど私の世代ですね。
私の親の世代となると、ちょうど大山のぶ代さんがドラえもんの声をやっていた世代となっています。やはりかなり特徴的な声で、ドラえもんといえばこの人、と行った印象があるようです。
大山のぶ代さんは、1933年生まれの方で現在87歳。名犬ラッシーでデビューし、女優活動や歌手としての活動、タレントとしても活動しました。
でも、一番有名なのはやはり『ドラえもん』でドラえもんの声を26年担当したことだと思います。
この本では、大山のぶ代さんがドラえもんと出会ってからの色々な思い出を書いていて、笑えるところもあればしんみりするところもあります。
この本を読んだ一番の感想は、「すごいほんわか、ほっこりする話だな」と言うことです。
読んでいて、始終大山さんのドラえもんに対する愛というか、ドラえもんが好きな気持ちがずっと現れています。読んでいてずっとほんわかとした気持ちになる本でした。
ドラえもんとの出会いから始まり、収録の間のこぼれ話、藤子・F・不二雄先生の思い出などから、小さい時の思い出、夫の砂川さんについて。そしてドラえもんメンバーで旅行に行った時や極秘で入院した時のプライベートな話までを載せています。
正直、私は大山のぶ代さんの声をあまり聞いたことがないので、「どら声」と称される大山のぶ代さんの声がどんなものなのか思い浮かべられないままに読んでいました。
でも、その「どら声」というのについてもエピソードが。
それまでは、声が女性らしくない、濁っている、との理由でどら声と言われていたのが、ドラえもんが浸透したおかげで「ドラえもんの声だからどら声なんでしょ?」と子供に言われるように。
悪口だった言葉が、そんな意味に変換されるなんて、ドラえもんの威力恐るべし…という感じです。
印象的な言葉
ドラえもんの声優陣5人で話しているところを見ると、始終楽しそうで、
ドラえもん、のび太、ジャイアン、スネ夫、しずかちゃんの5人が仲良いまま成長したらこんな感じなのかな…
などと考えてしまったり。
あまりドラえもんの歴史については詳しくないですが、大山のぶ代さんがドラえもんの歌を歌ったらそれがミリオンセラーになったり、海外でイベントを行ったり、色々な国から子供達が来て日本でイベントを行ったり…
本を読むだけでもドラえもんの人気の桁が違うということがよくわかります。こう行った作品を生み出した藤子先生ももちろんすごいですが、大山さんたちの声優陣がこの作品を本当に愛していたことも、ドラえもん成功の秘訣になったのかと。
声優のお仕事を受けて、ドラえもんを読んだ瞬間からドラえもんの虜になった大山さんの姿は、見ていてとても嬉しい気持ちになりました。
その時の、わたしはあの子で、あの子はわたしでした。
のセリフを見たとき、大山のぶ代さんの26年間が凝縮されているようというか、流石に気楽には読めなかったというか…
一番印象に残ったのは、この文章だと思います。
他にも、特徴的な声で子供の頃からいじめられてきた大山のぶ代さんに対して、彼女のお母さんが言った言葉がこちら。
あのね、目でも、手でも、足でも、そこが弱いと思って、弱いからと言ってかばってばかりいたら、ますます弱くなっちゃうのよ。
弱いと思ったら、そこをどんどん使いなさい。声が悪いからって黙ってばかりいたら、しまいに声も出なくなっちゃうわよ。 あなたらしくもない。
明日からどんどん声を出すように、何か声を出すようなクラブへ入りなさい。そこで声をたくさん出して、幾らかでも人様が聞き取りやすい声の出し方、お話の仕方を覚えなさい。
この意見、賛否両論あるのかもしれないですが、わたしはすごいな、と思いました。確かに、弱いところをかくまってばかりだと後々辛くなるから、時々は自分らしくいなきゃダメだな、とは思います。自分自身も、何か将来嫌なことを言われたりしたらこの言葉を参考に行動していきたいな、と思いました。
読んでいて愛が伝わってくる作品!
ドラえもんのアニメも小さい頃からおじいちゃんの家に行った時に見させてもらっていたし、ドラえもんの映画を見たこともあります。それに、藤子・F・不二雄先生の記念館のようなもの(?)にも行ったことがあるはずなので、かなり好きな作品です。
この本、ドラえもんの声優さんが書いている、という印象でもありましたが、ドラえもんみたいな人が書いているとも思いました。
250ページ以上にわたって、ドラえもんへの愛がすごく伝わってくる本です。
読んでいて、幸せな気持ちになりました。
藤子・F・不二雄先生が亡くなった時の描写などは、流石にしんみりするというかもらい泣きしそうな文章でしたし、とても純粋な文なんだと思います。
裏表が感じられないというか、思ったことをそのまま率直で、でも綺麗な日本語で表している、という印象が強かったです。
最後までお読みくださりありがとうございました。何か嫌なことがあった時、疲れている時、この本を読んだらほっこりできると思います。ぜひ読んでみてください!