うぐいすの音

17歳の女子が運営しているブログ。本のレビューなどしていきます。

趣味を広めたい、落語を広めたい

こんにちは。

この頃暑いですが、長野県は夜と昼の寒暖差が激しいです。昼はもちろん暑いのですが、夜は涼しくて心地いい。東京にいた時とは全然違うな〜と感じています。

 

 

今日も乱雑に書いていきます。内容のある記事を求めてこのエントリを開いた方は、ごめんなさい。でも、ちょっとでも暇だったら読んでいってもらえると嬉しいです。

 

この前の記事にも描いた通り、この頃落語にまたハマっています。もう小学二年生の頃から落語は好きですので、好きになってそろそろ10年。

 

 

chirpspring.hatenablog.com

 

 

洗濯の間、料理の間、果てには何もしていなくても、落語をどんどん聞くようになってしまいました。といってもずぶの素人ですから、特に詳しいというわけでもなく、ただの落語がちょっと好きな女子高生にすぎません。

 

でもなんとなく、落語の動画をずっとみ続けているうちに、落語に対する愛情というか、気持ちが深まってきました。落語家になる勇気も度胸もないけれど、落語に近い立ち位置で何かできたらな〜なんて思うようになってきたんです。

 

昔から、子供が落語を好きだというと、「すごいね」だったり「なんでそんなものを」だったり、色々なことを言われてきました。

 

もちろん特に多いというわけではないですが、やっぱりジャニーズが好きといった時の反応と、落語が好きといった時の反応は全然違います。(私はジャニーズも大好きです。)

個人的には、別にそういった反応をされてもなんとも思いませんでした。

好きなものを好きでいることを褒められるというのもどこかおかしいなと思ったことはありますが、そういうことを気にしていれば小学四年生で「花魁」を自由研究のテーマにしたことはありません。今は鬼滅の刃で花魁という言葉も知られていますが、私は当時落語の中でしか知らなかった言葉です。

 

でも、この頃落語を見る機会がまた増えて、落語についても考えるようになってきて、ちょっとずつ考えが変わっています。

 

特定の人が言ったというわけではなく、何気なく色々な人(クラスメイトなど)に、落語が好きというと「特殊だね」とか、「精神年齢が違う」とか言われることがあります。

それが子供の時の話のみで済んでいればいいのですが、あいにく高校生になってからも何人かに言われたことがあります。

言った人を責めるという意味合いではありませんが、やっぱり何かが好きだと言った時に「特殊」とか「精神年齢が違う」とか言われるのは、少しおかしいのでは…と思い始めました。

 

落語に限らず、特に知らないのに「そんなものが好きなの?」と聞くのはちょっと違うのでは。

私は昔から(特に昔は)「人と違う」ことにステータスを見出すことがあったので、例えば生徒会に入ったり、賞を取りたがったりしていました。そんな私ですから、別に「違うね」と言われることをネガティブに受け取っていたわけではありません。

 

でも、周りでそれを聞いている人たちは?

「落語を好き=ちょっと変」

そういうイメージがついてしまうのではないでしょうか。

 

何かを好きになることは強制できませんし、したいとも思いません。

それは大前提です。

 

でも、私は落語が大好きで、落語を好きな自分としては、他の人が落語を好きになる機会がそういった一言で奪われてしまうのは悲しいです。

それ以前に、「落語を好きになること=ちょっと変」というイメージがついてしまうことも悲しいです。

 

例えば能とか歌舞伎とか、落語以外の伝統芸能にもそう言ったイメージはあると思います。その「ちょっと手を出しにくい」というイメージも含めて、伝統芸能などの界隈は成り立っているのかもしれません。

その中でも落語は、2千円もあれば寄席にいけて3~4時間分みっちりと落語が楽しめます。YouTubeにも公式のものが多く上がっています。そう言った間口の広い伝統芸能です。

 

だからこそ、落語を広められたらな、と思っています。落語家になるまでの愛情は持っていませんが、落語を周りに広めたいな、くらいの愛情は持っているので。

 

ハマる人もいるかもしれないし、ハマらない人もいるでしょう。(多分ハマらない人の方が多いでしょう。)

でも、趣味ってそういうものだと思います。

 

伝統芸能だとしても、それがちょっと身近でなくても、テレビで見なくても、Instagramで流れてこなくても。

なんとなく、落語っていう芸能があって、誰でも楽しめて、センスと手ぬぐいとできれば座布団があればどこでも楽しめるものだっていうことを知ってもらえればな〜と思います。

 

別に落語を好きなのはお年寄りだけではありません。私みたいに子供の頃から聞いているものもいます。私の弟みたいに、横で聞いていればもう趣味とは言えなくても普通に楽しめる人もいれば、私の両親みたいにいつの間にか私よりも落語に詳しくなっちゃう人もいます。

 

落語家は別に笑点大喜利(日曜夕方にカラフルな着物を着た人たちが座布団を取り合っているあれです)でいい答えを言うことが目標ではなく、落語でちょっと疲れた人たちを幸せにすることを目標としている…と思います。

少なくとも、私の読んだ落語家さんのインタビューではそう答えている人が数人いました。

 

ちょっと疲れた時、悪口を聞きすぎちゃった時、そんな時にふっと聞けるのが、落語だと思っています。

たくさん笑えて、時々泣けて、ちょっとしんみりして。

それで何もない時に聞くようになれば、落語好きに仲間入りです。

 

好きなものを自由に好きと言える環境、好きなものを否定されない環境。

私も、別に否定されたことはありませんし、好きだといってきました。

でも、ジャニーズが好きと言うのと落語が好きと言うのではハードルの高さがちょっと違うんです。そのハードルの違いがなくなっていけばいいな、と思っています。

 

 

…落語って、どうやったら広められるんだろ。何かしたいけど、あまり思い付かない。

というか、これで勝手に友達に布教して、面白くないとか言われちゃったらどうしようって考えてしまいます。

まだまだ落語愛が足りないのか、単純に臆病なのか。

多分臆病なんでしょう。

せっかくの長い夏休みなんですから、この期間の中で考えていきたいです。

 

とにかく、落語が好きで、落語があまり浸透していないというか、同世代で聞いたことのある人が片手の指でも余るくらいにしか知らないのが、悲しいなぁと思っています。

落語家さんの方々が自ら「あってもなくてもいい職業じゃない、なくてもなくてもいい職業なんだ」って言っているのを聞いたことがあります。なくてもいいのかもしれないけど、あった方がいいから数百年続いているんです。

落語を好きになる人が増えていってくれれば、もうこれ以上のことはありません。

 

と言うことで、本当に雑多なことを書いてきました。

この頃中身のない記事ばっかりだなとも思いますが…。でも、好きなことについて書くほど嬉しいことはありません。今までも書き手の自分のために記事を書いてきたので、申し訳ありませんがお付き合いくださると嬉しいです。ここまで読んでくれた方達には、本当にお礼しかないです。

 

最後までお読みくださりありがとうございました。もし、少しでも「あれ、落語って面白いのかな?」と思ってくださった方々は、ぜひYouTubeで「落語」って検索してみてください。この下にも、いくつかとっつきやすいと私が思った落語を貼っておきます。ぜひ!

 

 

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