うぐいすの音

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中山道69次資料館、2階もあります!:中山道69次資料館No.3

 こんにちは。今日は、自転車置き場をホームセンターで買ってきて、作っていました!日差しが強いので日焼け止めを塗っていたのですが、腕には乗ったのに顔に塗ることを忘れていて…  ちょっと、次からは気をつけます!

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 今回も、中山道69次資料館の感想を書いていきます!第一弾では、岸本さんの説明と近くにあるお蕎麦屋さんなど、第二弾では資料館の展示(板橋宿や追分宿についてフォーカスしました!)を、書いてきました。一番下に貼っておきます。

 

目次

 

追分の少し変な半跏思惟像

 ここでは、一階の展示少しと二階の展示について書いていきます!

前回記事で追分について書きましたが、その続きをほんの少しだけ!よく、弥勒菩薩半跏思惟像とか、仏像で半跏思惟像(台座に腰掛けて、足を組み片手を頬に当てているもの)って見ませんか?あれって、普通右手を頬に当てているんですね

 でも、追分にはちょっと違う半跏思惟像があります。半跏思惟像のみに限らず、仏像などがよく見つかるのは京都や奈良です。まあ、文化の広がり方的にそれは当たり前なのですが。

そうやって京都や奈良で作られた仏像のことが長野に広まるのですが、長い道中なのでどこかで間違いが生じてもおかしくありません。そのおかげで、追分で見つかった半跏思惟像は左手を頬に添えています。これは、レプリカ(だと思われます…)が資料館に置かれてて、実物の写真もありました。やっぱり文化って広がる間に少しずつ変化が起きるし、間違いが起きることもありますよね。少し面白かったです。

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和田峠の黒曜石ー教科書の世界…

 一階には、他にも色々な展示物がありました。特に私が驚いたのは、和田宿の展示物です。よく、縄文時代の資料とか磨製石器の資料とかで、矢じりに使われていたであろう黒曜石が載っていたりしませんか?切れ味の良い黒曜石…歴史漫画で見て憧れていたのをよく覚えています(笑) 

その黒曜石が、20個ほどバーンと飾ってあったんです!しっかりやじり型のものも多かったし、展示物の下の方のプリントなどが置いてある棚では、大きめの黒曜石(普通の石の形)が文珍のような形で置いてあって、少し憧れました

小さい頃からキラキラしたものが好きで、アクセサリーショップがあったら引き寄せられていたので「お前はカラスか!」とツッコミをもらっていたのですが、意外とその癖が治ってないのかも…?

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正露丸訴訟ってご存知ですか?

 また、どの宿場町かはよく覚えていないのですが、一階の展示物の中に「正露丸」がありました。正露丸訴訟についての展示があり、正露丸訴訟については全く知らなかったのでとてもおもしろかったです!

正露丸訴訟とは、2008年ごろに大幸薬品和泉薬品を訴訟したものです。大幸薬品が売っていた正露丸は、黄色を主体としたパッケージにラッパのマーク。一方、和泉薬品の売り出した正露丸は同じく黄色を主体としたパッケージにひょうたんのマーク。とても似ていますが、結局裁判は大幸薬品の敗訴となりました。

 このように、直接その宿に関係なくても間接的に関係のある情報などがとてもおおいです。また、それぞれの宿に関係する本もとても多く置いてあり、地理の本から中小企業の本まで幅広く置いてありました!

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上松宿のかけはしは、桟だった!!

 2階に行くと、木曽路の宿場から最後の京都の三条大橋までの案内が書いてあります。例えば、38番目の上松宿では、『木曽のかけはし』としてお酒が売られています。そのお酒の包装紙には、渓斎英泉の描いた上松宿の絵が使われています。それがこちらの写真です。

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 そして、お酒の包装紙に使われている絵はこちら。

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 確かに橋は架かっていますね。でも、実は木曽のかけはしとは、この包装紙に描かれる橋ではないんです。実は、かけはしというのはここでは桟(かけはし)のことで、馬や旅人たちが歩いている山のそばの道のことなのです。

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 これは…お酒の包装紙を作るときに、間違えてしまったんでしょうか。また、この英泉の絵にはもう一つ豆知識が隠されています。もう一回包装紙の写真を見てみてください。橋の形がやけに丸まっていると思いませんか?実際にあるここの橋の写真がこちら。

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 実際の橋よりも丸まった形の橋なのには、理由があります。

この絵を描いた渓斎英泉は、葛飾北斎を師として敬愛していました葛飾北斎といえば、富士山の絵ですよね。この橋の下の形に注目すると富士山になります!遊び心が隠された絵だな、と思いました。

 

世界に7枚しかない、超貴重な雨の絵!


 そして、もっと驚いたのが45番目の宿場町、中津川での浮世絵。実は、この宿場では浮世絵が二枚描かれているんです。一枚が「晴れの中津川」、もう一枚が「雨の中津川」。1番目に描かれたのが「雨の中津川」なのですが、そのすぐ後に「晴れの中津川」に広重が修正し、以降晴れの方で生産されてきました。そのおかげで、なんと現存する「雨の中津川」はたったの7枚!!

「お宝鑑定団」というテレビ番組に、雨と晴れの二枚を持っている人が出品したところ、「晴れの中津川」は40万円だったのに比べ、「雨の中津川」は1500万円!!

…もしかしたら、徳川の埋蔵金探しよりも古い家の蔵を探して「雨の中津川」を見つける方が儲かるかもしれません!

 

大きな杉と、岸本さんの行動力…

 中津川で驚いた後は、50番目の伏見宿へ!この伏見で描かれたのは、大きな杉でした。

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 実はこの杉、中山道のすぐ近くにあるわけではなく、1キロほど離れたところにあるそうです。この杉、実はもうなくなっていて、伐採されて売られています。

 さあ、ここで岸本さんのすごさをご覧あれ!!

この杉について、岸本さんは周りの家に聞いて杉が切られたことを突き止めました。それで、その杉が売られた記念に火鉢が作られたそうです。最初、その火鉢がある家を探して、火鉢が実際にあることを突き止めました。

そして、また調査しているときに、なぜかその火鉢を持っている家の方が岸本さんに「もう使わないものですから…」と譲られたとか!その話を聞いているときに、岸本さんが私たちの足跡を指差して「それです」というものですから、驚いて下の方を見ると確かにそこにあるんです!火鉢がありましたよ…

 ちゃんと、「大杉記念 昭和拾年」と書かれています!大杉が切られたのが昭和9年のことらしいので、年代的にも合いますね。

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他にも貴重な展示物がどっさり!!ここには一部だけ載せますね!

 他にも、2階には郵便ポストの古今東西や、浅間山を中心とした周辺の地形をわかりやすく現した模型などがありました。

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 今私たちが使っているのは、「郵便差出箱 13号」らしいです!4号は、なんと速達郵便専用… 色々なものがあったんですね。色も、日本の郵便番号は赤だけだと思っていたら青もあったし、面白かったです!

 

 それに、貴重だな!と思ったのが、二階に入ってすぐの棚に置いてあったノートです。計6冊のノートで、中には色々な図案や文章が書いてあり赤が入っているところもあります。何かと言うと、岸本さんが「北国街道を歩く」などの本を作ったときに使ったノートです!

そのノートに書かれている文章が実際に本に載っているし、そのノートに描かれていた場所が表紙に写真で乗っています。本が実際に作られるところを想像できたし、改めて情報量の多さに驚きました。それに、達筆だしささっと書いている絵も綺麗!多才な方だな〜と思います。

 

まとめ:黒曜石、買っちゃいました…

 ということで、今回は中山道69次資料館の主に二階について書いてきました!中山道69次資料館は、私設資料館とは思えないほどに資料がずらっと並んでいて、本当にびっくりします。販売コーナーもあって、岸本さんの出版された本が置いてあるので、ぜひ行った際は見てみてください!それに、私が惹かれた黒曜石も売っていました!展示されているような矢じりの形ではもちろんないですが、しっかり和田峠で取れた黒曜石です!!1個100円で、私は2個書いました!今は文珍がわりに使っています!

 次の記事では、資料館の庭と岸本さんの自宅の庭について、あと、その他諸々の感想について書いていきます!

 

 最後までお読みくださりありがとうございました。「もらってきました」とか、「違いを探しました」とか、とても簡単なように行っていますが、それを行うために何べん中山道を歩いたのか考えると、本当にすごいな、と思いました。1回目の記事でも書きましたが、まさに人生が「テーマプロジェクト」です。


参考記事

 

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去年のもの

 

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