うぐいすの音

15歳の女子が運営しているブログ。本のレビューなどしていきます。

太宰治『ヴィヨンの妻』感想 さっちゃんは価値観を変えた→これって成長?

 こんにちは。いろんなことが積み重なって、今日はもう眠い…。明日早いしもう寝たい…。けど、自分の自信のためにも連日投稿は続けたい!ということで、やっと太宰の記事を書いていきます。

 

 今回書くのは、太宰治ヴィヨンの妻』の感想です。この話は、新潮文庫の短編集『ヴィヨンの妻』に掲載されていたものです。短編集や、著者については今までの記事からコピペします!

 

目次

 

 

 

短編集の内容紹介、著者紹介

 

 それでは、まずは短編集紹介、著者紹介など。以前までの記事からコピペします。

 

 

 

短編集は、新潮文庫の『ヴィヨンの妻』です。全部で8編が収録されています。

いずれも太宰の晩年に書かれた作品で、「死の予感」が読み取れるものも多くあります。

  1. 親友交歓
  2. トカトントン
  3. ヴィヨンの妻
  4. おさん
  5. 家庭の幸福
  6. 桜桃

このうち、7作目の「おさん」は以前ここで紹介したことがあったので、7作の感想を書いていこうと思います。

 

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 著者紹介も。

 

著者は、太宰治です。太宰はもう有名ですね。

教科書題材でも『走れメロス』は定番ですし、『人間失格』という作品も題名のパワーがすごいので印象に残っている人も多いのではないでしょうか。

 青森県出身の作家で、戦前から戦後ぐらいにかけて活動しています。自殺未遂や薬物中毒などかなり破天荒というか、クセの強い人生を送ってきています。

 

この前、太宰治読了のまとめ記事も作ったので、興味のある方は是非そちらものぞいてみてください。

 

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ヴィヨンの妻』あらすじ

 さて、それではヴィヨンの妻のあらすじを書いていきます。

この話は、太宰の女がたりらしく、駄目男の夫を持つ妻が、彼女の視点で日常を描いたものでした。

 主人公の「さっちゃん」には、放蕩者の夫(大谷)がいます。さっちゃんには息子がいて、彼は同年代に比べると成長が遅く体も弱かったため、裕福な家ではありませんでした。

 

 ある夜、さっちゃんは慌ただしい音で目を覚まします。目を開けると、そこには何かを探しているように騒々しくしている夫の姿が。いつになく優しくさっちゃんを気にかけるような言葉も言ってきます。

その姿を不審に思っていると、玄関から声が聞こえます。大谷とその人たちが言い争っていると、やがて大谷はナイフを持ち出し、言い争いの相手から逃げ出しました。

 流石に見過ごせなくなった妻は、二人を家に上げて夫がやったことについて聞くこととしました。それによると、言い争いにきた二人は小さな料理屋を営む夫婦。そこに、大谷はなんども訪れ、周りに支払いをさせることもあるなか、自分では最初の一回以降何も払わず、ただ飲み食いをしていきました。時々の周りの支払いでは全くたりず、結局は店の損になります。

あまりに眼に余る行いが増えたからと大谷を出禁にしようともしましたが、その度に大谷は皮肉を返して酒を飲みます。

 ですが、ついに大谷が5千円札を見せから盗み逃げていったため、今度は澪がせないと二人は大谷を追い、さっちゃんの待つ家にたどり着いたのです。

 

 それを聞いたさっちゃんは、「自分がどうにかするから警察沙汰だけは待ってほしい」と頼み込み、なんのあてもないまま一夜を過ごしました。次の日、約束の料理屋に行かなければいけないなか、結局さっちゃんは案を思いつかず。その夜に「お金は明日用意できそうだから、心配はしないでほしい。自分もそれまでここで手伝ってもいいか。」と言います。

 

 結局、その晩運のいいことに夫が別の女を連れて、店にやってきました。その女性に立て替えさせて、さっちゃんはお金を手に入れることに成功。その後もさっちゃんはその店で働き続け、さっちゃんという愛称で呼ばれるようになり、人気者となりました。

 

大谷は何も変わりませんが、さっちゃんにとっては料理屋で働いてからの生活は充実したものになりました。

店で働いているうちに、さっちゃんは世の中の人誰もがなんらかの罪を抱えていることに気づきます。表では無害なふりをしながらも、嘘をつかなければどうしようもなかったのかもしれません。

ある日の夜、さっちゃんは大谷のファンだという男に声をかけられ、「電車がないから」と泊めてもらえないかと言われました。その次の朝、さっちゃんは男に汚されてしまいます。

 

その日、さっちゃんは何もなかったように店へと出向き、そこで「人非人ではない。妻と息子にいいお正月をさせたかったんだ」と自分が非難されている新聞を見ながら言い訳する夫と話します。

最後の文章は、

人非人でもいいじゃないの。私たちは、生きていさえすればいいのよ。

という言葉で終わります。

 

 

 

ヴィヨンの妻』感想:さっちゃんの成長物語?

 この話、読んでいてとても面白かったです。面白かったというか、この話はさっちゃんの成長の話かな、と思っています。

成長といっても、純粋な成長とは言えないかもしれません。

 

それまで、夫の大谷の非道をなんとなくは察しながらも自分は家の中を守っていたさっちゃん。

 

彼女は、大谷が突然ナイフを持ち出してきたときにもあまり動じず、さらには料亭の夫婦が語った大谷の行いに呆れを通り越して笑い出す始末。

そういった描写から、彼女はかなり肝の座ったというか、いつも冷静でいるような人なんだと思います。少なくとも、明日までに五千円という大金を用意しなくてはいけなくなっても、あまり必要以上に悩んだりといった様子は見られません。

 

そんな彼女が、外に出て働き始めます。

それまでは夫が帰ってこない家にずっといて、成長が遅れた息子と一緒に時々夫も混ざる家族生活。

そこから突然、男性も女性も訪れる料亭で仕事を始め、人気者の女中さんになるわけです。それまではなかったちやほや感だったり、それに准ずるものも色々と感じるようになったと思います。

そうしたら、さっちゃんだって今までの人生に比べて一人の人間としてみてもらう機会が多くなるわけですから、それはもちろん楽しいでしょう。

 

 そこで、さっちゃんは学びました。人間は誰しもが清く正しいわけではなく、みんな何かしらの嘘を抱えて生きているということを。そこから、さっちゃんの価値観も変わり始めるのでしょう。最初の頃の口調と最後の頃の口調の違いからもわかるように、さっちゃんは大谷の盗んだ金を返すために動いているところらへんからだんだんとフランクな言葉遣いになっていっています。

大谷の盗みや、仕事を得たことなどで、さっちゃんは「俗世間に染まった」のではないでしょうか。良い意味とも悪い意味とも言い切れませんが、確かになんらかの変化があったんだと思います。

 

 人間は嘘をついていることを学んださっちゃんは、お客さんと関係を持ちます。そしてそれを隠したまま、夫にあの最後のセリフを言うのです。

人非人でもいいじゃないの。私たちは、生きていさえすればいいのよ。」

 

 さっちゃんは、多分夫以外と関係を持ったことを悔いていません。それどころか、これからも改める気は無いのでは。もちろん積極的に道を踏み外すかはわかりませんが、それでも何かあったら自分から特別に抗おうと言う気はないのだと思います。

 

それは、彼女が人間は嘘をつくもの、嘘をついてもいい、と思ったからです。誰しもが人非人になり得るのだから、特別誰かを責める必要はないと思ったのでしょうか。

 

 大谷は確かにどうしようもない人です。放蕩の限りを尽くした上に盗みを行う。だけど、その大谷にこだわっていなくても良いほどの広い世界、新しい常識をさっちゃんは手に入れました。この二人は、何か決定的なこと(例えば法の介入)などがない限り、多分ずっとこのままでいくんでしょう。妻は夫を改めようとせず、そのまま妻の中に自分の罪を隠して。

 

それが普通だ、と思うことで、こんなにも人の価値観は変わるのでしょうか。話自体は救いようのない話なのかもしれません。だけど、読んでいて「俗な美しさ」みたいなものが書かれていた気がしました。

読み直してみると、文章があまり悲観的じゃないんです。これは、最初からさっちゃんが冷静だと言うのもあるかもしれませんが、それにしてもどこか輝いているような気がします。イメージ図を自分で作るなら、「キラキラのグリッターが少し散りばめられている」といった感じが適当なのでしょうか…。

 

どうしようもないことが多く、それは対して特別でもないと妻が学んだからこそ、彼女と彼女の夫は許されながら生きていくことができます。この話もまた、面白いな、と思いました。

 

 

最後に

 と言うことで、今回は太宰の『ヴィヨンの妻』を書いていきました。さっちゃんは、たくましいな、と思います。さっちゃんの勤めている料亭の奥さんもたくましい方です。

現実的に物事を捉えて、それを自分にも応用する。簡単なように見えて、少し難しいのかも。でも実際はみんながやっていることだし簡単なのかも。色々考えることはありますが、それだからこそ面白いです。

 

 

 さっちゃんに一回会って、価値観の違いに驚いてみたいです。そんな体験ができたら良いな〜。それこそ異文化体験になりそうです。これで私の感覚と近かったりしたら逆に笑っちゃいますね。

 

この話は、筋だけ見ると救いようのないと言うか、悲しい話です。でも、思い返してみると明るい話だな、と思いました。矛盾してます。そこが魅力なのかも。

 

 ぜひ、興味を持った方は読んでみてください。

 

 

 と言うことで、今回は太宰治の『ヴィヨンの妻』について書いてきました。面白そうだな〜と思ってくだされば幸いです!

Feliz cumpleaños, Harry Potter!! (記事は日本語でハリポタについて語っています!)

 こんにちは。

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さてさて、今日が何の日か、皆さんご存知でしょうか?

 

7月最後の日…まあそれもあります。

パラグライダー記念日…おめでとうだけどパラグライダーやったことないです。

柳田國男とクラーク博士の誕生日…そうだったの⁈おめでとうございます!!

J.K.ローリングの誕生日…お、一番近い!あと一息!

 

下手な小芝居はここら辺でやめておいて、正解発表〜〜!

 

今日、7月31日は、我らがハリー・ポッターの誕生日です!

どんどんぱふぱふ〜〜!

 

ハリー41歳の誕生日おめでとう!!

 

いや〜、最初に読んだときはハリーも1歳と3ヶ月だったのに(『賢者の石』冒頭参照)、今ではもう41歳ですか、年の流れは早いですね。

ハリー・ポッターと『ハリーポッター(作品)』に出会ってからもう6年?

時の流れを感じます。

 

このブログでも、ブログ開設が2018年。

2018年と、2020年にハリーをお祝いしています。(2019年は何で忘れてしまったのだろう…。一生の不覚…。←大げさでした。)

その時に、それぞれ「ハッピーバースディ」「Happy birthday」と日本語、英語のタイトルをつけているため、今年はスペイン語で誕生日おめでとう、と書きました!

唯一、英語と日本語以外にしっかり思い出せる「誕生日おめでとう」です。

 

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 さてさて、せっかくハリポタについて話す機会があるのだから、何を話すべきか…。ハリーについて語る?

3人組について語る?

ホグワーツという学校の危うさについて語る?

ダンブルドアの酷さ(あくまでも私の意見)について語る?

 

とりあえず、かけることは(3回目なのに)いっぱいあります。

ですが、今回は今年私がついにハマった、ハリポタ登場人物の中のあの人について書こうかな〜。

 

 

その人とは!

ズバリ!

 

セブルス・スネイプ教授!!

です!

 

(もうお気づきだと思いますが、今日のブログはいつもよりもテンション二段階ぐらいギア高めで書いております)

 

いや、スネイプ先生まじでかっこよくないですか?

あ、ここからさらっとネタバレするかもなのでよろしくお願いします。

 

 

愛に生きた男とか言われることもありますが、本当そうですよね…。

 

小さい頃から好きだった女性がいて、

スリザリンに入っただけでグリフィンドールに入った彼女の周りからはさげすまされて、

しかも陰湿ないじめを受けている。あわや死ぬ、というところまで行ったんですよ!

その陰湿ないじめの首謀者と、好きだった人が結婚するなんて…。

 

そして、その好きだった女性を守りたいために

危険もあるけど守ってもらうように寝返ったら、

彼女が死んで、結局一番愛していた女性と学生の時からひどく憎んでいる男性の子供(しかも外見は憎い男より)を守らなければいけなくなった。

その子供のために、最終的には危ない役割をずっと続けて結局死んでしまうんですよ?

 

 どんな人生ですか。そんな人生送りたくない…。自己犠牲半端なくないですか?

11歳でホグワーツに入学してから38歳でホグワーツで死ぬまで、想像を絶する辛さだと思います。

 

 もちろん、スネイプに悪いところがないとは言いません。

 

グリフィンドールや他寮からずーーーっとけなされたなかで、スリザリンの結束が強くなるのは当たり前のことだと思いますし、卒業後もそこの繋がりが強くなって行くのも納得はできます。

 

ただ、それでもスネイプが最初から悪の魔術に興味を持っていて、しかも最初から「マグルはマグル」と差別化していたのは事実です。

多分、親からずっと虐待されていたためにマグルの父親と「マグル」を一体化していたのではないでしょうか。

その状態で純血主義のスリザリンに入ったのだから、純血主義になるのも予想の範疇です。

悪の魔術を極めればリリーと近づけると誤解したのも、彼の大きな勘違いでした。

それに、「穢れた血」は完璧な差別用語。それを使うのは最低です。その点で、彼はただただ賞賛されるべき人ではありません。

 

 

 スネイプ先生は、彼のみならず同じ世代の生徒とともに、どの寮にも善悪はある、と教えてくれた人の一人です。

スネイプ先生は確かに差別的思想を持ったし、陰湿と言われるような生徒への過度ないじめとも言われる行いをしました。

でも、目的達成のために彼の力をつぎ込んで文字通り一生をかけて行動しました。

 

そして、彼の同世代であるシリウス、ジェームズは、グリフィンドールらしい勝気さや、勇敢さなどを持ち備えていると言われます。

ですが、グリフィンドールにも彼らのように傲慢・不遜を極め、時にはスリザリンらしい「狡猾さ」を発揮する生徒もいるんです。騎士道の言葉の意味を問い直さなければいけないような生徒も当然います。

 

 スネイプ先生については、善悪のどちらかに分類したいわけではありません。

あの人は、善とか悪とか気にせずに自分の信じるところ(スネイプの場合はリリーへの愛)に向かってただただ突き進んでいきました。

その生き様の間に起こった、彼のジェームズから受けた仕打ちを擁護したり、彼が教師としてグリフィンドールに行ったことを非難したり、何か言及しようと思えばいくらでもできます。

 

だけど、結局それはどちらも悪かったよね、で終わる話でもあるんです。ただ、その言葉の重みに文字通り命がかかる、とても中身の濃い「悪さ」であるだけで。

それを発展させてくるのは、ダンブルドアだったり他の人間の行いだったり。ダンブルドアに関してはもう…怒鳴りたい。特に賢者の石での病室のシーンについて。

 

 

善悪にわけたいわけではなく、ただ好きなんです。

その生き方というか、言動だったりが、全てが尊敬できるわけではなくても、憧れます。

こんな生き方は私にはできないだろうけど、ここまでの覚悟を持ってみたい。そう思わされます。

 

 本と映画で、かなりスネイプ先生への印象って変わると思うんですよね。

映画の方がスネイプ先生に優しいです。だけど、本の中のスネイプ先生の描写も好きなんです。痩身で、細く長い指っていう表現も好きです。

「育ちすぎたコウモリ」ってあだ名誰が考えたんでしょうね。ウィーズリー双子だったり、ダンブルドアだったりしたら面白い(笑)

 

 

 そして、彼の能力値の高さ…!!

 

ヴォルデモートも騙す閉心術とか、すごくないですか

 

ホグワーツの中でも最年少の先生で、一科目完璧に任されて、しかも寮監までやっているって、すごくないですか

 

一つの科目を教えるだけでもすごいのに、防衛術と魔法薬学を教えられほどまでになり、しかも在学中に教科書の間違いをいくつも正しているってすごいですよね…(断定)

 

 スネイプ先生凄すぎでしょ…(泣)大好きなんです…。

 

そしてシリウス、スネイプ先生にやったあの仕打ち(人狼関係)は忘れないから。

あんた本当にバカですか?傲慢にもほどがあります。命は大事にとかそんな保育園でもわかることわからないんですか?友達を殺人犯にしたいんですか?

暗い感想は以上!

 

 

原作を読んだ上で、私はスネイプ先生が好きです。映画のスネイプ先生ももちろん好きです。

このスネイプ愛、今年に入ってからさらに培われたんですよね…。スネイプ先生が好きで、スネイプ先生の書体をネット上で探して、真似するために万年筆用にインクも買いました。

 

 

 ということで、ハリーの誕生日に先生について話しすぎました。ハリー、誕生日おめでとう!(2回目)

ハリーたちについては、去年の記事でもかいたので、今年はスネイプ先生でもいいかな〜と思ったんです。

先生は、いろいろなところで批判されるべき言動をしている中、批判されるべきではない言動も多くしています。それぞれについて書いていきたいんですが、流石にそれは長くなりすぎるのでやめておきます。

 

 『ハリー・ポッター』は、ISAK(私が八月から入学する高校)に入る人たちとの会話をする上でもかなり役に立ってくれます。いろいろな国で愛されているし、もちろん魅力的です。日本の翻訳は子供向けにしすぎだと思っていますが、それでもまた原文とは少し違った形で楽しめるので面白いです。

 

また来年も、7月31日にハリーの誕生日お祝いの記事を出せるといいな。

この本はずっと好きだし、思い出深い本です。

他にも思い出深い本はいっぱいありますが、毎年何らかの新たな発見があるこの本についてのブログは、書いていて飽きません。

 

ハリー・ポッター、読んだことがない人や、見たことがない人は、ぜひ挑戦してみてください。とても面白いですよ。

また、この作品を書いてくださったJ.K.ローリングさんも今日が誕生日です。おめでとうございます!

 

あ、ちなみに、この前最後のウィザードコレクション(グッズを売るイベントのようなもの)が開かれました。そこで、最初で最後(になる可能性がなくはない)のハリポタグッズも買いました(東京のハリポタ好きの人に買ってもらいました)!魔法薬学のノートとか最高すぎか?最高です。

他にも色々なイベントが開かれていますが、流石に行けません…。いつか行ってみたいです。今年が、映画から20周年なので、今年は多分イベントが多いんですよね。コロナがあることが悲しいです。

 

 最後までお読みくださりありがとうございました。ハリーももう41歳、闇払いとして頑張っているんでしょうか。マルフォイも魔法省の会議に参加していました(『呪いの子』より)。ハーマイオニーは魔法大臣…41歳でいわゆる「首相」みたいな役を務めるんでしょう?尊敬です…!!

 

好きなアイス!甘いもの大好きです

今週のお題「好きなアイス」

 

 こんにちは。今日は、少し疲れが溜まっているのでゆっくりしたい…とか思っていたら10時からミーティング?!?!みたいな感じでした。ちょっと、もういろいろ覇気が飛んで行ったので、書いておこうと思った記事を全て捨てて「はてなブログ今週のお題」を書いていきます。

めちゃくちゃ手抜き記事になります。

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 うーん…好きなアイスですか。なんでも食べるので、大概好きなんですよね。なす味のアイスとかあったら丁重にご遠慮しておきますが(ナスは食べますよ、普通に食べます。嫌いじゃありません、でも脳が好きということを拒否してるんです)。

 

 でも、この頃意識して買っているアイスはピノです!

なんでかというと、V6がタイアップしているからです!V6が関わっているなら、それはもう応援するしかないですよね…。こうして人は企業にお金を落としています。でも、それで推しが幸せになったり推しへの待遇が良くなるなら問題はなし!今まで買っていたアイスの類を変えているだけです。

 

普通に、ピノも美味しいですよね。タイアップ前はあまり食べてはいませんでしたが、小さいときは割と食べていました。でもまだ何箱かかったのに青のピックしか出てきません…。ちょっと残念。ハート型とかも出てきていません。割と残念。

 

 ピノを買う前に買っていたのは、チョコミント味のアイスや、クーリッシュ雪見だいふくなどでした。雪見だいふく美味しいですよね…。あれは、中一の時に部活の友達と半分こしたり、小学生の時に友達と半分こしたりした思い出があります。

雪見だいふくだけでなく、パピコとかも半分こしやすいから、金欠小学生・中学生の味方です。

 

 あと、アイスのフレーバーはチョコミント大好きです!だから、時々自分にご褒美をあげたい時は、周りより少し高いチョコミント味のアイスパフェを買ったりします!チョコミント美味しい…もちろん他の味も好き!オレンジシャーベットとか、バニラとか、ミルクとかも美味しいですよね!

 

 家の近くに、たまご屋さんがあるんです。そこは、たまごも売っているし、卵を加工したものとかお昼ご飯とかも売っているんですけど、ジェラートがとても安く売っているんです。そこの、卵を加工したフレーバーも美味しいです!

ISAKに行った後、車で移動できる機会があったら友達と一緒に行ってみたいな〜なんて思っていたりもします(笑)

 

 夏になると、やっぱりアイスはめっちゃ食べたくなるのに、食べ過ぎると流石に糖分摂取型になりますよね…。だから我が家でよく登場するのが、チューペットです!

あれの正式名称ってなんなんでしょう。ポッキンアイス?チューチューアイス?チュッチュ棒?地域によって違うとも聞いたことあります。

あれは氷菓ですし、カロリーも低いから…とか自分で言い訳しつつ、割との頻度で食べています。美味しいし、甘いし、冷たいし、幸せです…!

 

 なんかもう、健康に関係ある程度にならないのならなんでも美味しいものを食べていきたい。美味しいものを食べてる時が幸せです。

さて、久しぶりにこんな文字数で記事を終わりにします。なんか食べたくなったけど、今日はデザートにプルーンを食べたのでやめときます!!

あー、糖分摂取して疲れを取りたい。頭を使った分だけ糖分消費されてもらいたい。そう思っている人は多分いっぱいいるはずです。頑張っていきましょう…!

 

 最後までお読みくださりありがとうございました。昨日は感謝の記事書いて、今日はこんな息抜き記事書いて、すごい落差ですね…。明日からはしっかり書いていくので!

投稿数300記事!感想等 カテゴリ別おすすめ記事

 こんにちは!

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目次

 

 

前書き【感謝感激雨嵐:本当にありがとうございます!】

 

今日は、お祝いというか、息抜き記事を書いていきます。後半は今までの記事をただただ載せていくだけなので、気になるワードがあったらぜひクリックしてみてください。

 

 私は、ISAKという長野県にあるインターナショナルスクールに入学する予定です。その学校は、8月中盤から学校が始まるため、3月に中学校を卒業してからは一学期間ずっと学校には通っていませんでした。

 後少し(もう一ヶ月も切りました)で、学校が始まります。とても楽しみです。それまでに終わらせたかった課題が全く終わらず、少し焦っている状況ではありますが…。

 

 そのギャップターム期間、何かやろうと思い、毎日の連続投稿を途中から始めました。

4月21日から間を空けずに毎日投稿して、ちょうど今日(7月29日)で100日目です!!昔から三日坊主だった私が、毎日続けられたなんて…。

正直、一回だけズルをしたことがあります。その日の夜から書き始めると時間が経ってしまい、日付を超えてしまったので、記事の設定をいじって日付を超える前の時間に乗せたことがありました。だけど、それ以外は正真正銘ちゃんと書いた記事です!

 

3ヶ月経ったのか…と思うと、時間の進む早さに驚きです。その間、3ヶ月間という期間にそぐうようなことができたかと思うと、決して自信を持ってできたとは言えません。

でも、自分でも新たに興味のある分野を開拓できたので、まあまあ頑張れたかな。もっとできた、と思うと際限がないので、向上心は忘れないようにしながら満足していきます。

 

また、100日達成の10日前に、ブログで300記事を達成できました!

ブログが続けられるのも、毎日書いていけるのも、いろいろな記事に対して反応をくださる方達のおかげです!アクセス数や、評価などを気にしないように、と思っていても結局は気にしてしまいます。だから、皆さんがこのブログにアクセスしてくださったり、記事にコメント、スターをつけてくださったりすると、本当にありがたいです!

いつも読んでくれるみなさま、偶然このブログをのぞいてくれたみなさま、本当にありがとうございます。

 

毎回、何か節目の時にはその時々でブログの記事のまとめを作っています。

 

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 250記事目では、思い出深い記事だったり、自分の考え方が変化した記事だったりを紹介していました。これは、今でも全然変わらないし、実際に今読んでも納得できるところがたくさんあります。

 

 この記事では、カテゴリー別に少しずつ記事を紹介していきます。

 

【読書】おすすめ記事

 

まず、「読書」のカテゴリー。

 

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だいたい100記事と少しなので、全体の3分の1を占めています。このギャップターム中にかなりブクレポを書いてきたので、それで増えました。

 

 この中でオススメしたい記事をただただ載せていきます!気になるワードがあったら、ぜひ見ていってください。

 大抵、「今の自分に影響している」「まだ何回も思い起こすことがある」ということを基準として選んでいます。本自体もすごくオススメですし、いくつかの記事は自分としても上手く描けたと思っているものがあります。

 

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【英語学習】おすすめ記事

 

 読書の次は、この頃全然更新していない「英語学習」のカテゴリー。

ここでは、自分の英語の勉強方法や、みた英語映画の感想を書いています。

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 正直この頃全然更新していない…。英語学習を全然発展させていないんだから、何もかけないのは当たり前ですよね。とりあえず毎日オンラインレッスンを30分間やってます。

 ここに関しては、なんとなくISAKに行ったら記事の数が増えそうな予感。ただ、ISAKというカテゴリを作ろうとも思っているので、その場合はちょっとわかりません。

 

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【学校生活】おすすめ記事

 そして、「学校生活」のカテゴリー。

学校生活については、いろいろなことがありました。小学校少しと、中学校三年間ですね。だいたい自分の思い出を書いているものなので、読んで面白いかはわかりません。学校のなかで「これおかしくない?」などと思っていることが共通だったら、役に立つものもあるかもです。とりあえず、思い出深いものを集めていきます。

 

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【雑記】おすすめ記事

 最後に、「雑記」カテゴリー。ここも、そろそろ整理したいんですよね…。

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とりあえず、今の自分に影響があるもの、経験してとても勉強になったものなどを書いていきます。

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特に「雑記」には、色々と自分の価値観形成のきっかけになったことなどもあるので、一番読み返していきたいカテゴリーです。

 

 

あとがき

 ということで、記事を書いてきました。こんな手抜きな記事が300記事のまとめ版(実際にはこれが310記事目です。)なんて…。

 

 しかも、この記事一回消しかけたんです。なぜなら、新しくカテゴリーを作ろうかと思ったから。「ISAK」というカテゴリと、「学習・経験」と行ったカテゴリを作ったほうがいい気がしています。

読書記事はしょうがないものの、雑記記事をもっとアクセスしやすくしたいので、新しいカテゴリは作った方がいいはず。いろいろなところに行った記録とかは、雑記とはまた分けておきたいです。

ISAKに入れば、いろいろなISAK関連の記事を書くと思うので、今以上にISAKの記事が多くなります。

…ということで、いくつかカテゴリを作るならそれを作った上でこのまとめ記事(?)を書いた方がいいんでしょうが、そのための時間と根気がなく…。カテゴリが作られるのは数週間後のこととなると思います。

 

 なんというか、本当にこの記事が300記事記念でいいんでしょうか(笑)

学校が始まったら400記事なんていつ行くか…まあ、なんとかなりますよね。何かいたって自由です!

 

 最後までお読みくださりありがとうございました。なんとなく気になる記事を見つけてくれたりしたら嬉しいです!

 

 

 

 

太宰治『父』『母』感想 所々で爆発する感情

 こんにちは。昨日、読みたい本が地味に終わらなくて、結局日付を超えるまで本を読んでしまいました。とても面白い本ではありましたが、さすがに眠い…。無理は禁物です。

 

 今日は、太宰治の本の感想を書いていきます。書いていくのは、新潮文庫の短編集「ヴィヨンの妻」に収録されている『父』と『母』です。

 

 

 

 

 

目次

 

 

短編集紹介、著者紹介

 

 それでは、まずは短編集紹介、著者紹介など。以前までの記事からコピペします。

 

短編集は、新潮文庫の『ヴィヨンの妻』です。全部で8編が収録されています。いずれも太宰の晩年に書かれた作品で、「死の予感」が読み取れるものも多くあります。

  1. 親友交歓
  2. トカトントン
  3. ヴィヨンの妻
  4. おさん
  5. 家庭の幸福
  6. 桜桃

このうち、7作目の「おさん」は以前ここで紹介したことがあったので、7作の感想を書いていこうと思います。

 

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 著者紹介も。

 

著者は、太宰治です。太宰はもう有名ですね。

教科書題材でも『走れメロス』は定番ですし、『人間失格』という作品も題名のパワーがすごいので印象に残っている人も多いのではないでしょうか。

 青森県出身の作家で、戦前から戦後ぐらいにかけて活動しています。自殺未遂や薬物中毒などかなり破天荒というか、クセの強い人生を送ってきています。

 

この前、太宰治読了のまとめ記事も作ったので、興味のある方は是非そちらものぞいてみてください。

 

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 最初、この『父』と『母』のあらすじを書き、その後で感想を書こうと思っていました。

しかし、どちらも短い作品の上、あらすじを書くよりも十数ページを読んでもらう方がぜったいにいいと思うので、あまりあらすじは書かずに感想を書いていこうと思います。

物事がどんどん流れていくので、あらすじは書きにくく、少ししか書けない気がするからです。

 

 

『父』感想:太宰の叫びのようなものがありました

 

 それでは、『父』の感想を。

この話は、聖書のアブラハムとイサクの物語から始まります。

のっけから聖書を出してきて、

子供を身ごもっている上に他にも二人の子供がいる妻をないがしろにして自分だけが放蕩していること

「義」の世界を持ち出して言い訳をしています。

 

 のっけから、

洋の東西を問わず、また信仰の対象のなんたるかを問わず、義の世界は、悲しいものである。

と言っていますが、だからと言って許されることをやっているわけではないだろう、という感想が出てきます。

 

 えーと、つまり、聖書にも親のために子が犠牲になる例があるんだから、俺のために周りが犠牲になるのも…と言った感じでしょうか?

正直、一緒にするもんか?とも思いますし、それは言い訳にもならないのでは…と思いました。

 

 本当に、読めばわかる駄目男なんです。

これは太宰が自分自身のことを書いたのでしょうか。実際の日記ではなくても、心情などは太宰のものなのでは、と思っています。

 

自分でも、自分がやっていることの異常さがわかっているんでしょう。

周りにどんなに迷惑をかけているかもわかっているんでしょう。

 

 だけど、それでも自分の知っている快楽だったり、妙なプライドだったりを超えることができず、結局は身重の妻の願いを無視して、他の女と出かけています。

 

 なんというか、自分で堪えがわかっていてもそこにたどり着けない感覚。そして、その行動を肯定するために聖書経由で「義の世界」と言いだす姿勢。それで「親は無くとも子は育つ」とか、流石に駄目男ですよね…。

 可哀相になってくるというか、もしもこんな人が近くにいたら憐れんでしまうと思います。

 

こども、って言っていいんでしょうか。

自我が強すぎると、その人は周りに合わせることを覚えられません。子供も自我が強いですし、さらに変な理由づけによって正当化しようとする。主人公がこどものようだと思いました。

 

 これ、「太宰治」っていうネームバリューがなかったら読んでも「最悪な人」としか思わないと思います。

ネームバリューがあっても、「最悪」に変わりはありませんが、

太宰がどういう価値観だったのか、自分のやっていることについてどう思っていたのか。

そう言ったことを知るのは面白かったです。

 

 この、子供を3人(一人は腹のなか)連れて寒いなか配給に出かけている妻の願いを無視して、家を出て他の女と一緒に遊ぶのは実際のエピソードなのでしょうか。

もしこれが実際の出来事だとしたら、流石に奥さんが可哀相です…。駄目男だと走っていましたが、そこまで駄目男だったとは、太宰。

 

 この本を読んでいて、一番印象に残った文章はこの部分です。

 

生まれてすぐにサナトリアムみたいなところに入院して、そうして今日まで十分の療養の生活をしてきたとしても、その費用は、私のこれまでの酒煙草の費用の十分の一くらいのものかもしれない。実に、べらぼうにお金のかかる大病人である。一族から、このような大病人が一人出たばかりに、私の身内の者たちは、皆痩せて、一様に少しずつ寿命を縮めたようだ。死にゃいいんだ。つまらんものを書いて、佳作だの何だのと、軽薄におだてられたいばかりに、身内の者の寿命を縮めるとは、憎みても余りある極悪人ではないか。

死ね!

 

 この部分、もしそれまでがフィクションだったとしても、この部分だけは太宰の実際の言葉だろうと思います。

太宰の実際の言葉であって欲しいとすら思ってしまいます。

 

自分のことを憎んで、嫌悪感を持ち、それでも遊ぶことから逃げられない。逃げようとしているのか、それとも逃げることを無意識に諦めているのか。

駄目男なのに変わりはありませんが、この部分はとても印象に残りました。

 

顔真卿の書物で、「祭姪文稿」という書があります。

これは、死んだ身内のことを悔やんで書いたものです。一部で感情が溢れ出し、筆跡が荒々しくなっていることでも有名なもののうちの一つです。

 

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何となく、それに似ているな、と思いました。

太宰はこういうことを思って、こういう文章を書いていたんですね。

もしかしたら、この文章も作られたものかもしれません。狙って書かれたものかもしれません。だけど、感情が爆発しているように感じ、とても興味深かったです。

 

 

『母』感想:少し早すぎたかも…また読み直したいです

 

 さて、『母』の感想に移ります。

この本は、正直私は余りよくわかりませんでした。それでも、面白いことは面白かったです。

 

『父』が父親としての太宰を描いたであろうものだったので、『母』も太宰の妻か、太宰の母親をかいたものかと思っていました。

ところが、この話は全然違いました。港町の旅館に泊まった時の出来事を綴った話でした。たぶんこれはエッセイのような、実話なんだと思います。

 

キーポイントは「戦争」なんでしょうか。

戦争のすぐ後だからか、前に兵隊にいた男性とか、鴎外の軍服姿の写真とか、戦争中の出来事を当たり前のように話していて、少しなれませんでした。戦争ってやっぱり実際に起こったことなんでしょうね。

 昼に、そう言った思い出話のようなものを話していた時、彼らは戦争に対して苛立ちのようなものを覚えていたんだと思います。

反発心というか、とにかく嫌だった、というような気持ちが現れていた気がしました。

 

 しかし、夜に隣室の人が話しているところを、太宰は偶然耳にしました。

若い世代が戦争に行くこと。青年の母親が同年代と知り、「……」となる女中。最終的にはお母さんのように青年を気にかけます。

その一件は、ある旅館で起きた偶然の出会いというか、少ししんみりする話で済むと思います。

また、「聖母を明るみに出すな!」という言葉もも、それまでの軽妙な語り口に比べると少し変わっていて、印象には残りました。でも、何となくその言葉の意味がわかるような気はします。正直、何でそんなに言ったのかの意味は正確にはわからなかった…。

 

 太宰にとってはかなり印象に残る出来事だったのかもしれませんが、私には余りこの話に込められた意味がわかりませんでした。

太宰が「きゃっと叫びたいくらい」と書いてある部分は、「ああ私もそういうことある、わかるわ〜」となって、そこが一番面白かったかもしれません。

 

 この作品の名前が、『母』になるんですね。もう少し大きくなってから読めば、良さがよりわかるようにはなるかもしれません。

 

 

まとめ

 

 ということで、今回は『父』と『母』の感想を書いてきました。

どちらも面白かったものの、私は『父』の方が好きでした。もちろん話の救われようとかは、『母』の方が全然良かったです。でも、読み直したときに印象により残ったのは『父』でした。

 

 『母』は、「短編集の中でも特に好きな作品」といっている人たちが見てきた中でも何人かいます。だから、多分私はこの作品をまだしっかり理解できていないんだと思います。だから、また少し時が経った後に読んでいきたいです。

そうすれば、この話の魅力を見つけられるのかな?

 

 最後までお読みくださり、ありがとうございました。次は『ヴィヨンの妻』の感想だと思います。この作品は面白かったですね…。しっかり感想書けるよう頑張ります!

垣根京介『午前3時のルースター』読了! 感想書きます

  こんにちは。そろそろ、連続投稿が厳しくなってきたような…。ちょっと大変です。でも、色々楽しく過ごせていて嬉しい!

 

 今日は、本の感想を書いていきます。太宰治の感想が続いていましたが、今回は他の本です。

垣根京介さんの、『午前3時のルースター』という本。

 

 

目次

 

 

本のあらすじ紹介、著者紹介

 

 まずは、本のあらすじ紹介と著者紹介へ!

この本の著者の垣根京介さんは、長崎県出身の小説家です。

『午前3時のルースター』でデビューし、『君たちに朝はない』『ワイルド・ソウル』などが主な著作としてあります。

 

 

それでは、『午前3時のルースター』のあらすじ説明を!

語り手は、旅行代理店勤務の長瀬です。

ある日、取引先の社長から、個人的なツアーを依頼されます。それは、社長の孫をベトナムに連れて行って欲しいというもの。

 

 その旅行には目的があって、社長の娘の夫、つまり孫の父親を探すことが目的でした。その父親は、会社の仕事の途中でベトナムに出張に行き、そのまま行方不明になってしまっていたのです。

それを、どうしても諦めきれないと孫が言い張るものだから、祖父もこの旅行をセッティングしました。

 

 その孫と会ってみると、重い話をされました。

 

自分の父親は死んだと思われている。

母親は、最初から会社の存続のためにいいお嫁さんになることを目的として育てられた。

その母親に、再び縁談の話が来ていて、母親も別に嫌がってはいない。

このままだと、家に父親が帰ってくる場所が一つもなくなる。

 

でも、実際に父親は帰ってきていないし、死んだ可能性も正直あるのでは…。

そう思っても、この少年は二年前のテレビ番組で父親らしき人物をたまたまみて、父はまだ生きていると確信したのです。

確かに、その父親は外見だけだと「似ている」程度ですが、同じ癖を持っていて、違うとも言い切れないものでした。

 

 早速長瀬は、孫の話を確かめるために友人を介してそのテレビ番組の制作担当と会うことになります。

 テレビ番組の制作担当の人と会うと、奇妙な話が。このテレビ番組撮影中に、父親と考えられる人物がいた市場を撮影したことで、ナイフで命の危険すら出てくるような危険な目にあったのです。

 

 この話を聞いて、制作担当を紹介してくれた友人の源内も、一緒にベトナムに行くと言い出しました。そこで、長瀬と源内、そして孫の慎一郎とベトナムに行くと、ホテルもキャンセルされ誰かが付け回してきて、様々な邪魔が待ち受けていました。

タクシー運転手と、現地の売春婦を通訳として雇い、彼らは五人で待ち受ける妨害をかわし、父親を探そうとします。

 

 なぜ慎一郎たちは狙われなければいけないのでしょうか。父親は生きているのでしょうか。生きているならば、何を隠しているのでしょうか。

 

 そういったあらすじです。

 

 

 

感想:時代の違いと、国の違いが楽しめる本!

 この本の感想を書いていきます。

なんというか、合う人と合わない人がいるだろうな〜という感じ。

 

 私は、とても楽しく読むことができました。読んでいてストーリーが斬新というわけではなくても、定番のドキドキ感とスリル感が味わえる話だったと思います。

登場人物自体もかなり濃くキャラ付け設定がされていて、所々「車・バイク・時計」らへんで豆知識というか、オタクなところが出てきています。そこらへんも読んでいて、私自身は知識がないので分からなかったものの、楽しかったです。

 

 ただ、合わない人はいると思います。

要因として、まず設定が新しくないこと。私はあまり読まないのですが、アクションミステリ系を読む人なら、途中からもう結末に予想がついてくると思います。私も、なんとなくの予想はつきました。

 そして、ラノベのように登場人物にキャラがとてもついていること。慎太郎くんとか、ちょっと大人すぎだと思います。高校合格お祝いの旅行なので、私よりも年下です。

ああいう特殊な家庭環境で育つとそうなるのか、と思うこともありますが、それにしても少し大人すぎる気がします。もう少し気楽に生きていいんだよ、と言いたい…。本の中でも、仲間を見つける段階で物事がうまく生き過ぎているような気はします。本の中なら都合がうまくつきすぎることだってありますよね。

 

 

 そういったことが気になる人だと、あまり目新しさや面白さは感じないのかも。だけど、私はとても楽しめました!

 

 まず、こういった形のミステリをあまり読んでいなかったので、少し昔の旅行はこんな感じなのかな、といった雰囲気も味わえましたし、

最後まで「あれ、どうなるの?こうなる…んだよね?もしかして違う?」と右往左往していたので、作家さんにとっていい読者だったと思います(笑)

 

 また、車や時計についての知識が出てくると書きました。

それは、出てくる長瀬さんや源内さん、そして慎太郎くんもかなり車などに造詣が深いのに加え、偶然見つけたタクシーの運転手さんが自分で車を改造しているほどの車通なことが影響しています。

車について調べたことはほとんどなく、車の車種だったりバイクの種類だったり言われても、全く分からないのが正直なところです。

でもそれが嫌なわけではないんです。

もともと、舞台がベトナムという私にとっては未開な地。異国情緒漂う舞台で、全く知らない車の話で盛り上がっているところを読むと、舞台も相まって本当に「非日常」といった気分になります。

 

それに、車やバイク、時計で国や年齢を問わず共通の話ができるのが、すごいなと思いました。

この時代は、多分スマホがなくて普通に電話するときも固定電話だったんですよね。この頃そういった話題が家族でも出たんですが、google mapなしで旅をするって、私にはもう想像できないんです。物心ついた時から電子機器があるので。

だから、逆にそういった機器を使わずに旅行するのも、暇なときにやってみると絶対に楽しいだろうな〜と思います。なんというか、逆に贅沢ですよね(笑)

そういった、時代の違いみたいなものもかなり楽しかったです!

 

 物語のスピード感も、私にはちょうど良かったです。

読みたいところはじっくりと、でもスピードを出すところはスピード感を出して。そういったスピード感がしっかりとしていると、読んでいて全然疲れません。この本も、もちろん全然疲れなかったです!

 

 出てくる登場人物たちも、みんな愛されるキャラというか、親しみを忘れないので良かったです。おじいさん、もうちょっとなんとかならんのか…とは思いましたが、全てに納得のいく辻褄がつくなんて現実でもそうそうありませんよね。

長瀬さんも、なんとなく自分の性格について考えるところがあって、自分はどうなのか、と考えるきっかけにもなりました。

 

 

 

まとめ:もっといろいろな作品を読んでみたい!

 

 ということで、読んできたのは垣根京介の『午前3時のルースター』。

この人の作品を調べて見ると、デビュー作の今作よりも『ワイルド・ライフ』という本が面白いそうです。今度図書館で見つけたら借りてみます!

 

 「デビュー作だから〜」とかいうつもりはないんですが、スピード感はあって登場人物もキャラ立っていたのに、なんかバーっと物事がいい感じに過ぎ去っていった感じでした。展開が早かったんでしょうか…?

もうちょっとパンチが効いていると、ストライクだった気はします。

それでも、こういった形の本の入門としてはとても面白い!

現に私も物足りなくなって次に読むべき本を探しましたし、ちょっとミステリ怖いかも…という人には、入門としてオススメです!

 『午前3時』というタイトルは、これから訪れる未来がある、ということを指し占めているんでしょうか。タイトルの意味もしっかり考えてみたいです。

 

 最後までお読みくださりありがとうございました。というか、気がついたらこのブログ300記事超えてました!びっくり!あと少しで継続日数が100日になるので、そのときにまとめ記事みたいなものを書いていこうかな、と思っています。

太宰治『トカトントン』感想  軽妙なユーモアと、太宰の考え

 こんにちは。今日は、一日色々と動いた後で、家に帰ってからもやることが山積みで…。この現状を、嫌だと思わずに、少し呆れながらも楽しいと思ってしまうところが私らしいです(笑)

 

 今日は、太宰治の『ヴィヨンの妻』の感想を書いていきます。この短編には、新潮文庫の『ヴィヨンの妻』(短編集)を読んでいるときに出会いました。太宰の晩年に書かれたものです。

 

 

 

目次

 

 

 

短編集の内容紹介・著者紹介

 それでは、短編集の内容紹介と著者紹介に行こうと思います。

短編集は、新潮文庫の『ヴィヨンの妻』です。全部で8編が収録されています。いずれも太宰の晩年に書かれた作品で、「死の予感」が読み取れるものも多くあります。

  1. 親友交歓
  2. トカトントン
  3. ヴィヨンの妻
  4. おさん
  5. 家庭の幸福
  6. 桜桃

このうち、7作目の「おさん」は以前ここで紹介したことがあったので、7作の感想を書いていこうと思います。

 

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 著者紹介も。これは、今までの記事からのコピペです。

 

著者は、太宰治です。太宰はもう有名ですね。

教科書題材でも『走れメロス』は定番ですし、『人間失格』という作品も題名のパワーがすごいので印象に残っている人も多いのではないでしょうか。

 青森県出身の作家で、戦前から戦後ぐらいにかけて活動しています。自殺未遂や薬物中毒などかなり破天荒というか、クセの強い人生を送ってきています。

 

この前、太宰治読了のまとめ記事も作ったので、興味のある方は是非そちらものぞいてみてください。

 

chirpspring.hatenablog.com

 

 

 

トカトントン』あらすじ

 それでは、『トカトントン』のあらすじ説明をしていきます。

 

この本は、ある手紙の冒頭から始まっています。

拝啓。一つだけ教えてください。困っているのです。

 

そして、手紙には少し不思議なことが書いてあります。

 

手紙の書き主の「私」は、終戦の時に兵舎の前の広場に整列させられ、ほとんどが雑音の玉音放送を聞かされました。

その時、「私」は体が地の底に沈むような感覚を得ます。

 

死のうと思いました。死ぬのが本当だ、と思いました。

 

その時、かすかに金槌の「トカトントン」という音が聞こえてきたのです。

それを聞いた途端、憑き物から離れたような、白々しい気持ちに男はなりました。

その金槌の音が、自分の思い込みや感情を全て静かにしたのです。

 

 兵舎を離れた彼は、郵便局に勤め、なんでもできると軍隊生活の記録を書き進めます。

あと少しで大作完成、というところで、遠くから「トカトントン」のあの音が聞こえてきます。途端に、全てが冷めてもう記録を書かなくなるのです。

 

 その後、彼は仕事に精を出すように。ちょうど円貨の切り替えで、郵便局の仕事はとても忙しくなってきたのです。「ほとんど半狂乱みたいな獅子奮迅を続け、」そしてまた、「トカトントン」の音が聞こえてきたところで普通の「窓口郵便局員」に変わるのです。

 

 次に「私」は恋愛をしました。

小さい旅館の女中さんです。

毎週郵便局に来て、おかしな量の金額を入れるものですから最初は少し不思議になった「私」。そこで、機会があってその金の訳を聞いているうちに、男は女性が愛しくて仕方なくなりました。

しかし、話している間に突然「トカトントン」が聞こえてきて、そのまま会話を終わらせてさることに。

 

スポーツをしていても、

労働運動に参加していても、

政治について考えても、

火事現場に駆けつけても、

お酒を飲んでいても、

果てには気が狂ったのではと自殺を考えても、

 

聞こえてくるのは「トカトントン」のあの音でした。

 

その音から逃れるにはどうしたらいいのか。ずっとそれを考えていて、「某作家」に送った手紙が、この手紙だったのです。

 

 なお最後にもう一言付け加えさせていただくなら、私はこの手紙を半分も描かぬうちに、もう、トカトントンが、さかんに聞えて来ていたのです。

 

そうして、あんまりつまらないから、やけになって、ウソばかり書いたような気がします。花江さんなんて女もいないし、デモも見たものじゃないんです。そのほかのことも、たいがいウソのようです。

 しかし、トカトントンだけはウソでないようです。(後略)

 

 

この手紙に対し、「無学無思想の男であった」某作家は、こう答えます。

拝啓。気取った苦悩ですね。僕は、あまり同情してはいないんですよ。

(中略)

このイエスの言に、霹靂を感ずることが出来たら、君の幻聴は止むはずです。

 

中略部分には、「真の思想は、叡智よりも勇気を必要とする」といった内容の文章が書かれていました。

 

 

 

トカトントン』感想:軽妙なユーモアが面白い…

 

 それでは、感想を書いていきます。

この本を読んだ時、私の太宰を読むときの例に漏れず何回か読み直しました…。

それで思ったんですが、太宰の本ってやっぱりユーモアがありますよね!

読んでいて面白かったです。

 

 なんというか、そもそもトカトントンという言葉が面白いですよね。題名が「トカトントン」というのも面白いです。

そして、この悩みを持っている「私」にとっては少し失礼かもしれませんが、手紙の文章も面白かったです。

生い立ちと終戦の兵舎でのシーンから始まって、一人の男の人の生き方(?)が書いてあるんです。その中に、奇妙なほどに入り込むカタカナの文字列、「トカトントン」。

この時点で、言葉のチョイスがもう面白い…。

 

 

 それに加えて、長々と読んできた男の手紙に比べて太宰の手紙の短さ!

本当に短いです。読んでいると、男の人生というか困っていることが多く書かれてきたのに、太宰の手紙はすぐ終わっているので、そこも拍子抜けな感じです。

ちなみに、太宰の手紙、といっていますが、太宰とは書いておらず「無学無思想」「某作家」などと書いています。

太宰と明言はされていないですが、書いてあることなどから「これは太宰…だよね?」と自分の中で思いました。前回の『親友交歓』のような感じですね。

 

 太宰の返事も面白いです。イエスの言葉を引用した上で、真の思想は叡智よりも勇気だといっています。

つまり、「私」がずっと聞いてきた「トカトントン」とは、自分が臆病だから聞こえてくるというものです。

何か思い切りをつけたくなった時に、無意識のうちに怖くなったりすると、「トカトントン」で逃げたくなる、といったことでしょうか。

 

 私は、この話を読んでいる時に、この「トカトントン」は戦争の幻影のようなもので、「私」も戦争の被害者のうちの一人だったんだろうな、と思いました。

色々な価値観ががらっと変化したその時期、いきていくだけで精一杯だったでしょう。だから、この人も戦争の犠牲になっているんだな、と思いました。

 

 そうやって、割とシリアスに考えていたので、

太宰が「思い込みだから、勇気の方が大事だよ」みたいなことを言っているときに、

「そんなに軽く?!」とちょっとびっくりしたと同時に、適当じゃない…?と思ったんです。そこまで適当に答えなくても…と。

 

 

 でも、読み返していくうちに、確かに太宰のいうことも正しいのかも、と思ってきました。

「私」は、玉音放送の後に死にたいと考えていて、「トカトントン」で目が覚めています。

死にたいと思ったことは、「私」のなかで一種の恥のようなものだったのかもしれません。「そんな大げさな、」みたいな感覚で。

少しでも「大げさ」につながるようなことを考えてしまうと、「トカトントン」が警鐘を鳴らしてくるのかも。

 

 でも、ただ平凡に生きていくだけでは物足りないのなら、少しは思い切ったことをやらなければいけません。一回勇気を出せば、トカトントンからも解放されるかも。それを見越した上で、太宰も「叡智より勇気」と言っているわけです。

 

うじうじ机上の空論で悩んでいるより、思い切って行動しなさい。

 

なんだか、太宰なりの励ましなのかな、と最終的には思うようになりました。

これが励ましって、かなり癖の強い励ましだとも思いますし、そこまで考えていなかったのかもしれません。

だけど、これで励まされる人もいると思います。

太宰も、戦争の前後でかなり作品の作風が変わっているような。今までは、歳のせいというか、太宰がやらかしたことが原因だと思っていましたが、「戦争」というのもやはりキーワードだったのかも。

この「私」は、戦争の被害者と思えるくらいですから、どこかかわいそうなところがあります。

それを、少なくとも表面の言葉上ではバッサリと「同情はしない」と切っているのですから、戦争に対してドライだったのでしょうか。

戦争前後の社会の違いに呆れたというか、がっかりしたというか…。そんな心情の動きがあったのなら、面白いです。

 

太宰の伝記のようなものは読んだことがないので、是非読んでみたいです。そこらへんも書いてありそう。

 

 

 ということで、今回は太宰の『トカトントン』を読んできました。やっぱり面白かったですし、ブラックとはいかないものの、軽妙なクスッと笑えるユーモアがありますね。こう言ったことを、いわゆる「文豪」で感じることは今まで少なかった(そもそもあまり読んでいませんでした。)ため、もっと見つけていきたいです!