うぐいすの音

15歳の女子が運営しているブログ。本のレビューなどしていきます。

『スティーブ・ジョブズ』前半を読んで -現実歪曲フィールドとは

 こんにちは。明日は早く起きなきゃいけないので、今日は昼から記事を書いています!本来なら、今日伝記『スティーブ・ジョブズ』を読み終わって夜から記事を書く予定だったのですが、ちょっと心配になってきたので早めに書いておきます!

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目次

 

本を読む前のスティーブ・ジョブズの印象は…⁇「成功者」

今日は、ウォルター・アイザックソンの『スティーブ・ジョブズ1』を半分ぐらいまで読んだ感想を書いていきます!

 スティーブ・ジョブズの名前を知っている人はとても多いと思います。

今多くの人が使っているiPhoneiPadなど、数多くのApple製品を発表してきました。Appleの製品に多大な信頼をおき、Apple信者とまではいかなくてもApple製品をよく買うという人も多いのではないでしょうか。かくいう私の父親もApple製品をよく買うため、家にある電子製品の多くがApple製です。

 また、色々なところで目にする言葉で、「Stay hungry, stay foolish」という言葉があります。この言葉は、2005年6月にスタンフォード大学の卒業式でジョブズがスピーチをした時の締りの言葉です。日本語訳するときによく見るのは、「ハングリーであれ、愚か者であれ」でしょうか。

 私の中のスティーブ・ジョブズのイメージは、「成功者」でした。努力と才能で、色々なニーズに合わせた画期的な商品を作り出す天才。華やかなイメージが強く、商品発表の時の丸メガネをかけた姿がとっさに浮かびます。

 

伝記について

 今回読んだ本は、ウォルター・アイザックソンの書いた伝記「スティーブ・ジョブズ1」で、訳者は井口耕二さんです。プライベートを公にするのを好まなかったジョブズが、初めて取材に全面的に協力し、自分から書いてもらうことを望んだ伝記となっています。構成は全二巻。一巻目は450ページくらいでした。

 今は、全21章の中で12章ぐらいまで読み進めています。

スティーブ・ジョブズ I
 

  この前、イーロン・マスクについての自伝を書いたのでそちらも是非ご覧ください!

 

chirpspring.hatenablog.com

 

「現実歪曲フィールド」とは?なぜそれが実現できたのか

 よく出てきた言葉の中で印象に残っているのは、「現実歪曲フィールド」という言葉です。現実歪曲フィールドとは、アップルのバド・トリブルさんがスティーブ・ジョブズカリスマ性や同社の開発者への影響を言い表すために考案した造語です。これは、「ジョブズ自身と他人に、ほとんどどんな考えでも吹き込む能力」です。本書には、

「カリスマ的な物言い、不屈の意志、目的のためならどのような事実でも捻じ曲げる熱意が複雑に絡み合ったもの」

 

と書かれています。

「スティーブは自分自身さえだましてしまいます。そうして自ら信じ、血肉としているからこそ、ほかの人たちを自分のビジョンに引きずり込めるのです。」

 

 商品を売り込む時や、仕事をしている時など、大なり小なり利益につなげるための嘘をつくことはあると思います。ですが、この現実歪曲フィールドは次元が違うように思いました。マックチームのメンバーによると、「いったん現実歪曲フィールドにとらえられると催眠術にかかったように」なるそうです。

 

 ジョブズは自分を「特別な人間」と考えていたそうですが、その通り現実歪曲フィールドによってほかの人を自分の世界に引きずり込む才能を持っていました。

この「特別」という考えは、子供のときの経験から来ています。子供の頃からジョブズは「頭がよく我が強い子」として親に大事にされていて、ジョブズのために色々と新しいものに触れられるように工夫し、かつかつの中でもお金を工夫してより良い学校に入れる努力をしてくれました。

この経験から、ジョブズの中では自分が特別だという意識が生まれました。また、この経験の中で「自分が望む形に現実を曲げることに何度も成功」してきました。

 

 それらの意識と経験が、頑固で反抗的な彼の個性に結びついて「ルール(常識)を無視してもいい」という信念を生み、現実歪曲フィールドに繋がるようになりました。

 

まとめ:ジョブズのもとでは働きたくない。だけど、引きずり込まれるような内容でした

 この現実歪曲フィールドはかなり印象深かったです。ジョブズが持つ強烈な個性と、天才ぶりがよく表されている言葉だと思います。

 それでも、この本はジョブズをただ褒めるだけのものではありません。その「自分勝手さ」が強すぎて、周りの人を色々な方向に翻弄してきました。

 それまでの私の持っていた「成功者」のイメージとは違い、感情的で、不安定で、暴君のようにも見えて、常識をあまり気にしないからこそ「精神的に幼い」イメージに少し変わりました。

 自分の娘は認知しないし、風呂にも入らずに菜食(途中から果食)主義を徹底し、LSDもやる。常識にとらわれないというか、自分がいたい世界が強すぎて、そのほかを認めない性格なのかな、とも思いました。

 

 私は、その世界にはついて行きたくないし、本を読んでいてもジョブズの下では仕事したくないな、とも思います。

でも、カリスマ性というか、それこそ「現実歪曲フィールド」に引き込めるような力を持った主導者に会ったら、私もその中に引きずり込まれるのかもしれません。そうやって引きずり込まれる人が多いから「Apple教」とまで言われるようになりました。

 

 下につきたくはないし、時間外労働を当たり前にはしたくないです。でも、どこか引きずり込まれるというか、嫌なところも多いんだけどそれでも目を反らせない感じが本を読んでいてしました。

 まだ半分しか読んでいません。これから全部読んで、そのあと二巻目も読みます。とても楽しみです!

 

 最後までお読みくださりありがとうございました。今回は、『スティーブ・ジョブズ』の前半を読んできました。全部読み終わった後も、多分感想を書くと思います。ぜひ読んでいってください!

 

現実歪曲空間 - Wikipedia

スティーブ・ジョブズ - Wikipedia

思い出:教科について書いていきます〜国語No.2〜  作文・読書って本当に大切!

 こんにちは!

 

 今日は、先日書いた記事の続きとして国語に対する思い出を書いていきます!

 

chirpspring.hatenablog.com

 

今回書いていくのは、「中学生後半にかけての国語の感想」「作文について」の2つかな〜と思っています。

 

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目次

 

中学後半の国語の授業

 それではまず、長野に来てからの国語の授業についてです!

長野に来てから、国語の先生ももちろんかわり、授業スタイルも少し変わってきました。中学一年生の時の先生が特徴のある人だったということは、前回の記事を読んでいければわかると思います。

 中二から中三にかけて国語の教科担任は変わらなかったので、担当してくれた先生は一人です。本について話したりもしたので、授業時間以外にもお世話になりました。

私、授業時間以外にお世話になっている先生かなり多いんですよね… 自分で調べるよりも先生にまず聞いちゃうっていう少し悪い癖があるので、国数社理はもちろん、絵画も好きなので美術の先生とお話しさせていただいたり、英語の先生にも時々気にかけてもらっていました。

 

 国語の授業は、普通にわかりやすいし、適度に調べ学習があったり、個人・グループの時間もあったり、楽しかったです。宿題も変な宿題があったわけじゃないし、漢検10級のテストとかもありませんでした。

なんというか、授業内容の目的というか、何を狙いにしているのかがとてもわかりやすいので安心して受けられたと思います。文章を書く機会も割とあったし、新聞を作る時もあったし、暗唱もあったし、色々な内容がありました。クラス内でのコミュニケーションが取れることが多く、飽きることもあまりありませんでした。

 

国語のテスト:苦手意識がついちゃってます…

 私は、国語のテストが少し苦手です。筆記問題など、なんで間違いなのかがよくわからず、よくテスト後には先生に質問しに言っていました。今考えると、ちょっと熱量高すぎたかな…と。そういうところでは先生にご迷惑をおかけしたかもしれません。ただ、何を聞いても絶対に答えてくれる先生だったので、安心して質問することができました。

 受験勉強中にも、筆記問題を解いて採点等してもらっていましたが、結果的に私も途中で受験勉強をやめたのであまり上達はしなかったと思います。受験勉強の少し前から、国語のテストに苦手意識を持つことになりました。

 点数的にもその時の最低点が国語、ということが何回かあったし、必ず大きな間違いをするし、それが間違いなのがなぜかあまり理解できないからです。本を読むのは好きだし、古文とか漢文とかも好きだけど、国語には少し苦手意識がありました。国語の問題集を解いていると、かなり解けるし、漢字や文法はある程度できるので自信がつくのに、テストを受けるとだめ、ということが多く最終的にあまり問題も解かないようになってしまいました。

 特に、読解問題や、筆記問題での間違いが多かったです。登場人物の気持ちはわかるけど、それをどれぐらいまで書いてどれぐらいまで書かないのかがわからず、何のワードが重要でどこがいらないのかが見極められません。本は読んでいるはずなのに、読解問題は本当に難しかったです… 模試などを受けると割といけるんですが、読解問題が多かったのか、学校で受けるテストではうまくいきませんでした。

 

 だから、国語に関しては努力が足りなかった教科でもあると思います。公立入試問題は割と解きましたが、問題集を通して解いたのは他の教科に比べて少なかったです。もう少し頑張っていたら、何か変わっていたのかなと思いますし、苦手意識を持ってしまったのは失敗でした。

 まとめると、中学後半では国語の授業はとても楽しめるのに、テストができなくて苦手意識がついてしまった、という印象です。

 

作文で私に必要な力

 続いては、「作文・読書について」です。

 私は、量を読んで量を書けば、絶対に書けるようになると思っています。絶対というのが他の人に通用するかはわかりませんが、少なくとも私はそういうタイプです。もともと本は読んでいるしブログもずっと書いてきているので、文章をただつらつら書いていく力はかなり付いてきていると思います。それは驕りではなく、ブログを始めた当初は1000字目標だったのが、今は4000字以内で書くことを目標にしてきています。

 それでも、今の私に全然足りないのが

  • 文章を構成する力
  • 書く前に考える力
  • 推敲する力

です。

自分で内容・構成をしっかり紙に書いて考えて、それを元に字数も決まっている作文を書いていく。そして内容を推敲して、どんどん洗練した文章にしていく。そう言ったことが、私はまだ人の力を借りないとできません。

読書感想文を書くときや、意見文を書くときにのみ、そうした「いい文章」を書こうとします。それは経験が圧倒的に足りず、何を書きたいかを考えて書いたことが少ないからです。そう言った文章も、これから書けるように練習していきたいです。

 

読んでいきたい本、読書の幅を広げていきたい

 そして、読書について。私は今まで本を読む方でしたが、読んでいた本はメディアワークス文庫青い鳥文庫が子供の頃から多く、ラノベばかりです。本をランク付けするのはあまり好きではありませんが、私が読むのはいわゆる「量産型」の本で、質がいいと言われる本や、名作と言われる本をあまり読んできませんでした。今、それを少し後悔しています。

 私の弟が読む本がかなりストイックなもので、親もストイックなものを割と読むので家族での会話も私だけ読んでいない本が話題に上ることが多くなってきました。書いてきた量だけなら弟には負けませんが、それ以外のこと(書く文章の質など)だともうとっくのとうに取り残されているような気もします。

 読んでいる本の内容、弟が書く作文の質、正直羨ましいです。両親の進めてきた本を読んでこなかったのも悔やまれます。自分が今まで読んできた本は絶対に否定しませんが、他の道をすぐ近くで見せつけられると、かなりきますね…(笑)

 読書では、今まで家にテレビがなかった分「周りのクラスメイトより読んでいる」という立ち位置でいることが多かったです。私にはオタク的な一面もありますし。そうやって、優越感というか、驕りを感じている部分がありました。でも、今家で過ごす時間が長くなって劣等感のようなものを感じる機会も多くなってきています。これからまた新しい環境で、今まで人より少しできていたものが、人よりできなくなっている、と言ったことが頻発すると思います。それを払拭していく、もしくは自分が今までやってきたことに見合うだけの自信をつけるのが必要なことだと思います。

 

 自分が今まで読んできた本が悪いとは絶対に思わないし、そのおかげで周りと話があうことも多かったです。上を見るとキリがないって言いたいけど、本の話で上下をつけるのはあまり好きではないのでなんて書けばいいか…迷います(笑)

 同じ本なんだから、無意識に避けないで出来るだけ挑戦していきたいです!!この頃、読む本も少しずつ変わってきているので、今のまま幅を増やしていきます。と言っても、今まで読んでいた本も好きなのでそういうのも読んでいきます。

 読みたい本が多すぎて迷いますね。地理的にも、環境的にも、持っているフリーな時間的にも、とても贅沢な悩みだと思います。こう思えている間に読む!!

 

 

まとめ

 ということで、読書に対する思いを書いてきました。読書ありきの作文だと思うし、読書でインプットするなら作文が書けなきゃアウトプットできない。二つとも大事なものだし、どうせ周りに本が読める人もいるし本が読める環境もあるんだからそれを使っていきたいです。ISAKの図書室はあまり蔵書数がない印象がありますが、軽井沢図書館なども近くにあるようなのでそこも楽しみにしたいです!

 

 集中力も持続しないし、読んでいて気分が乗らないことも多い。飽きやすいし、新しい物事に興味は沸くのにすぐやめる。新しいことを始めるのには不向きな性格な気もしますが、それでも読書は大切なものなので頑張ります。

 

 最後までお読みくださりありがとうございました。今回は、国語の授業についてと作文・読書について書いてきました。読書は読みたい本がとても多いですが、他にもやりたいことはいっぱいあります。一つ一つ堅実にこなせるよう頑張ります!

『イーロン・マスク 未来を創る男』を読んで

 こんにちは。このごろアニメ『ハイキュー!!』を見ていますが、有名なのがよくわかるように面白いです!これを見てからバレーを体育でやりたかったです…(笑)

 

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 今回は、アシュリー・バンスによる『イーロン・マスク 未来を創る男』を読んだのでその感想を書いていきます。これは、イーロン・マスクの初の本格評伝だと言われています。筆者はアシュリー・バンス、訳者は斎藤栄一郎イーロン・マスク本人も公認で、本人からの証言も入っています。

 

 

イーロン・マスク 未来を創る男
 

目次

 

イーロン・マスクって誰? どういう人?

 イーロン・マスクの名前を知っている人はどれくらいいるでしょうか。日本ではスティーブ・ジョブズが有名ですが、同じくアメリカで実業家、およびエンジニアとして活動している方です。2019年にフォーブスが発表した、「アメリカで最も革新的なリーダー」ランキングでAmazonCEOのジェフ・ベゾスと並んで一位を獲得しました。

 スペースX、テスラ、X.com(現PayPal)、OpenAIなどの会社を創設(一部共同創設)した実業家で、現在49歳です。

イーロン・マスク - Wikipedia

 

 彼はどうやって、今ある地位までたどり着いたのでしょうか。

イーロン・マスクは、子供の頃から没頭することに関しての才能があったようです。没頭といってもレベルが普通ではなくて、誰に呼ばれても誰が何をやってもずっと自分の考えることに集中してきました。それを心配した親が、「難聴じゃないか」と医者に連れて行ったくらいです。

そして、自分が興味あることに対する好奇心がとても強く、何かに熱中すると誰よりも深くのめり込んでいくという性格が人生に大きく関わっているのだと思います。

 

また、すごいなと思ったのは、自分が夢を持ったらその夢を絶対に実現させると信じてなりふり構わず突進していくところです。猪突猛進なんて言葉じゃ表せません。お金を使うときも、切り詰められるところは切り詰められますが、一気に何万ドルもだすこともあります。お金を出して失敗したらホームレスになるしかない、というような時にも自分の夢を追い求めます。

 

イーロン・マスクの目的、何を狙いとしているのか

 イーロン・マスクが将来生きていくところとして将来を考えていたのが、「インターネット」「宇宙」「再生可能エネルギーの3つの分野です。大学生の頃から、この3つの分野に注目していたとマスクは言います。実際に、マスクはその後ロケット、電気自動車、太陽光エネルギーの各分野において実績を出しています。

 

 当時アメリカで、特に技術関係の仕事を探したかったり会社を立ち上げたかったりしたら、多くの人がシリコンバレーに向かいました。今でも、シリコンバレーは多くの新興企業や技術産業が活発な地域として知られていますね。

 それでも、マスクはこのシリコンバレーを批判しています。シリコンバレーの起業家は「偶然」成功したのであって、自分は「それなりの意図を持ってやっている」のだそうです。

「私は投資家ではない。

未来に必要な技術、有益な技術を実現したいだけなんだ」

  シリコンバレーについて調べたことがあまりないため、シリコンバレーを批判するマスクに対して同調することも反論することもできません。

が、確かにマスクは「未来のために」動いていると思います。低予算のロケット、低予算の車、そういった「人類の未来のため」を考えていて、金儲けのためだけに働く、という風には見れません。

 マスクは子供の頃からゲームが大好きで、ゲーム会社にインターンにいったこともあります。でも、ゲーム作りを仕事にすることはありませんでした。その理由は、「生涯の職業として人生を捧げることはできないと判断した」というものです。

自分のやることが、世界にどれぐらいの影響を与えるか、それを目的にして動いている、ということが全体を通してよく読み取れます。

 

美点だらけではない、黒い部分もしっかり書かれています

ただ、本を読んでいて、当時のマスクの会社ではあまり働きたくないな…とも思いました。

イーロン・マスクは色々な会社を立ち上げてきましたが、それも全てが資金潤沢で順風漫歩なわけではありません。人出も足りず、クリスマスのボーナスを払うのが危うくなった状況もありました。

その中で働くと、長時間労働が必須になります。夜が明けるまで仕事して、少し寝るために家に帰ってまた働く… 感謝祭のご飯を作るために明け方に家に戻ったらその2時間後にマスクから「他の人を休ませたいから戻ってきてくれ」と言われるなど、正直ひくのを通り越して笑っちゃうほどの長時間労働です。

 

私は基本的に、もらった報酬の分だけきっちり働くことを大事にしています。そうしないと、自分から仕事を増やしがちなところがあるので、どんどん仕事量が増えていくこともあり得るからです。それに加え、私は体育会系のノリにも乗れないし、何より今の時点でそこまでして懸けたい何かを見つけていないので、マスクの会社員のような働き方はできません。

だからこそ、会社を立ち上げた後も自分から働いているマスクだけでなく、その周りにいる従業員たちをとても尊敬します。見習いたいというわけではありませんが、そこまで情熱を捧げられるものがあるのはすごいな、と思います。

 それに、マスクの美点のみが挙げられていたわけではありません。マスクの見栄っ張りなところや、口の悪いところ、厳しすぎるところなど、マスクをほめ称える文章の羅列にはなっていないところが好感を持てました。

 

読後の感想ー天才+αなんだと思います

 世の中には、色々な「すごい人」がいて、天才と言われる人たちや努力で名を挙げた人など、数えだすときりがありません。私は、この本を読んでマスクは「天才」の一人なんだるな、と思いました。でも、才能がある人なら私の周りにもいます。一生このレベルにはなれないだろうな、と思う人や、この人ほど努力できないな、という人は何人かいます。

マスクは、ただ天才なだけでなく思い切りが危険なほどに良すぎる人(それを天才というのかもしれませんが…)なんだと思います。自分の思考回路を持っていて、その思考回路の中で全部を考えて行動を恐れない。見習いたくないところや、そもそも見習えないところもありました。その中で、見習いたいな、と思う部分や、真似したいな、と思う部分もたくさん見つかりました。

完璧超人じゃないのに、やっていることがすごすぎて完璧超人と呼びたくなる、そういった感想を読後に持ちました。

 

マスクは、金融関係としてX.comを立ち上げ、航空宇宙メーカーとしてスペースXを立ち上げています。さらに、電動輸送機器などを製造する(自動車など)テスラも立ち上げています。それらの商品がすべて私たちにとって身近なわけではないですが、アメリカを中心に世界各国で利用されているサービスもあります。X.comがのちに合併したPayPalなどは日本でもよく見かけますね。

複数回成功するのは、並大抵のことではありません。そんなすごい人の半生を垣間見ることができて、とても興味深かったです。周りから見た印象と、マスク本人から見た印象はまた大きく違うと思うので、自伝を発刊してもらいたいです…

 

 最後までお読みくださりありがとうございました。今回は伝記(?)の感想を書いてきました。もしもこの人に関する他の本が見つかったら、ぜひ読んでいきたいです!

あさのあつこ『ガールズ・ストーリー』ブクレポします!

 こんにちは。この暇な期間を生かして、読書感想文をいくつか書こうと思っているのですが、どの本がいいのか悩み中です… 読書感想文に使うのは、今まで通り太宰治遠藤周作など普段は読まない系統のものにしたいのですが、色々ありすぎて決めかねています(笑) とりあえずは今まで以上に本を読んで感想文を書きたい本を選んでいきます!

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『ガールズ・ストーリー』なぜこの名前?

 今日は、あさのあつこさんの『ガールズ・ストーリー』を読んだ感想を書いていきます。『ガールズ・ストーリー』は、サブタイトルが「おいち 不思議がたり」で、サブタイトルから分かるように時代物です。あさのあつこさんの本はいくつかのシリーズは読んでいますが、まさか時代小説を書いていたとは思いませんでした。

 

ガールズ・ストーリー

ガールズ・ストーリー

 

 

 系統とすると、宮部みゆきの時代小説に似ていた気がします。ただ、宮部みゆきや高田郁の時代小説よりはかなり軽いと思います。今まで時代小説を読んだことがない人でもスラスラ読めるのではないでしょうか。

 最初、何でこの題名にしたのかよくわかりませんでした。サブタイトルの方がどっちかというとストーリーにあっていて、横文字にする理由がよくわからなかったのですが、今思うと子供が手に取りやすいのかな、とも思います。

時代小説は、時代劇が普通にテレビで流れていた一昔前と違い、警戒する人が多くなっていると聞きました。そのため、題名に興味を持たせた方がこう言った類のものを手に取ってもらえる…という狙いがあってもおかしくない気はします!

 

『ガールズ・ストーリー』のあらすじは?

 それでは、『ガールズ・ストーリー』のあらすじを述べていきます!

舞台は江戸で、主人公は16歳の「おいち」です。

おいちは父親と長屋住まい。父親の職業は医者で、おいちも父親の手伝いをしています。

おいちには不思議な力があり、それは「この世に思いを残して死んだ人の姿が見える」というものです。また、急患が運ばれる前にはその姿も脳裏に映し出され、そのおかげで手当ての準備がしやすくなります。

 おいちにはおうたという伯母が居ます。

その伯母にもとても気にかけてもらっていて、おうたは年頃になるおいちに縁談を望み、薬屋の長男・直介との縁談話を持ってきます。

その長男の今までの縁談話や、家族の中には割とドロドロとした過去が…

直介の父親は松庵で、直介の元妻がお絹。薬屋の下働きの娘がお梅です。お梅はお絹が直介に嫁いできてからすぐに心の臓の病に見える薬で殺され、その半年後ぐらいにお絹も同じ薬で殺されます。

薬屋の人は、直介がお絹を殺したと思い込んでいますが、実際はどうだったのでしょうか。

 

そんな昔の因縁により、危険が迫っている薬屋を、死者の思いを伝えてもらったおいちたちが助ける。そんな話になっています。

 

キャラ付けも面白いです!

 物語はミステリー仕立てで、細かな章立てによって読みやすくなっています。あさのあつこさんの作品なので、登場人物の気持ちがわかりやすく、また謎解きもわかりやすいものでした。かと言って、とても簡単というわけでもなく、しっかり読んでいないと伏線が多いので置いてかれてしまいます。

 読んでいる間は、おいちが中心なのかと思ったら、最後の方はおいちの知り合いの親分の大捕物のようにも見えました。親分の描写が、

 

「清廉潔白な人柄とは言えない。しかし、他の岡っ引のようにごろつき紛いの強請りたかりで小遣い銭を稼ぐようなあこぎな真似は決してしない男だった。歳は四十をいくつか越したところだと本人から聞いたけれど、日によって四十という年寄り、はるかに若くも、ずっと老けても見える。鬢だけが混じりのない美しい白髮で、その鬢と鋭い目つきが、この岡っ引に俊敏な獣の匂いを与えていた。」

 とあります。これって割とかっこよくないですか?キャラデザが、想像しやすいというか、「ああ、こういう登場人物人気あるんだよな〜」と言った感じです。

途中は少し流し気味で読んでいたため、この文を忘れていたのですが、もう一回読んだ時にこの描写を見てイメージが少し変わりました。それまで、若くて熱血の岡っ引をイメージしていたのですが、これを見てからイメージが図書館戦争の稲嶺司令の若いバージョン(これで伝わる人はありがとうございます、語彙力がないんです…)になりました。

 

 人間関係もドロドロしていますが、幅はあまり大きくないので少数の人数の中で事件が起こっている感じです。奇想天外、と言った結末ではないので、ある程度予想しながら読んでも面白いのではないでしょうか。

 松庵と直介の関係に加え、これからのおいちと新吉の関係。また、親分の活躍やおいちの将来。

 おいちとその父親の関係も、普通のものではなさそうです。伏線が張られていますが、この本の中では語られていません。続き物らしいので、明日図書館に行ったときにでも続きを探して借りてきたいです!

 

まとめ:やっぱりブクレポって難しいです…

 ということで、ブクレポを書いてきました!本(特にこう言ったライトノベル)の感想を書くのは難しいですね。深読みして色々と考える…と言った読み方がしやすい本ではないので、ただすらーっと読んだだけになったような気もします。そういう本の感想を書くと、何を書けばいいのかわかりません。本のネタバレはできるだけしたくないけど、字数を気にするともう少し書いた方がいいような気もする。

 でも、とりあえずはあらすじ+自分の思った感想(ネタバレにならない程度)を最低限にして、それ以上は少しずつ書きたいことを書いていきます!

 最後までお読みくださりありがとうございました。今日はブクレポを書いてきました。やっぱり難しいので、まずはただ数をこなしていきます!(泣)

 

 

日本どころか世界まで…これは個人宅ですか?:中山道69次資料館No.4

 こんにちは!今日は、午後に予定があるので午前に終わらせようと思ってブログを書いています。もしも、この記事が夜に上がっていたらそれは間に合わなかった証拠です!この頃ブログを夜に上げているので、なんとか変えていきたい…

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 今回の記事は、中山道69次資料館についてと、岸本さんのご自宅について。岸本さんについての記事や、前回までの記事は一番下に貼っておきます。このシリーズの最初の記事だけここに!

 

chirpspring.hatenablog.com

 

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長野には県歌があります…「信濃の国」!

 それでは、中山道の内部で、写真を撮ったのに書いてなかったところなどをちょっと書きます!先ずは、長野県といえばあの歌…というものに関して!

 長野県は、もともとバラバラの地域で、それが長野県という大きな括りを持つようになりました。そのため、県庁所在地を決めるときなどは松本市長野市の間で争いがあったとか…  そうしていくつかの地域がまとまったので、団結力というか、団結意識を高めることを考えます。その過程でできたのが、信濃の国です。これは歌なのですが、今は県歌となっています。

 私の弟が入っていた長野の小学校のクラスでは、なんとこの『信濃の国』がよく歌われていたとか… これは、担任の先生の裁量によるものらしいですが、地域のスーパーの開店メロディーが『信濃の国』だったり、イベントの時に歌われたり、かなり存在感があるようです。

私のいた中学校では『信濃の国』は歌わなかったので、弟の話を聞いて存在を知ったようなものでしたが、知った時は驚きました。まさかそんなものが… 

 その信濃の国』の歌詞と、オルゴールが資料館に置いてありました!別にあまり歌いたくはないですが、歌自体は嫌いなものでもなんでもないので、オルゴールなどは面白かったです!

歌詞も、初めて全編見たので「こんな内容なんだ〜」と知ることができました。歌詞も6番まであるんですね…  自分で歌う分にはげっそりしますが(そもそも歌えませんが)、聞く分には興味深いかもです。

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長野の地名や有名なものなどが歌われているのですが、不思議なのは「松本 伊那 佐久 善光寺」とか、「仁科の五郎信盛(武田信玄の五男)」とか歌っているのに、「上田」とか「真田幸村」とか出てこないことです。大河ドラマがなくても、知名度は幸村の方が武田盛信より高いのでは…

上田がはぶられているようで、少しかわいそうでした。

 

共存していた光秀と蘭丸:本能寺は過去の話でした

 そして、ちょっと印象深かったのがこちらのお酒。光秀も蘭丸も確かに敵対しましたが、それでも最後の最後になるまでは同じ主君に仕えた仲。こうして地元に名を残すことで共存しているのが、嬉しかったです。

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ミニ中山道69次

 それでは、ここで資料館の外に移っていこうと思います。

…という風に、資料館の外にある中山道69次を模した小道を紹介しようと思ったのですが、これもう紹介してたんですね。

 

chirpspring.hatenablog.com

 

 なんかもう紹介してましたが、もう一回紹介させていただきます!
まず、中山道69次資料館があるのは、もともと渓斎英泉が追分の浮世絵を書いたところと考えられていて、資料館の前の道も中山道です。その道は、幅が大体5mほど。この幅の長さには理由があるんです。

 当時決められていた幅は、「2つの大名行列がすれ違える幅」というものでした。意外と、大名行列って2.5mとかなんですね… いつも車が通る15mとかの道路を見ているので、思ったより狭かったです。

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  そして、庭の中には中山道が設置されているんです!詳しくは上記の記事をご覧ください!

 そのミニ中山道を歩いてみると、「染井村の近くを通る中山道にはソメイヨシノが植わってるからソメイヨシノ持ってきて植えました。」という発言が。確かにソメイヨシノが植わっています。

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 そして、このシリーズの2番目の記事でも書いた板橋宿付近の石棒(石神井川の名前の由来)も縄文時代からの実物が置いてありました!

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 また、このミニ中山道、ちゃんと道なんです。川があるべきところには葉っぱが敷き詰められていて、橋があるところは橋がかかっているし、渡し船しかないところは橋がありません。こんな感じです。

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 それに、深川宿には黒松が植わっているようで、「だから黒松も持ってきました」ということで黒松が植わっています。気候的に、浅間山麓付近は赤松しかないのですが、意外としっかり成長してました… 黒松がんばれ!!

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 そういう風に、中山道69次資料館の庭にはミニ中山道が設置されています!みるだけなら無料でも見られるっちゃ見られますね。でも、資料館の中の展示を見てからミニ中山道を歩く方が絶対に楽しめるので、機会があったら両方楽しんでみてください!

 

岸本さんの御宅…なんか日本を飛び越えて”コピー”してました

 さて、この日は、最後に岸本さんの御宅にお邪魔して、庭を歩かせてもらいました。このお庭に関しても、書いたことがあります。是非そちらもみていってください!

 

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概要をかくと、お庭の中に色々なものが縮小されて作られています。

  • 琵琶湖(と寸分違わない形の池)
  • 四国(と同じ形の池に浮かぶ島。龍馬像などのオプション付き)
  • 諏訪湖(と寸分違わない形の池)
  • 龍安寺の石庭(石の位置も完璧にコピー!)
  • 伊吹山(階段が取り付けられていて、山頂からは琵琶湖が見える!)

の5つのものができていました。これは2020年の3月ごろに行きましたが、私たちが行った数日後に、岸本さんが一人で新しいものを作っていました…

 

 それが、なんと日本を飛び越えて世界の湖。それも、世界最大の湖、カスピ海でした。これも、しっかり形をトレースしていて、世界地図を見ると確かに…と言った形です。

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地図…https://www.jetro.go.jp/biznews/2018/11/fe652dde7c625cd1.htmlより

 

また、植物も増えていました!一番驚いたのが、歌などで有名なあの植物!サウンドオブミュージックが好きな我が家にとって、「エーデルワイス」が生でみれたのは本当に嬉しかったです!!エーデルワイス、日本での言い方は薄雪草とても優雅というか、清楚というか、綺麗な名前ですね…

 寒いところで咲くようなイメージがありますが、軽井沢なら育つようです!本当にびっくりしました!それに他にも植物が色々増えていて、一株もらったものもありました。

 

感想・まとめ:知識ってやっぱすごい

 他にも色々と面白あったことや、驚いたことはあったのですが、そろそろ力尽きてきているので感想・まとめに入ります…

 

 まず、改めて思ったのが、「好奇心ってすごいな」ということです。あの資料館も、私設で全部資料も集めて…というのを考えると驚きです。行動力が本当にすごすぎる。

知識があると、気にせず通り過ぎていたものや見過ごしていたものが、数倍にも価値が上がったように見えます。こう言った歴史や地理の知識に限らず、日本語の単語でもそうですが、そう言った知識や語彙力が上がることで世界を見る目が変わるというのは、心から思います。

自分の知らない知識は、知ろうとしない限り得る機会が少ないです。中山道の知識を得ようと思ったことは、数年前まで全くありませんでした。しかし、ご縁があって岸本さんにお会いして、今は何本も記事を書くぐらいに知識が増え、興味を持っています。

 

与えられた機会をできるだけのがさず大切にして、自分が色々なものに興味を持ちやすいように、活動の幅を広げることの大切さをより思い知りました。あと、行動力の大切さも!まさか自分たちが庭にお邪魔した数日後にカスピ海ができていたとは… 驚きました(笑)

 

 自分も、今の暇なタイミングを利用して中山道を歩いたりしてみたいな、と思います。中山道を歩けるとは限りませんが、近くの有名どころを歩いて旅してみたいと思いました!

 

 それでは、ここら辺で筆を置こうと思います!描き始めたのは昼だったのにやっぱりもう夜に… 途中で色々思ってなかった用事があったり、ものなくしたりしたんです(と言い訳しておきます)!まあ、明日は午前中とは言わずとも夜になる前に記事をあげたい!…とか言ってますが、結果はお楽しみということで!

 

 なんか、前の段落は全部「!」が付いてますね。ちょっと自分が子供っぽく見えます… テンションにも気をつけながら書いていけるようにしたいです(笑)

 最後までお読みくださりありがとうございました。今回は、中山道69継資料館の記事を書いてきました。これがシリーズ最後です。楽しんで読んでいただけたら嬉しいです!

 

 

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中山道69次資料館、2階もあります!:中山道69次資料館No.3

 こんにちは。今日は、自転車置き場をホームセンターで買ってきて、作っていました!日差しが強いので日焼け止めを塗っていたのですが、腕には乗ったのに顔に塗ることを忘れていて…  ちょっと、次からは気をつけます!

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 今回も、中山道69次資料館の感想を書いていきます!第一弾では、岸本さんの説明と近くにあるお蕎麦屋さんなど、第二弾では資料館の展示(板橋宿や追分宿についてフォーカスしました!)を、書いてきました。一番下に貼っておきます。

 

目次

 

追分の少し変な半跏思惟像

 ここでは、一階の展示少しと二階の展示について書いていきます!

前回記事で追分について書きましたが、その続きをほんの少しだけ!よく、弥勒菩薩半跏思惟像とか、仏像で半跏思惟像(台座に腰掛けて、足を組み片手を頬に当てているもの)って見ませんか?あれって、普通右手を頬に当てているんですね

 でも、追分にはちょっと違う半跏思惟像があります。半跏思惟像のみに限らず、仏像などがよく見つかるのは京都や奈良です。まあ、文化の広がり方的にそれは当たり前なのですが。

そうやって京都や奈良で作られた仏像のことが長野に広まるのですが、長い道中なのでどこかで間違いが生じてもおかしくありません。そのおかげで、追分で見つかった半跏思惟像は左手を頬に添えています。これは、レプリカ(だと思われます…)が資料館に置かれてて、実物の写真もありました。やっぱり文化って広がる間に少しずつ変化が起きるし、間違いが起きることもありますよね。少し面白かったです。

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和田峠の黒曜石ー教科書の世界…

 一階には、他にも色々な展示物がありました。特に私が驚いたのは、和田宿の展示物です。よく、縄文時代の資料とか磨製石器の資料とかで、矢じりに使われていたであろう黒曜石が載っていたりしませんか?切れ味の良い黒曜石…歴史漫画で見て憧れていたのをよく覚えています(笑) 

その黒曜石が、20個ほどバーンと飾ってあったんです!しっかりやじり型のものも多かったし、展示物の下の方のプリントなどが置いてある棚では、大きめの黒曜石(普通の石の形)が文珍のような形で置いてあって、少し憧れました

小さい頃からキラキラしたものが好きで、アクセサリーショップがあったら引き寄せられていたので「お前はカラスか!」とツッコミをもらっていたのですが、意外とその癖が治ってないのかも…?

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正露丸訴訟ってご存知ですか?

 また、どの宿場町かはよく覚えていないのですが、一階の展示物の中に「正露丸」がありました。正露丸訴訟についての展示があり、正露丸訴訟については全く知らなかったのでとてもおもしろかったです!

正露丸訴訟とは、2008年ごろに大幸薬品和泉薬品を訴訟したものです。大幸薬品が売っていた正露丸は、黄色を主体としたパッケージにラッパのマーク。一方、和泉薬品の売り出した正露丸は同じく黄色を主体としたパッケージにひょうたんのマーク。とても似ていますが、結局裁判は大幸薬品の敗訴となりました。

 このように、直接その宿に関係なくても間接的に関係のある情報などがとてもおおいです。また、それぞれの宿に関係する本もとても多く置いてあり、地理の本から中小企業の本まで幅広く置いてありました!

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上松宿のかけはしは、桟だった!!

 2階に行くと、木曽路の宿場から最後の京都の三条大橋までの案内が書いてあります。例えば、38番目の上松宿では、『木曽のかけはし』としてお酒が売られています。そのお酒の包装紙には、渓斎英泉の描いた上松宿の絵が使われています。それがこちらの写真です。

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 そして、お酒の包装紙に使われている絵はこちら。

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 確かに橋は架かっていますね。でも、実は木曽のかけはしとは、この包装紙に描かれる橋ではないんです。実は、かけはしというのはここでは桟(かけはし)のことで、馬や旅人たちが歩いている山のそばの道のことなのです。

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 これは…お酒の包装紙を作るときに、間違えてしまったんでしょうか。また、この英泉の絵にはもう一つ豆知識が隠されています。もう一回包装紙の写真を見てみてください。橋の形がやけに丸まっていると思いませんか?実際にあるここの橋の写真がこちら。

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 実際の橋よりも丸まった形の橋なのには、理由があります。

この絵を描いた渓斎英泉は、葛飾北斎を師として敬愛していました葛飾北斎といえば、富士山の絵ですよね。この橋の下の形に注目すると富士山になります!遊び心が隠された絵だな、と思いました。

 

世界に7枚しかない、超貴重な雨の絵!


 そして、もっと驚いたのが45番目の宿場町、中津川での浮世絵。実は、この宿場では浮世絵が二枚描かれているんです。一枚が「晴れの中津川」、もう一枚が「雨の中津川」。1番目に描かれたのが「雨の中津川」なのですが、そのすぐ後に「晴れの中津川」に広重が修正し、以降晴れの方で生産されてきました。そのおかげで、なんと現存する「雨の中津川」はたったの7枚!!

「お宝鑑定団」というテレビ番組に、雨と晴れの二枚を持っている人が出品したところ、「晴れの中津川」は40万円だったのに比べ、「雨の中津川」は1500万円!!

…もしかしたら、徳川の埋蔵金探しよりも古い家の蔵を探して「雨の中津川」を見つける方が儲かるかもしれません!

 

大きな杉と、岸本さんの行動力…

 中津川で驚いた後は、50番目の伏見宿へ!この伏見で描かれたのは、大きな杉でした。

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 実はこの杉、中山道のすぐ近くにあるわけではなく、1キロほど離れたところにあるそうです。この杉、実はもうなくなっていて、伐採されて売られています。

 さあ、ここで岸本さんのすごさをご覧あれ!!

この杉について、岸本さんは周りの家に聞いて杉が切られたことを突き止めました。それで、その杉が売られた記念に火鉢が作られたそうです。最初、その火鉢がある家を探して、火鉢が実際にあることを突き止めました。

そして、また調査しているときに、なぜかその火鉢を持っている家の方が岸本さんに「もう使わないものですから…」と譲られたとか!その話を聞いているときに、岸本さんが私たちの足跡を指差して「それです」というものですから、驚いて下の方を見ると確かにそこにあるんです!火鉢がありましたよ…

 ちゃんと、「大杉記念 昭和拾年」と書かれています!大杉が切られたのが昭和9年のことらしいので、年代的にも合いますね。

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他にも貴重な展示物がどっさり!!ここには一部だけ載せますね!

 他にも、2階には郵便ポストの古今東西や、浅間山を中心とした周辺の地形をわかりやすく現した模型などがありました。

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 今私たちが使っているのは、「郵便差出箱 13号」らしいです!4号は、なんと速達郵便専用… 色々なものがあったんですね。色も、日本の郵便番号は赤だけだと思っていたら青もあったし、面白かったです!

 

 それに、貴重だな!と思ったのが、二階に入ってすぐの棚に置いてあったノートです。計6冊のノートで、中には色々な図案や文章が書いてあり赤が入っているところもあります。何かと言うと、岸本さんが「北国街道を歩く」などの本を作ったときに使ったノートです!

そのノートに書かれている文章が実際に本に載っているし、そのノートに描かれていた場所が表紙に写真で乗っています。本が実際に作られるところを想像できたし、改めて情報量の多さに驚きました。それに、達筆だしささっと書いている絵も綺麗!多才な方だな〜と思います。

 

まとめ:黒曜石、買っちゃいました…

 ということで、今回は中山道69次資料館の主に二階について書いてきました!中山道69次資料館は、私設資料館とは思えないほどに資料がずらっと並んでいて、本当にびっくりします。販売コーナーもあって、岸本さんの出版された本が置いてあるので、ぜひ行った際は見てみてください!それに、私が惹かれた黒曜石も売っていました!展示されているような矢じりの形ではもちろんないですが、しっかり和田峠で取れた黒曜石です!!1個100円で、私は2個書いました!今は文珍がわりに使っています!

 次の記事では、資料館の庭と岸本さんの自宅の庭について、あと、その他諸々の感想について書いていきます!

 

 最後までお読みくださりありがとうございました。「もらってきました」とか、「違いを探しました」とか、とても簡単なように行っていますが、それを行うために何べん中山道を歩いたのか考えると、本当にすごいな、と思いました。1回目の記事でも書きましたが、まさに人生が「テーマプロジェクト」です。


参考記事

 

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去年のもの

 

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中山道69次資料館、その中は…?:中山道69次資料館No.2

 こんにちは。今日は5/3...私の好きなジャニーズグループSnowManの結成日です!私は自粛期間過ぎぐらいにSnowManSixTONESにはまりましたが、この頃記念日ラッシュで供給が多いです!昨日は5/2ということでホグワーツ最終決戦の日… スネイプ先生大好きな私(もちろんルーピン夫妻もコリンも他のみんなも好きです!)にとってはメンタル的に”泣”な日でした… でもジャニーズ関係の記念日も多いのでメンタル右往左往で忙しいです(笑)

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目次

 

中山道69次資料館の内部は…?

 今回は、中山道69次資料館の内部の感想を書いていきます!他の関連記事も全て下に貼っておきます!

 

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 資料館は二階建てで、1階は日本橋からの解説で3部屋、2階は木曽路からの解説で3部屋用意されています。それぞれの部屋に資料やそれに伴う展示物が置かれています。

 

 それぞれの宿の情報は、岸本さんの書いた中山道 69次を歩く』を基準としています。それぞれ、すべて岸本さんが自分で訪れて色々な考察を繰り返し周りから色々聴きまくって情報を集めたものです。

 

 そして、上に「展示物」と書きましたが、これが普通じゃないんです…

まず私が一番驚いたのは、柳田國男の「石神問答」があったことです。もうかなり年季が入っていて、該当部分がコピーされてそばに見やすく置いてあります。柳田國男って私でも聞いたことのある、社会の教科書に出てくるほどの民俗学者ですよね…

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 その人の書いた古い本が、アピールもされずにそこに置いてあるのは驚きました。自分たちで少し回ったとに岸本さんに案内してもらったのですが、一回目は全く気づかなかったので、もっと観察眼を身につけなきゃです…

 

追記-柳田國男の本は、確かに古いものですが直筆とかそういった類のもではなく普通の本です!柳田國男の名前に驚きすぎて、少しオーバーに書いてしまったかもしれません(汗)

板橋宿ー石神としゃもじの繋がりは?

 ここからは、それぞれ聞いた豆知識に合わせて宿の順番通りに進めていきます!

まずは、板橋宿です。聞いた豆知識の中で面白かったのは、石神(しゃくじ)についてです。板橋区には、石神井川という川があります。石神井と言う名前の由来は、石神が井戸の中から出てきたことだそうです。それでは、この石神とはなんなのでしょうか。

縄文時代の遺品の中に、先の尖った石があります。そういった石は、当時の磨製石器のうちの一つ(石棒-男根をもしたと考えられる呪術・祭事に関連した特殊な道具)であると考えられています。それがシャクジと呼ばれ、漢字を当てると石神になるようです。

 その、片方の先が尖っていて(もしくは平)もう片方が丸い形が、米をすくう今でいう「しゃもじ」に似ていると言うことでしゃもじは昔から「しゃくし」と言われていました。ただ、元々石棒を模したものであるしゃくしの名前を使うのも如何なものか、と言うことで、京都の女房の間ではやっていた「もじ言葉」のおかげで「しゃもじ」と言う名前になったとか。

 ちなみに、日本で一番大きい石神は追分の近くにあるようです。軽井沢の近くに佐久と言う、新幹線も止まる市があるのですが、その佐久市のはずれに2mを超える石神があると聴きました。2mを超える石がひらけた場所にドーンと立っている姿を考えると、すごいですね…

 

 この石棒が男性を表したものだとすると、女性を表すのが土偶と言うのは知られていることだと思います。これに関する岸本さんエピソードが一つありました。柳田國男の「石神問答」の近くに、土偶が一つ置いてありました。縄文時代のものにしたら嫌に銀の線がついてるな、と思っていたら、なんと岸本さんが作ったものだとか… 驚くほどに精巧なものでした。「作っていたら、お店の人が間違えて線塗っちゃったんですよ…」とおっしゃっていましたが、それも納得できるほどの精巧さ。遠目から見たら本物だと思い込んじゃいます。

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群馬県といえば富岡製糸場

 10番の深谷宿などについては前回少し書きましたね。江戸を抜けると埼玉、群馬をとって長野県にきます。群馬といえば富岡製糸場が有名です。そこらへんの展示には、蚕のも置いてあったし、繭でつくるも置いてありました!絹が布になる前を見たのは初めてですが、キラキラしている黄色で、とても手触りも良かったです!繭を振ってみたら、カラカラと音がしたのですが、多分蚕の死骸が入っているのでは… そりゃ当たり前のことですが、生き物に助けられて絹ができていることを思い知りました(笑)

 

追分ー和宮降嫁で相生宿に。山の名前も変えました。

 2番目の部屋での注目ポイントは、追分にします!追分は、資料館が置いてあるところで、去年も歩きました!一番下に参考記事を置いているのでご覧ください!

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追分を含む中山道は、和宮降嫁の際に使われた道です。ただ、和宮本人は追分宿には泊まりませんでした。その理由は、追分の文字にあります。

和宮は将軍に嫁ぎに行く立場。それなのに「分ける」と言う字が入っている追分に泊まるのはいかがなものでしょうか。…と言うことで、和宮が泊まったのは追分隣の宿場、沓掛宿でした。ただ、沓掛だけだと行列のすべてが入らないので、和宮が昼に休憩をとった小田井宿追分宿、軽井沢宿にも行列の面々は泊まったようです。ちなみに、和宮が昼休憩をとった小田井宿では、手厚いもてなしに喜んだ和宮童子の人形を手渡したと伝えられています。それに由来して今でも小田井では夏に姫行列と言うお祭りがあるそうです。

 

 この和宮降嫁、いろいろな影響がありました。

例えば沓掛宿から見える離山(はなれやま)。この山も、「離れる」と言う字が良くないと言うことで、浅間山の子供のようだから子持山(こもちやま)」と一時的に改名されました。

和宮ご一行が止まるとなれば、布団の数も尋常なものではすみません。布団が足りなくなった宿場には、碓氷峠の向こう側の群馬の宿場町から数百の布団を持ってきたそうです。

また、人手も足りなくなります。そこでいろいろな場所から人手が集められましたが、資料が残っているうちの一つが水内郡平柴村からの人たち。

この平柴村、今は安茂里と言う長野市の地域の一つです。長野市は北信(長野の北の地域)、そこから軽井沢に向かったんです。直線距離で行っても50km以上。徒歩で行ったら、今の舗装されている道路だとしても70kmあります。ぶっ通しで歩いても14時間ぐらいかかる計算です。かなり遠いですよね。

しかも、下の写真をみてください。

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これを見ると、相生宿、沓掛宿、軽井沢宿に助けに行っています。相生宿なんて名前の宿場はありませんが、これはどこなのでしょうか…

これもまた、「追分という名前は縁起が悪い」という理由で、追分宿を相生宿にしたそう。それなら最初から相生宿にして小さい沓掛宿より追分に泊まればよくね…?と思いましたが、当時はいろいろなしがらみがあったのでしょうか。

この相生という名前も、適当につけたのではありません。そもそも、追分宿と言う名前の由来はその地域の街道の位置関係にあります。追分は、中山道と北国街道が分岐する場所です。追分にある「分去れの道しるべ」を右に行くと北国街道、左に行くと中山道となります。こうやって道が分かれるから、この場所は「追分」と名付けられました

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道が分かれるから追分、でも、平柴村から来た人たちは北国街道を通るので、中山道を通る和宮たちと会うところが追分となります。だから、相生という名前にしたのです。

 

世界地図から学ぶ、発想の転換

 これは、一つのものをどちらから見るかという違いから生じるものです。

この追分宿らへんのコーナーには、世界地図が置いてあります。その世界地図は、南北が逆になったものです。

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http://www.mapworld.co.nz/mcarthur.htmlより

 この地図は、オーストラリア人の学生マッカーサーが考えたもので南北逆の地図です。オーストラリアは、いつも地図の下の方にポツンとあります。特にヨーロッパを中心とした地図だと端っこです。日本を中心とした世界地図だとまだ中心の方ですが、それでも南半球のため小さく見えます。そのため、南半球(オーストラリア)を中心とした地図をマッカーサーさんが作りました。

 …確かに、イギリスにいた時の世界地図はヨーロッパ中心のもので、日本が「極東」のものでした。

そういう発想の転換はどんな時にでも必要だし、時にはそれがとても有効的になることもあるんだな、と思いました。中山道について学びに行ったはずが、それ以上のことを学べたので、びっくりしましたが嬉しかったです。

 

まとめー説明を聞くと価値が膨れ上がる

 ということで、今回は資料館の内部の感想を書いてきました!…全然終わりませんね。多分第4弾ぐらいで終わると思います。次の記事で資料館内部を終えて、その次で岸本さんのお宅と感想について書いていきます。

 資料館では貴重な資料がそこらへんに置いてあったり、縄文時代からのものが飾ってあったり、少し資料館の中を進むだけでも驚きの連続です。でも一番すごいのは、一人で資料を眺めてるだけでも面白いのに、岸本さんの説明を聞くとその価値が2倍にも3倍にも膨れ上がったように見えることです。さすが教師引退後に自分で資料館を作った方… 本当にすごいです。

 最後までお読みくださりありがとうございました。他にも追分関係の豆知識や、他の場所の知識などいろいろあるのですが、また別の機会に紹介していきたいです!次の記事もぜひ読んでください!

 

 

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