こんにちは。この頃、桜が満開になってきているのですが、思う存分に楽しめないのがやはりちょっと残念です…でも、夕ご飯前に軽く一人で散歩してきました!夜桜は街灯が少ないので楽しめないのですが、6時半ごろに行くととても綺麗でした。山をバックに撮った写真は、ちょうど夕焼けが入って綺麗だったのですが、桜の満開が現れてる写真を貼っておきます!
今回は、前々回の記事の続きを書こうと思います。この前は、「ココロ部」の感想のようなものを書きました。「外国の文化と校則」をメインにして書きましたが、その動画は私の中でやっぱり印象強かったのかな、と思います。
ちょっと前に図書館に行った時に、「クラスメイトは外国人」と言う名の本をみました。ココロ部の動画と通じるところがあるのかな?と思い手に取りましたが、とても読みやすい本で面白かったです。
漫画を主にしている本で、高校生活を舞台として進められている本です。第10章まであり、それぞれの章で領土問題から戦争、日本人の定義まで、面白い話題が多く説明されています。特に面白いと思ったのが、尖閣諸島などの領土問題についての章と、難民問題についての章です。
この章では、
- 中国側の主張
- 日本側の主張
- 未来に向けて
の3つの事柄をグループに分かれて調べて、発表しています。それによると尖閣諸島は1870年代以前に日本の領土であったことは一度もないのだそうです。また、1900年代以前は「尖閣」と言う名前もつけられていませんでした。でももちろん、日本が1895年に尖閣諸島の領有権を主張し、それが国際法上有効であることも認められている、と言う情報も載っていました。
本にも書いてありますが、私がこれを話題に出しているのは「尖閣諸島の帰属問題」を取り上げているわけではありません。私は、尖閣諸島が日本と中国からどのように扱われているのかや、それについての史実をしっかり調べていないので、それについて何か言えるほどの知識がありません。
私が言いたいのは、これらの歴史を学校では全く扱わないことです。まだ私が中学生で、専門的な話にならないから、かもしれませんが、学校では「日本の領土なのに勝手に領土権を争われている」と言うように教わっています。なので、この本を読んで日本の主張の根拠がどのようなものなのかをやっと知ることができました。
私がうがっているだけかもしれませんが、授業での扱いを聞いていると日本に悪いところは全くなく、中国が悪いように聞こえます。それは、尖閣諸島以外の領土問題にも通じることです。なので、この本を読んで少し偏っているのかもしれないと思いました。領土問題は、とても複雑なはずです。それぞれの国にそれぞれの主張があるし、この場合は1895年の日本の主張が戦前であったことも関係しているかもしれません。
私は、このような領土問題などについて知りたいときは教科書よりも、各国の反応がそれぞれわかるような調べ方が重要だと思いました。私の親は、政治的問題のニュースを知りたいときは英語のニュースを読むときがあります。それは、客観的に情報を得るためです。そのように、第三者の立場に立って情報を知ることや、それぞれの主張を把握することが、問題について考えるときに必要なのかなと思いました。
また、戦争や難民についての章では、イスラム教に触れながら「多文化主義と同化主義」についてなどを描いていました。友達にムスリムが何人かいるんで、日本人のムスリムのイメージとして読んでみると人ごとじゃなかったです。
そのほかにも、ヘイトスピーチについてや、小民族についてなど、色々な「多文化共生」の問題について描いていました。読んでいて、あまり偏った意見がなかったのがとても良かったです。一つの章は漫画と少しの説明文で構成されているのですが、少し「面倒」と言う気持ちを抑えて説明文のパートも読むと、漫画の中にあったごくなどが丁寧に表されているのでわかりやすいと思いました。
重ね重ね言いますが、この記事は別に政治を批判したりするものではありません。自分がこれからこう言う政治的な問題に興味を持ったときにどうしようかと言うことを、この本を読んで学びました。本の内容としても、身近な問題も取り上げられているので、「ドキッ」となる人もいるかもしれません。私も、「身に覚えがあるかも…」となったことがありました。無意識の差別に気づくためにもいいと思います。ぜひ読んでみてください!
最後までお読みくださりありがとうございました。今回は、二回にわたって外国について学んだ感想を書いてきました。自分も書いていて掘り下げられたところがあったので、面白かったです。興味があったら、ぜひ『まんが クラスメイトは外国人 課題編』もお読みください!シリーズものらしく、他のバージョンもあるそうなので私も探してみたいと思っています!