うぐいすの音

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『学校図書館をハックする』感想

 こんにちは。

今回あげる記事は、ISAK入学前に書いていた記事です。私も書いたのが割と前のことなので、思い出したこともあれば首を傾げたところもありました。ぜひ読んでいってくだされば嬉しいです!

そして、この本を貸してくださった方、この本について教えてくれた方々、本当にありがとうございました。このエントリを書いた当初はあまり乗り切れないところもありましたが、時間を置いてから咀嚼してみると自分の意見とこの本の書いてあることを対比させたり、深く考えたりできるようになりました。とても面白い本です!

 

 

今回は、本の感想ということで『学校図書館をハックする』の感想を書いていこうと思います。少し短めの記事となります。

 

 

 

目次

 

 

内容紹介、著者紹介

それでは、まずはこの本の内容紹介と著者紹介へ。

 

正式名称は学校図書館をハックする:学びのハブになるための10の方法』です。

著者は、クリスティーナ・A・ホルズワイスさんとストーニー・エヴァンズさん。

訳者は、松田ユリ子さん、桑田てるみさん、吉田新一郎さんの3人です。

 

松田ユリ子さんは、この前本の感想を書きました。『学校図書館はカラフルな学びの場』という本ですね。かなり新鮮というか、ロックというか、読んでいて驚くような学校図書館を作られていました。

 

chirpspring.hatenablog.com

 

桑田てるみさんの名前も聞いたことがありました(その方の文章を読もう読もうと思いつつまだ手が出せていない状態です)し、吉田新一郎さんの名前も存じ上げています。

 

まだ興味を持って日が浅い私でも3人ともの名前を知っているというのは、ふたつのことが連想されると思います。

 

一つは、そもそもこの業界が狭いのかも、ということ。著名な方だったり、本を出していたりする方がかなり限られて来るというか、いろいろなところで縁ができやすい業界なのかもしれません。

 

そしてもう一つは、私が同じような意見のものばかり読んでいるのかもしれない、ということ。これは、私がこれから関連書籍を読まない限り打破できないものとなりますが、この可能性も忘れてはいけないと思います。実際読んだことのある本がそこまで多いわけではないのですから。

 

 本の内容としては、学校図書館を学びのハブにするために何ができるのかを、「ハックする方法」として10に分けて書いています。

それぞれ、

  1. 学校図書館のスペースを変える
  2. 方針、手順、慣習を見直す
  3. 図書館工房を作る
  4. 学校図書館で生徒リーダーをエンパワーする
  5. 図書館プログラムをイノベーティブにする
  6. 一人一人の生徒を生かす授業支援を行う
  7. 夢の学校図書館を作るために、創造的な資金調達の方法を考える
  8. 学校図書館の重要性を主張する
  9. グローバルなつながりをつくる
  10. いつでもどこでも読むことを称える

の10個です。

 

それぞれの題について著者の二人が自分達やその他の学校の例を出しながら解説しています。

内容については、もう先ほど書いた十の文が表しています。

 

 

感想:面白かった部分

感想を書くのが、少し難しいです。

学校図書館について学ぼうと思ったら、この本はかなり読んだ方がいいのかも。

ただ、私のイメージする図書館とは全然違うんです。

 

みていていいな〜と思ったのは

 

学校図書館も、家庭のインテリアのように考える。多様な目的に沿うようなデザインにする。

 

本があるだけではなく、メディアを通じれインプットとアウトプットを行う場所。

 

本があって司書がいればいい…だけではない。

 

待ってるだけではなく、司書の側から教室へ。先生とも友好的に。先生の力(先生が紹介した本が借りられた、など)を先生に伝えれば、より協力的に。

 

座って静かに、ではなく、活気ある学びの場にする。

 

多種多様なリソースを持つ(学校にいる子供の第一言語の本を一冊以上は揃える、など)。

 

本の倉庫、貸し出しの場所以上の役割を担う。

 

医学年の生徒や、スカイプなどを使って世界中の生徒と「読み友」になる。

 

あらゆる形の読む姿を讃え大切にする。

 

 

などなど。

全部、なるほどな〜と思った部分です。

 

要約すると、

本があるだけの空間ではなく、生徒や教員がいろいろなものに触れて、図書館を居心地の良い空間として認識することが大事。インプット・アウトプットの場にする。

 

って言った感じでしょうか…。超力技のため、ちゃんと読んでください(笑)

そのための方法として、10のハック術が書かれています。

 

 

読んでいて、とても面白いな〜とは思いました。訳者のうちの一人、松田ユリ子さんの本を読みましたが、その本と少し似ているところはあったような気がします。

 

 

感想:考えた部分

ただ、やっぱり少し引っかかったところはありましたね…。

なんというか、私は本が好きなんです。

本が好きで、「本の倉庫」だった図書館も大好きでした。

 

でも、ここまで「本がある場所」としての図書館を出さず、「本以外のものがある場所」としての図書館を見ると、「本がある場所」を否定されたような気がします。

 

もちろん、そんなわけないはずです。本を読むことに対する記述もあったし、これは私が一部一部を捉えた上で出た感情です。だから、「本を大切にしていない」本だなんて思わないでください。

そこは前提としてあります!!

 

その上で、「本がある場所」が好きな私としては複雑だったのも確かです。

確かに図書館にいろんな人が来ると嬉しいし、本を身近に感じてくれたらもっと嬉しい。

だけど、図書室内にレゴを置いて遊んでもらうとか、そこまで行くとちょっと複雑になります。

 

これが「昔の常識に囚われている」ということなのかもしれません。でも、そうだとしても私はその「昔の常識」があまり悪いとは今の段階では思えない。

なんか、スペースを分けて欲しいな、と感じます。読書中心のスペースと、コミュニケーションやアウトプット中心のスペースと、自習スペースと。

そうしたら、また「ここのエリアでは静かに」とかができるのかな。それはそれで嫌だし…混乱します!!

 

でも、少なくとも中学生までとかなら本に柔軟だと思うから、あまり遊び要素がいっぱいいるきはしないんです。高校生とかになると、朝の読書も無くなるし遊び要素があった方がいいかも。

 

なんか複雑だし、難しいな〜と感じました。何が理想なんだろう。

 

読んでいて面白かったけど、松田ユリ子さんや山本みづほさんの本を読んだときにあった、「この学校図書館に行ってみたい!」という気持ちがすごく多かったわけではありませんでした。

少し難しめの本だった(難しいというか、カタカナ語が訳書なのでどうしても多くていまいちわからないところがあった)からかも。

 

世界中の人とスカイプで読み友とかは面白そうです!ハリポタの感想言い合ったりしてみたい!!言語の壁は国によってどうしてもできますが…。

 

 

それでは、最後に読んでいてとても身に染みた文を一つ。

なんというか、真理だとは思うしそうあるべきだと思うけど、先生を身近にみている人間としてはそこまで要求してやるな…的な感情もありました。

生徒がある程度の水準を要求している授業だったり、生徒指導やらなんやらで手のかからない学校ならこれが普通なのかも。

 

5年前に教えていたことを今も教えているのなら、その分野が終わっているか、もしくはあなたが終わっている 

 

ノーム・チョムスキーさんの言葉だそうです。

この本の中で紹介されていました。

そこまで言いなさんな…そりゃそれが理想だけども…

みたいな感じでした(笑)

 

ただ、それを意識している人が一人でもいれば学校の中も変わるのかも?

少し肩身が…とか空気が…とかを気にしなければ、学校司書としての仕事も楽しい(忙しい)ものになりそうです!

こんな授業をしてくださる先生方が多いと、とても楽しそうです!

 

 

最後に

ということで、今回は『学校図書館をハックする』の感想を書いてきました。

 

面白かったし、勉強になったけどちょっと難しいというか、いまいち乗り切れなかったところはあったかも。

また読んでいきたいです。チェックリスト的な用途にして使っても、司書の方には面白いかも。

 

これが学校図書館のみに対応することなのか、それとも公共図書館もこうなってもらいたいと思っているのか、それも少し気になりました。でも学校図書館ならではのことも多くあったので公共図書館は範囲外なのかな。

 

もっといろいろ勉強していきます!

 

最後までお読みくださりありがとうございました。この本は、知り合いの方にお勧めしてもらったもので、しかも貸していただきました。本当にありがとうございました!

 

 

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