うぐいすの音

17歳の女子が運営しているブログ。本のレビューなどしていきます。

「おうち時間」やったことは?

 こんにちは!学校の休校期間も伸びて、いつパンデミックが終わるのか… 先が見えなくて少し不安です。

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 今回は、はてなブログ今週のお題として、「#おうち時間 何してる?」というお題を見つけたので、自分の暇な時の時間の使いかたを書こうと思います。正直、「このお題は誰得なんだろう…」という考えもありましたが、備忘録として一応書いていきます!

 この頃やっていることは、だいたい

などなどです。

 アニメに関してはこの前の記事で書きましたが、私が見ていたのは『文豪ストレイドッグス』や『本好きの下剋上』、他にも『Arashi's Diary -Voyage』などを見ていました。

 アニメは全く見ていなかったのですが、長野に引っ越してきてから親がモニターを買い、その影響で少しだけ見ていました。Amazon Primeや、NetFlixなどがモニターを使って見られるので、今までのiPadよりも画面がすごく大きくて見ようという気持ちになります。アニメの感想は、またいつかブログに書くかもしれません。 

 この頃、YouTubeInstagramをよく見るようになったおかげで、今までも普通に好きだった嵐の動画や画像を見るようになってきました。「Voyage」は元から話が出るごとに追ってみていましたが、この休校中に嵐、マイケル・ジャクソンの動画を見る頻度が増えたと思います。でもそれに比例して好きになっているので、まるっきり時間の無駄遣いとは言わなくてもいいかもしれないと… でも、私の知っているアニメや映画は本当に少なくて、なにをみていいのか自分で当たり外れを探しながら見ています。映画でもアニメでも他のものでも、何かオススメがあったら教えてください!

 

 そして、一応勉強もしています。学校の宿題はもちろん進めていますが、この休校がいつまで続くのか… 先生も「GWまでに状況が落ち着くとは思えない」と言っています。落ち着けばいいですが、1学期間ずっと休校なんてことになったら勉強が心配です。一応受験生なので、勉強も頑張らなければいけません。体育でプールをやらなくてもいいのはすごい嬉しい(泳ぎはめっちゃ苦手です。)ですが、やっぱり授業は受けたいです… 参考書なども学校からもらっていますが、結局一番理解できるのは対面授業なので、休校になるとしてもそこらへんのケアをしっかりしてもらいたいなと思います。参考書のみでやるのは限界もあるし、色々な家庭の事情で勉強ができない人もいるかもしれない。学校はそう言った家庭の事情から抜け出せる場でもあったんだな、と思います。

 

 そして、InstagramYoutubeは、単純に見る時間が増えました。特に、マイケルジャクソンのライブはもちろんですが、嵐のライブも二つYoutubeに乗せられています。このライブ映像を見るのが最近の趣味(?)のようなものになっています。いつもはゆっくりライブを見たりできないので、とても嬉しいです。

 YouTubeもそうですが、Instagramは動画に投稿した方のコメントなどが載っていることが多いです。そのように、他の人の意見に共感しながら動画を見ていられるのでこの二つのアプリは本当に人を虜にできるな、と思いました。

 

 そして、ブログもこの頃頑張っている…つもりです。三月中の休校では、できるだけ毎日あげようと頑張っていました!四月に入ってからは、時々間を空けてしまいましたが、これから5月の休校開けまでこのままのペースで記事を投稿していきたいと思います!ブログを書いていて、書く練習になっている、というのはとてもよく思います。

 例えば、今学期に入ってから国語の宿題は作文になるそうです。唯一休校前に受けられた国語の授業では、お試しとして400字以内の作文を書きました。私は、書く内容が決まったら結構スムーズに書き始めることができ、あまり内容の濃い文章ではないですが割と早く書き終わることができました。文章をブログで書いているからかなと思います。

 このブログに投稿している記事はそこまで内容のあるものではないかもしれませんが、それでも自分の力になっているんだなと思います。今までの年別の投稿数に着目すると、2018年は71記事、2019年は35記事でした。ブログを始めた当初は1日1記事のペースで投稿していたので数が多いのはわかりますが、2019年はその半分の35記事だったんですね… そしてなんと、今年はもう41記事投稿していました!まだ半年にも満たないうちにもう前年の投稿数を超えていたとは… 自分でも少しびっくりです。休校中頑張っているとはいえ、去年全くあげていなかったことがあらわになりますね(笑)

 

 他にも、自分の興味のあることを調べたり、本を読んだりしています。以前記事に書いた「蒼のマハラジャ」も今再読している最中です。ただ、このブログを書いていて思いましたが、やっぱり電子機器が生活にすごい関わっていました… もっと読書や勉強を頑張ったほうがいいのかな、と思ってきているので頑張りたいです。

 最後までお読みくださりありがとうございました。今回は、自分がどのように時間を使っているのかを書きました。正直、あまり実のあるものじゃなかったですが、これをきっかけとしてこれからはちょっと内容を変えてもいいかな…と思っています。少しは有効的に時間を使いたいです!

 

 

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お題「#おうち時間

アニメを見てしまいました…「文豪ストレイドッグス」感想

 こんにちは!今日は、短時間ですが学校に行きました。学校の方でも学習を進めさせるために、少し登校日を設けて先生に質問する時間を作ったりしているようです。

 そして、この休校中暇で、アニメを見ました!「暇」と言っていますが、やることをあるんです。それこそ、勉強なんてやろうと思えばいくらでもできます。でも、やる気がないんです… この休校中に、自分の精神力が問われそうです!(笑)

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 さて、見たアニメの名前ですが『文豪ストレイドッグス』というアニメです。東京にいた頃の友達がこの「文スト」が好きで、名前は私も知っていました。そして、ついこの間長野の友達にマイケルジャクソンを布教していたのですが、その時に相手に「文スト」をオススメされました。

 マイケルを進めている手前、一応見ておこうと思い、何日か前に文ストのアニメをみはじめました。

 私は、そこまでアニメを見るわけではなく、通しで見たアニメといえば片手で数えるしかありません。でも、正直思っていたより全然面白くて、分ストは一気に見てしまいました。3・4日で第1期の1話から第3期の最終話までをみたくらいです。自分でも見ていて、飛ぶように時間が過ぎていったので驚いてしまいました…(笑)

 

 文ストは、太宰治芥川龍之介などの文豪がキャラクター化されて、それぞれが異能力を用いて戦うアクション物?になるのかな、と思います。森鴎外福沢諭吉など、教科書に絶対乗るような人たちも出てくるのですが、私の知っている1万円札の諭吉さんとは全然違う顔立ちだったりして、「このキャラの顔は何が元となっているのだろう…」と考えてしまいました。

 あらすじとしては、主人公の中島敦が所属する武装探偵事務所と、横浜を縄張りとしているポートマフィア、そして海外の異能力者集団であるギルドなどの異能力者を中心に構成された組織同士が戦う話です。

 主人公中島敦の異能力は、「月下獣」。大柄な白虎に変身する能力です。頑丈で俊敏、そして治癒能力の高い体になります。この「月下獣」という言葉は、実際に中島敦という作家の書いた「山月記」からの名前です。

 他にも、よく出てくるのが太宰治国木田独歩芥川龍之介など。太宰の異能力は、直接触れた異能を無効化する「人間失格」。国木田の異能力は、手帳に書き込んだものを具現化できる「独歩吟客」。芥川の異能力は、外套の端を、不定形でなんでも切り裂く黒獣に返信させて操る「羅生門」。色々な異能が出てきます。

 見た通り、キャラクターの名前が文豪の名前ですが、異能力もそれぞれの文豪の作品にちなんだ名前がついています。また、使われている漢字や仮名が旧字体なので、「昔の文豪」がテーマなんだなと実感できます。

 内容としても、ぶっ通しで見たことからわかるように、すごい面白かったです!なんとなく三国志感があって、群雄割拠な感じのバトルに惹きつけられます!最初、暗い話なのかな、と思っていましたが、軽い部分とシリアスな部分がバランスよく入っているので飽きずに見ることができます。舞台も現代日本なので、なんとなくパラレルっぽくて面白かったです。キャラは結構多いのですが、一人一人のキャラが立っていて、最初から識別できていました。

 色々面白いポイントがありましたが、「文豪」のイメージがそこまでない福沢諭吉が、中島敦太宰治属する武装探偵社の社長なところが想定外でした!「天は人の上に人を作らず」という言葉が有名ですが、福沢諭吉の異能力は「人上人不造」です。この言葉から社長というキャラにしたのかな、と思いました。

 

 …どうしましょう。今日知ったんですが、意外とアニメの感想書くのって難しいんですね。キャラ紹介なども、どこまでしていいのかわからないし、できればねたばれもしたくありません。これは、やはり物語が一冊の小説に比べて長いからなのでしょうか。物語が長いと、一つのまとまった話として感想を書きにくくなります。それなら一話一話…と思うと、しっかりと内容のある記事が書きにくくなります。アニメをみてしっかり記事にしようと思うのが初めてなので、結構今戸惑いながら書いてます(笑)これからまたアニメの感想を書くときがあれば、学びながら書いていきたいです!

 

 とにかく、文ストのキャラはみんな個性がわかりやすくて、私はキャラ名と異能力を覚えやすかったです。正直、キャラと実際の文豪の共通点はほぼないのですが、太宰治が自殺願望があるところは少し考慮されているのかな、と思いました。能力者たちが一つの地に結集して戦うというのは、色々なお話でありますが、やっぱり胸躍る設定なのかな、と思います。私も思っていたより惹きつけられて、全て見てしまいました。結構面白くて、あまり抵抗なく見ることができます。私は、ホラー系やスプラッタ系が苦手で、東京グールを見ようとした時も血がいっぱい出てくるのでやめてしまいました。このアニメは戦闘ものなのでもちろん人が殺される場面や血が出る場面はいっぱいあります。それでも見れたので、それだけ内容が面白いのかなと思いました。

 休校中、とりあえず勉強頑張って、隙を見てアニメも少し見ていこうかな、と思います!

 最後までお読みくださり、ありがとうございました。今回は、『文豪ストレイドッグス』というアニメの感想を書きました。この作品は、漫画が原作となっています。

 

〜追記〜

 このブログを書いている途中、嵐さんのインスタライブを見ていたのですが、その中で相葉さんの好きなアニメの話に。まさかの『文具ストレイドッグス』を見ているという話でした!!!「めっちゃタイミングいいじゃん!」と、謎にテンション上がってしまいました(笑)最近見たアニメが被っているのはなんか嬉しいです〜〜〜!ということで、相葉くんも見ている『文豪ストレイドッグス』。ぜひ見てみてください!絶対面白いと思います!

新学期が始まったので備忘録として!

こんにちは!このごろどうすごしていますか?私は宿題とZ会以外はズーーーーーッとスマホやモニター見てます… ちょっと気をつけて行かなきゃですね…!

 今回は、新学期が始まったので、それで受けた印象や感想などを備忘録として書いていこうと思います!

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 始まったと言っても、始まってからたったの一週間と数日で無事休校になりましたが、その間も少しだけ授業があったりしたので、備忘録として忘れないように思ったことなどを書いていきます。

 

 まず、一番の変化ですが、二年生から三年生になりました。当たり前のことですが、わたいの学校は一年から三年になるにつれて教室のある階が上がっていきます。進級したことで、1階分上になったので地味にきついです… 職員室に行くのも、生徒会室に行くのも、授業の直前にいくことができにくくなりました。また、給食もワゴンがあるわけではなく、食缶を1階から運んでくるので、重いものを長くは河野が意外と大変でした!男子などは、いい筋トレになる…とか言っているので、そうやってポジティブに捉えていきたいです(笑)

 そして三年になったことですごく言われるようになったのが、進路にちてです。受験生となったので、どの先生も「受験に向けて」というような言葉を紹介の時に言ったし、クラスでも学年でも「受験は団体戦」という言葉を先生から耳にします。進路のみに関する学年集会も開かれ、受験関連のファイルなども配られました。進路相談や進路希望調査などももう少し経つと配られるのかな…と思います。

 もう、一年間を通しての学力考査の範囲表は配られたのですが、休校の影響で第一回のテストがNRT(全国学力テスト)に変わるそうです。元々の試験範囲は一年の範囲のみだったのですが、NRTになると1・2年の範囲になってしまうので、勉強頑張らなきゃいけません… この休み中もそろそろ勉強に本腰を入れた方がいいかなと思っています。

 

 受験自体は確かに三年生にとって重要なことですが、受験以外にも普通の学校行事や委員会活動なども大事なことです!あと一年しか中学校生活が送れないのだから、今まで通り全力で生活していきたいと思っています!

 目標としては、

  • 受験合格
  • 委員長として何か新しい活動をやる
  • 文化祭で意見文発表など(これはできるか不安ですが…)
  • 定期テストに向けた内容のある勉強
  • とにかく楽しむ!

の5つがあります。まずは、もちろん中学生として今まで以上に勉強して時間だけではなく、内容をもっとよくしていきたいです。

 

 そして、三年生になってから宿題系が結構レベルアップしました。

もともと、2年生の3学期くらいに「新研究」などの参考書を5教科分配られていました。三月の休校の際にも、参考書を使った宿題がとても多くなっていました。今回も、休校中の宿題はほとんど参考書ですが、範囲も広くなってきています。また、国語の宿題も漢字と作文がメインになってきました。数学の宿題も、休校中の宿題も含めて、自分で内容を決めるようになってきました。自分でやることを決め、テストに備えることが増えるようになると思います。

 本当に、勉強頑張ろうと思います!

 

 ということで、今回は勉強への思いや、新学期が始まった時の感想として記事を書いていきました!これから一年後、どうなっているかわかりませんが、自分の理想に近づけるようにしたいと思います。

 最後までお読みくださりありがとうございました。緊急事態宣言全国拡大を受け、休校期間も変わると思います。出来るだけ投稿していけるよう頑張っていきたいです。

『孔明のヨメ。』再読しました。

 こんにちは。やることはあるけど、やる気がなくてこの頃は漫画とかをダラダラ読んでいます…

 ということで、今回は久しぶりに読んだ漫画「孔明のヨメ。」を読んだので、感想を書いていこうと思います!

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 以前、この漫画については書いたことがあったのですが今回はもう少し詳しく書いていきます。

 

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 私は、どちらかというと歴史が好きな方です。昔は、歴史ファンだ〜とかおもってましたが、弟がガチの歴史オタクになってしまったので公言できなくなりました…(笑)歴史の中でも戦国時代が好きでしたが、小学生の頃の同級生が三国志が好きだったこともあり、三国志にも興味がありました。三国志演義を描いている、横溝正史の「三国志」を親に借りてきてもらって、それで結構ハマって読んでいました。やっぱり、王道といったところか関羽孔明が特に好きで、関羽董卓の部下を酒が冷めないうちに切り捨てたエピソードなどは読み込んだ記憶があります。

 父親も元々三国志が好きで、弟も無事三国志ルートに行き着いたので、我が家では多分私が一番三国志に詳しくないのですが、それでも三国志は一応好きなので、「孔明のヨメ。」という漫画を母が読んでいるのをみて、頼んで読ませてもらいました。

 『孔明のヨメ。』は、その名の通り軍師・諸葛亮孔明と、そのお嫁さん・月英が出会ってからを描いた漫画です。作者の杜康潤さんは、三国志の大ファンで、孔明劉備曹操などいろいろな人物の関連遺跡も巡っているそうです。漫画にも、中国に行ったときのお話が多く載っていて面白かったです。この人は、臨済宗のお寺で生まれた方で「杜康DAYS」というお寺関連の漫画も描いています。そちらも面白かったのでぜひお読みください。

 

 最初、孔明関連ならガチガチの歴史漫画かな…と思っていたのですが、戦争関連は最初の頃全く出てこず、孔明が私のイメージとは全く違っていました。私の中で、孔明先生はどちらかというと冷徹で冷静で有能な天才…といった感じだったのですが、本の中では結構抜けてて、寝起きが弱い畑大好き人間。かと行って、全てが違うわけではなく、難しい話をいっぱいしている、かしこさがにじみ出ている人でもあります。そして、孔明のお嫁さんの月英。この人については私はほとんど知らなくて、名前と、「ブサイク」と言われている事しか知りませんでした。漫画を見ていると、全然ブサイクではなくて西域美人の、工作がすごく好きな女性で、孔明との相性ぴったり!な人でした。月英さんは、地方の大豪族・黄承彦の一人娘でした。黄氏の館の防衛設備などは、全部二十歳の月英さんが作っていて、賢いのに可愛い人でした!

 この二人は、当時の常識でいうと結構異端な方で、しかも話が出てから3日で結婚… 親の黄承彦さんが孔明のことをとても気に入って、まさかのスピード婚でした。怪しく思って対策をしていった月英さんもそうですが、それに全く動じない孔明もすごいです(笑)でも、地元の大豪族の娘ということを知らなくても結婚した孔明月英が気を許して良かったです。そのあとは、お互い恥ずかしくて「学問の同志」から、ということに。うろたえている孔明三国志を読んでいるとなかなか見えないので、孔明が浮き足立ってたり、戸惑ったりしているところを見るとおもわず笑ってしまいます。

 孔明月英もとても賢いのに、初々しいところがあって、身近に感じられます。そして、どんどん研究に突っ走っていく二人のストッパーが、孔明の弟の諸葛均です。均は、諸葛家の台所とお財布の管理をしていて、生活面で家族を支えています!この人は、兄には似ず難しい話は苦手なんだとか… 諸葛家唯一の常識人!といった役割を担っていると思います。

 巻が進んでいくごとに、徐庶龐統といった、横山光輝三国志でも目にした人物が出てきます。それでも、今まで見てきたのは劉備の陣営についてからの二人で、それまでどのような生活をしていたのか、政治に関わっていたのかなんてほとんど知りませんでした。二人とも、人の機敏がわかっているすごい有能な人、ということは間違いありませんでしたが、意外とズボラだったりお母さんに敵わなかったり、笑えるポイントがいろいろなところで挟んであります。

 時々シリアスなところがあったり、泣けるところがあったりもしますが、全体的にほのぼのとしている四コマ漫画です。四コマといっても、ちゃんとストーリー性はあるし、一巻読みだすと止まらなくなります… 今10巻まで出ているのですが、ちょうど三顧の礼が終わって孔明劉備の元で働き出したところです。

 演技は、色々と信じられないようなエピソードが多いのですが、多分この本は演技というよりは正史を基本にしていているので、それもあってより身近に登場人物を感じながら楽しめます。

 あのキレキレの軍師イメージが、この漫画をよんでずいぶん変わりました。月英相手だとどんどんただの青年になって、尻に敷かれかけています。でも、二人がお互いを尊重している様子がとても伝わってきて、シリアスな場面でも少し安心しながら読めます。三国志が好きな人にももちろんオススメですが、三国志を全く知らない人でも絶対に楽しく読める一冊です。これから、戦の場面が何回も出てくると思います。作風を守りながらどういう風に書いていくのか、少し怖いところもありますが、11巻の発売が楽しみです!キャラがそれぞれ立っているので、ラノベが好きな人とかも好きだと思います…

 最後までお読みくださりありがとうございました。『孔明のヨメ。』は、読むと今までの三国志登場人物のイメージがガラッと変わる本だと思います。孔明とその家族・友人はもちろん、劉備曹操たちも含めてみんな笑えるシーンがあるので、リラkk寿司て読めるほのぼの(ラブコメ+歴史?)漫画だと思います!ぜひお読みください!

 

孔明のヨメ。 (1) (まんがタイムコミックス)

孔明のヨメ。 (1) (まんがタイムコミックス)

  • 作者:杜康 潤
  • 発売日: 2012/06/07
  • メディア: コミック
 

 

 

坊主DAYS(1) (ウィングス・コミックス)

坊主DAYS(1) (ウィングス・コミックス)

 

 

人を判断するとは -新書「マイケルジャクソン」より

  こんにちは。

今回は、講談社の新書「マイケルジャクソン」を読んだ感想を、私のこの頃の出来事に含ませて書こうと思います。

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 私が今回読んだ本は、西寺郷太さんの「マイケル・ジャクソン」です。マイケルジャクソンについて書いてある本は何冊か読んだことがありますが、これは講談社が出版している新書でした。

 マイケルジャクソンは、一般的には「キング・オブ・ポップ」として昔の有名なミュージシャンという印象があると思います。が、それと同時に虐待や整形などのイメージ(奇人変人というイメージ)がある人も多いのではないでしょうか。

 私が今までに読んだマイケル関連の本も、マイケルを犯罪者として捉えて書いている本、マイケルを擁護している本、色々ありました。私はマイケルが好きなので、悪く書いている本は嫌いな部類に入っていました。

 この本の著者は、マイケルが本当に好きなのだと思います。事実を時系列順に並べて、整理して、マイケルがそんなことをしていないというのを説得力を持って書いていました。ここまでしっかり事実が書いてある本は初めて読んだし、初めて知ることも多かったです。 

 マイケルジャクソンの虐待疑惑については、情報がしっかりまとまってWikipediaに乗っているので是非読んでみてください。マイケルが無実だとわかると思います。マイケルは二回裁判を起こされましたが、最初の一回は金銭的決着をつけたことから世間に悪印象を与えました。しかし、おおよその事実はしっかりWikipediaにも乗っています。2回目の裁判は、全面的に無罪となっています。

 新書の方では特に1回目の裁判についてが人物の相関図を含めて詳しく乗っていました。これについては、今まで勝手なイメージで「違う」と思い込んでいたところもあったので、今確信を持って「違う」と言えるようになってよかったです。当時、マイケルにとって有利な報道をした人はほとんどいなくて、今はマイケルのそうした過去はほとんど扱わないです。しかも、「Leaving Neverland」という映画が公開されましたが、あれは被害者側からの証言を描いたものであって、事実をしっかり検証したりマイケル側からの意見を描いたものではありません。虐待を訴えた家族の父親がマイケルを陥れようと公言している電話も公開されています。「マイケルジャクソンの真実」なども含め、被害者側から見たドキュメンタリーが多いですが、新書「マイケル・ジャクソン」では事実を踏まえた上でマイケルの無実を証明しています。

 

 また、この本ではマイケルのみではなく、The Jackson 5やThe Jacksonsのメンバーであるマイケルの兄弟についても詳しく書いています。兄弟がマイケルにとってどのような存在だったか、それぞれにとってのThe Jacksonsなど。そのようなことが色々書かれています。今まで、マイケルの小さい時の映像などを見ていてもそれぞれの兄弟の名前などは一致していなかったのですが、今回本を読んだことでなんとなくですがマイケルの兄弟についてもわかってきました。マイケルジャクソン個人ではなく、グループとしてのジャクソン兄弟。マイケルがそのグループの中でどのような存在だったのか。時が経つにつれてグループにどのような変化があったのか。そのようなことが色々書かれていました。

 マイケルは確かにすごい存在でしたが、その前にはジャクソン兄弟としての成功があったのだ、ということをしっかり知ることができました。また、マイケルがどのような時代に生きて、どのように、移りゆく音楽業界で活動していたのかなども書いてありました。

 マイケルが何をやったのか、彼はどのような影響があったのか、などの、マイケルの功績に関する事柄を集めた本は多くあります。でも、この本はそれとは少し違い、マイケルが実際にどのような音楽を作っていったのか、マイケルは当時どのようなことを考えていたのか、などといったことを書いています。

 

 彼の音楽についてのことはもちろん、彼の兄弟、そして裁判についても色々なことが書いてあります。この本を用途、マイケルに対する印象が変わると思います。本当に、マイケルがどれだけの人だったのか、改めて確認できる一冊です。

 本にも書いてありましたが、マイケルは彼の「イメージ」が先行している部分もあると思います。「奇人」というレッテルにあう話は大々的に取り上げられ、「マイケルはこういう人物だ」という印象が勝手に世間でつくられていきました。それが今、浸透して色々な人がマイケルを誤解している、というのは確かにあるのかもしれないと思いました。

 

 それについては、私も実際に感じたことがあります。身近な話になりますが、先生などでも似たようなことがありました。

 授業がとても面白くて人気な先生でも、生徒のいうことを制限させるような先生もいれば、授業がそれほど面白くなくても生徒の発言を理解しようとしてくれる先生もいます。色々な先生がいる中で、一つ自分の中で「この先生はこう」というレッテルを貼ってもその印象のみでお別れした先生は一人もいません。少し話せば、新しい一面がわかるなんてことは多くあります。人を判断するということは、ある程度必要なことですが、そこまで重要ではないのかもと、この頃思うようになってきました。判断というよりも、その印象をずっと変えないでおくことが悪いのかも、と思うようになりました。その人を完璧に理解することなんてできないので、一回「こうだと思う」と思っても、その後また新しいことを思ったらその考えもしっかり自分の中に残しておくことが大事なのかな、と思います。

 

 …しっかり自分の考えを言語化することが今できていないのですが、「人を自分の考えで判断する」やり方を少しずつ変えていきたいとと思いました。きっかけは、今までの経験で思っていたこともそうですが、「マイケル・ジャクソン」の本を読んで感じたこともあります。

 自分の中の印象を大事にしすぎると、その人の「イメージ」が先行してその人がどういう人なのかをしっかり理解できなくなることがあります。そういうのを自分の中でなくしていきたいなと思いました。

 

 最後までお読みくださりありがとうございました。今回は、新書「マイケル・ジャクソン」の感想とともに、自分の考えを少し書いてみました。私はマイケルファンなので、本も好印象だったし、お気に入りの新書のうちの一つになりました。ぜひ、皆さんも読んでみてください。印象が変わると思います!

 

マイケル・ジャクソン (講談社現代新書)

マイケル・ジャクソン (講談社現代新書)

  • 作者:西寺 郷太
  • 発売日: 2010/03/18
  • メディア: 新書
 

 

対策って何? -今日の疑問詰め合わせ

 こんにちは。

私の学校は、今週から学校が本格的に始まり、今日も学年集会などがありました。その時に、コロナウイルス関係含め、他のもの含め、少し怒るというか疑問に思うことがあったのでブログに吐き出そうと思います。

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 このブログでは何回か、学校批判のようなものを書いていますが、

 

chirpspring.hatenablog.com

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ブログに上記のような記事を書いていても実際に私が抗議することはほぼないです。先生というのは、どれほど仲が良くても結局は権力者だし、私は逆らって波風を立てることを面倒臭いと思ってしまいます。そこは、自分でも弱いところだなと思っていますし情けなく思うところです… だから、書いていることは単なる愚痴といってもいいかもしれません。また、私の愚痴をぶつけているだけではなく、私の「反面教師」となっている面もあるので、備忘録として書いていきます!!

 

 まず、コロナ関係ですが、今日学年集会がありました。

 もともと今日はオリエンテーションとして全校が体育館に集まり、委員会紹介などを聞く日でした。流石に全校は…ということで、1年と委員会紹介のある役員、そして演劇部、放送委員の人など3分の1くらいが集まって行いました。そのオリエンテーションでも、1人1人の間は椅子1つ分くらい空いていて、配慮されているんだな、と思いました。

 しかし、その前に行われた3学年の学年集会。玄関ホールの前に集まり、体育座りでいつもと同じ距離感でした。マスクをしている人が多いですが、していない人も普通にいるし、半々といったところです。それもどうかとは思いますが、その状況で先生たちは学年集会を行って「コロナウイルスにかからないために…」と話していました。

 学年の先生の紹介、学年生徒会長、学年主任、保健・清美委員会の話、清美委員会顧問の話… 全部テレビ放送でできますよね… 先生の紹介も全員が挨拶として話しているし、先生も生徒も、律儀に話すときはマスクを取っているんです。飛沫感染が怖いのは、先生もそうですが特に真正面からそれを聞いている生徒です。マスクも気休めにしかならないし、その状態で「コロナにかからないためにうがい手洗い…」と言われると、少し苛立ちを覚えてしまいました。

 その状況が40分ほど続き、少し時間が余りました。余った時間、私たちは学年で「歌」を歌いました。150名程度の学年が玄関ホールに集まって、歌を歌ったんです。ちょっと流石におかしいのでは?と思いました。そこで学年集会の途中でも「それはおかしい」と言えなかった、もしくは学年集会の後で先生に言わなかった私も悪いですが、本当に驚きました… 玄関ホールは吹き抜けなので、密閉空間と言えないかもしれません。でも、状況的にもう少し対策が考えられると思いました。東京都の学校再開ガイドライン(その後休校になりましたが…)でも合唱はやめるように言われていたので、それでいいのかな?とは思います。

 ということで、

  1. 学年集会
  2. 各先生などからのマスクをとってのお話
  3. 合唱

を結局したのですが、学年集会の間、気を揉んでいるのは割と精神的に疲れるんだな、と思いました。

 これで一つ目の愚痴が終わりです(笑)この後は、清美委員会顧問の先生の話の内容に対して感じた疑問を書こうと思います。

 私の学校では清掃の時間が取られていて、その前にみんなで黙想の時間があります。また、清掃の時は毎回手ぬぐいを頭に巻いて、清掃をします。これももともと本当に効果があるのか疑問だったのですが、三年になってバージョンアップしました。

 黙想は、1分間の間机に伏せてになりました。いつもは廊下に出てみんなで体育座りで並んでやるのですが、コロナ対策ということで自分の机に伏せての黙想になりました。これまでは15秒だったので、4倍の時間ということになります。しかも、黙想の4分前からオルゴールのような、ヒーリングミュージックのような曲がかけられているので、まだ黙想が始まる前なのにみんな結構静かになります。私の中では、「無理やり作られた空気」という風に感じてしまったのですが、確かにクラス内で1分黙想にしたり音楽をかけることで「黙想をする」という意識は作られたのかもしれません。

 手ぬぐいも、普通に頭に巻いていたのですが、もともと髪の毛を落とさないためというのが目的だったらしく「前髪が落ちるから」という理由で前髪も全て縛った手ぬぐいの中に入れることになりました。前髪を作っている女子もそうですが、普通に男子も前髪に癖がつくということで不評でした。

 確かに髪が落ちないようにということなら筋は通っている…と納得しようとしましたが、そのあとに先生がおっしゃったことが納得のいくものではなかったです。

 「このコロナもあって、三年生が主体となって何かをやることがなくなっているので、三年生が全校を主導していけるようにこの二つを考えた。三年が全校を引っ張ることを作ることで、伝統も守りたい。」(メモを取ったわけではなかったので、私の思ったことに影響されているかもしれません。)

 と言われました。聞いたときにまず思ったのが、「主導、主体というなら三年にやることを考えさせるべきなのでは」ということです。私たちが考えたことでもやりたいと言ったわけでもないのに、学校に来たら勝手に私たちが「先頭に立ってやること」が決められていました。それが良い悪いというのはのぞいて、先生から「これをやれ」と言われたら生徒のほとんどは従います。でも、それが「私たちのため」という風に言われたら、少なくとも私はおかしいなと思います。正直どちらも好んでやりたいことではなかったので、「別にそれで主導したくない」と思いました。何かを主導することで自主性を養いたい、中学校に何かを残すというなら、それこそ委員会の時間などに三年に考えさせれば良いのに、納得できていない、面倒臭いと思っていることを主導しろと言われても言われてもやる気は起きなかったです…

 (ちなみに、個人の意見としては前の学校では手ぬぐいも黙想もありませんでしたし、時間も自由だったのですが、あまり清潔さの違いは見受けられませんでした。)

 

 「先生から言われたこと」だから、黙想も手ぬぐいも言われたようにします。でももし、先生と生徒が対等な立場だったら本当に通るのかな…と思いました。私は、ここで愚痴を書いているけど、それは先生たちに面と向かっていう覚悟がないからで、単純にブログというはけ口があるからここに書いています。その点については、なんども書いているけど自分を残念に思います。

 ただ、合唱については流石にこのご時世におかしいと思うので、次また学年全体で合唱しようとすれば先生に少し反対の意を示そうと思います。明日は学年レクがあり、三人四脚やムカデ競争をやるそうなのですが、それも休みたい… ここで休みたいと言っていても結局休めない休まないので、こういうときに自分にがっかりします… コロナになってから自分の弱さをすごい実感している気がします(笑) それは、次に繋げられることと思って頑張ります!

 

 このブログでは先生たちを批判的に書いていますが、決して全員の先生が同じ意見だとは思っていません。なかには内心おかしいと思っている先生もいるかもしれないし、全ての先生が新しい掃除関連の決定に賛成ではないかもしれません。今日私たちに「主体」と言った先生も、いやいや言っているかもしれません。また、「主体」の先生については、授業を受けたこともないし接点が全くないので、今回のイメージだけで書いている状態です。なのでより批判的な目でみてしまった気がします。私は、今回のことで(合唱・「主体」)少し嫌な気持ちになりましたが、それと私の中での先生の印象を固定させてはいけないなと思っています。色々な意見があると思うし、私の意見は少し偏ったものかもしれないです。今回のことで先生のイメージを固めないようにしたいです。

 

 最後までお読みくださりありがとうございました。今回は、「こうすれば良い」という意見も少なく、偏見のはいった文章も書いてしまったかもしれません。読みづらかったらもうしわけありませんでした。

 

〜追記〜

このブログを書いて投稿しようと思った時に、長野県の試聴会で休校していく考えが知事より示されたという情報が入りました。佐久市長のツイートからです。私のいる町が休校するかはわかりませんが、市長会で同意されたのならかなりの確率でなると思います。10日〜23日までらしいですが、休校になったら本当にありがたいです。今回の合唱も明日のレクも、新年度だからかもしれませんが、怯えながら生活しなければいけない学校というのは思ったより息苦しく、しかもかなりの数の生徒・先生が危機感をあらわにしていないので怖かったです。休校になったら良いなと思います。ならなかったら、合唱などはもちろん避けていけるように先生方に少し話してみルコとも視野に入れていきます。早くこの状態が終わりますように…

 

 

英語絵本を読んでみました。-『かいじゅうたちのいるところ』

こんにちは!

 今回は、「英語絵本」について書いていこうと思います!この前、昔好きだった絵本を英語版で読みました。その感想を書いていきます。 

 まず、私が読んだ絵本は、『かいじゅうたちのいるところ』です。モーリス・センダリックさんの書いた絵本で、日本でも有名なんじゃないかな~と思います。

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 英語名は「Where the wild things are」と言う名前でした。本の文を一言一句漏らさず書くのは無理なので、印象に残ったところをいくつか書いていこうと思います。

 まず、この本は結構絵が特徴的で文章は少ないのですが、基本的にそこまで文の内容は変わっていないんだなと思いました。英語の絵本を訳すと、食べ物や言い回しがその国に合わせるために変わっていることが多いです。でも、この本は結構内容に忠実に訳しているんだな、と思いました。

 それでも、少しずつ文章は違っていて、まず最初のところの母親と子供の会話から受ける印象が日本語版と英語版だと違うかなと思いました。

 物語は、マックスが大暴れしてそれに怒ったお母さんがマックスを閉じ込めていくというところから始まります。そこで、お母さんがマックスに行った言葉は「このかいじゅう!」。マックスが返した言葉は「お前を食べちゃうぞ!」。なかなか物騒な言葉な気がします。また、説明として「おこった」と書かれているので、マックスは結構叱られているんだなというのが日本語版だとわかりやすいです。しかし、英語版だとお母さんの言った言葉は「WILD THING!」で、マックスの返した言葉は「ILL EAT YOU UP!」でした。どちらかというと、英語版の方が日本語版よりも想像の余地があると思います。

 日本語版だと「おかあさんはおこった。」と書かれているので、部屋に閉じ込めるほど母親の癇に触ることをしたという風に受け止めます。が、英語版だと「his mother called him」とあり、おこっている描写はありません。なので、冗談っぽく言っただとか、軽く叱るだとか言ったニュアンスを読み取ろうと思えば良い取れると思います。そこが変わったからと言ってその後のストーリーにさほど影響のあるわけではないですが、人によって受け取りかたが違うように書かれているのがとても面白いなと思いました。

 そして、マックスの部屋に突然木が生えてきて、森に囲まれて、海から「かいじゅうたちのいるところ」に航海します。その時の様子が、「一週間過ぎ、二週間過ぎ」と、日本語版でも英語版でもとてもリズムが良くて、綺麗だなと思いました。ちなみに、物語の後半でマックスが帰る時も同じような描写があるのですが、そこの英語、日本語の描写の違いも面白いなと思いました。行きの描写は、日本語版も英語版も「1週間1ヶ月1年」もしくは、「weeks→year」となっているのですが、帰りの描写だと日本語版では「1週間1ヶ月1年」と同じ描写なのに比べて、英語版では「year→weeks→day」という風に描写が行きと反対になっています。どちらかというと英語の表現の方が好きですが、日本語版で同じことをやるとリズムが合わなくなるのかな?と思いました。どうしても、英語と日本語だとリズムや韻の踏みかたが変わってくるのでそこらへんの違いはあるのかな、と思います。

 他にも、受けた印象の違いとしては「かいじゅう」と「Wild Thing」のニュアンスの違いです。マックスはかいじゅうたちを魔法で恐れさせて、「かいじゅうたちの王様」しなっています。どこが違うというと説明しにくいのですが、日本語版の「かいじゅう」だと受け取るイメージが、獰猛な動物のようになんとなく固まっています。でも、マックスは少年の見た目をしていて、しかも魔法でかいじゅうたちを従わせているので、そこまで「かいじゅうたちのおうさま」になるイメージがわきません。そこを、日本語版では「こんなかいじゅうみたことない」とマックスのことを言わせて、もともとかいじゅうたちが人間を知らなうて、そのような印象を受けた、という風に理由をつけているような気がしました。しかし、英語版の「Wild Thing」は直訳すると「乱暴なもの」。「Monster」などの、イメージがついていそうな言葉じゃありません。なので、wild thingの王様にしたと言っても、そこまで違和感がありませんでした。

 この物語の最後は、マックスが自分の部屋に戻ったら暖かい食事があった、という夢オチなのですが、ここでも日本語版と英語版で違う気がしました。日本語版では、「いつのまにやら、おかあさんにほうりこまれたじぶんのしんしつ」となっていて、夢オチということはわかりにくく、本当に壮大な旅をしてきたのかも、と一瞬思うような印象を受けました。対して英語版では、「and into the night of his very own room」となっていて、「夜の彼の寝室」になるという文が書かれています。ここでは、夢オチということがわかりやすいなと思います。

 このように、私が受けた日本語版、英語版の違いの印象のいくつかを書いてみました。他にも色々あるのですが、特に印象の違いを受けたのは上記のものです。どちらの方が好き、想像が広がる、というのは人それぞれだと思いますが、私は原文(英語版)の方が読み進めやすかったです。日本語版の方は説明的な文が少しみられて、イメージが固まる気がしました。でも、航海の時の描写などは日本語版の方が好きだったので、本当に人それぞれだと思います。

 多言語のものを日本語に直す時は、文化の違いなどもあり訳すのが難しいのですが、この物語は英語、日本語、どちらも違和感がほぼないなと思いました。内容的にも、絵がとても印象的なものですし深読みしていくと色々な発見があると思います。かいじゅうたちとマックスの会話もなかなか面白いです。

 英語の勉強としても、読んでいていいと思います。もちろん子供用絵本なので簡単ですが、「rumps」「vines」「tumbled」「tamed」など、中学英語の単語力では少しわからないような単語も出てきます。先ほど書いた航海の途中の様子も、英語版は前置詞の種類が全て違っているので読んでみると面白いと思います!話の筋は英語も日本語もどちらもわかりやすく、文章を比べるのも面白いので、ぜひ英語・日本語の2パターンで読んでみてください!

 最後までお読みくださりありがとうございました。今回は、『かいじゅうたちのいるところ』を英語版で読んだ時に気づいた、日本語版との違いを考えてみました。有名だし、私も小さいときに親と読んだ本なので勉強としても読書としてもオススメします!

 

〜追記〜

この記事を書いた時(この春に改めて読んだ時)に、私は夢オチと捉えてこの物語を読んでいましたが、今親に、別に夢オチと捉えなくてもいいのでは、と言われました。確かに昔夢オチと思って読んでいた記憶はないので、そこは10年置いて読んで思った印象の違いということになるのでしょうか。夢オチではなく、単純に異世界に行って戻ってきた、と受け取る人の方が多いと思います。絵本でいうとあんびるやすこさんの「なんでも魔女紹介」(小さい時に結構ハマってました)のように、元の世界ではあまり時間が経っていないというような解釈かな?と思います。逆に、時間はそのまま経っているけど母親がずっとご飯を用意し続けていたという見方もあるし、ラストの見方は人それぞれです。

 私は親に指摘を受けてから、書き直そうと思いましたが、もう一つの考えとして書いたのでこのままにしようと思いました。別に夢オチの解釈も間違いではないと思いますが、一応追記として書いておきました!!

 

 

かいじゅうたちのいるところ

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